小笠原聖のふりーとーく
「フロスト×ニクソン」
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
「アナウンサーの仕事で難しい分野は何ですか?」
と聞かれる事が時々あります。
人によって答えは違うと思いますが、
おそらく多くの人が言うであろう答え。
それが「インタビュー」です。
そのインタビューを描いた映画
「フロスト×ニクソン」を昨日見てきました。

全米進出を狙うイギリスのテレビ司会者「フロスト」が
ウォーターゲート事件での失脚から政界復帰を狙う
元アメリカ大統領「ニクソン」を相手に挑んだ
4日間にわたる単独インタビュー。
まさにインタビューという名の「格闘技」を見るような映画でした。
大物政治家に翻弄されながらも、
最後の最後に「謝罪」の言葉を引き出した、その攻防は圧巻の一言。
そして、その陰には地道な取材と調査がある事も見事に描かれています。
まさに「ジャーナリズム」の神髄を見せつけられ、
インタビューの「力」と「怖さ」を改めて感じる映画でした。
THE「枝雀」
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
ゴールデンウィークの最終日は、思いっきりインドアに過ごしました。
外も雨でしたからね・・・東京は。
ふと部屋の本棚を見た時に、まだ見ていなかったDVDが
たくさんある事に気付き、その中でも
じっくり時間を取らないと見られない物を、と選んだのは・・・。

上方落語を語る上では、この人を外す事は出来ない、爆笑王・桂枝雀師匠の
CD&DVD「THE 枝雀」
その独特の大きな身振り手振り、そして真似の出来ない表情の豊かさ、
メリハリの効いた発声、・・・どれをとっても、この方は落語家さんになるために
生まれてきたとしか思えない人。その大きなアクションには批判的な意見もあったそうですが、
小学生の僕は、テレビで見た枝雀師匠の面白さが今でも忘れられません。
その振る舞いを見ているだけで、自然と笑いがこみ上げてくる。
いつの間にか「枝雀ワールド」に引き込まれている、そんな方なんですね。
それでいて、研究熱心でストイックだった枝雀師匠。
うつ病と闘いながら、英語での落語など、挑戦を続けた人でもありました。
ちなみに、このアルバムに収められているのは、1979年から
大阪の朝日放送で放送された『枝雀寄席』のもの。その名の通りに
枝雀さんの落語を中心にしたテレビ番組だったんですが、
落語の番組で、しかも1人の名前が冠に付く番組。その偉大さが分かります。
その枝雀師匠が自ら命を絶って早10年。惜しい人だったなあ、とつくづく感じます。
落語に興味があって、枝雀師匠を知らない、という方は今からでも!!
DVDを見てみる事をオススメします。
ちなみに、この「THE 枝雀」では、CDに「宿替え」「宿屋仇」、
DVDに「代書」「寝床」が収録されています。
つつじまつり
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
・・・と、ものすごくベタなご挨拶から始まりましたが(笑)、
僕はのんびりと過ごしております。
レギュラーのお仕事以外は家で資料整理をしたり、運動をしたり・・・。
そんな中、昨日は文京区にある「根津神社」に行って参りました。

谷中・根津・千駄木というと、今では東京・下町の人気観光スポットとなりました。
そんな根津の街は、ゴールデンウィークに大勢の人で賑わいます。
根津神社のゴールデンウィーク恒例「つつじまつり」です。

敷地の中にある小高い山は、まさに「つつじ山」と化します。
しかも、山の中に入って花を間近で楽しむ事も出来るんですよ〜。
ちなみに、近くまで入るのは有料なので、僕は少し離れたところから(笑)

この根津神社には年に何回か行っています。
というのも、大学時代に住んでいた北海道でお世話になった方が住んでいて
そこに遊びに行くんです。そんなわけで、今回も「つつじまつり」を楽しんだ後は
パーティーを楽しみました!!

小さい頃から知っているお子さんが大きくなっている事にビックリしたり、
新しいお友達が出来たり・・・本当にあっという間の時間。気が付いたら
5〜6時間飲んでいました。あ〜・・・まだ頭が痛い(笑)
勝恵子さんと。
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
ここのところ、おかげさまで様々なお仕事を頂いています。
週末はラジオの仕事、
昨日は4月からの新しい番組「はっぴる」の初ロケ。
(ロケの内容については放送日が近付いたら書きます。)
そして、今日は朝から幕張メッセで企業イベントの司会をしてきました。
ご一緒したのは、テレビのキャスターとして各局で活躍されている勝恵子さんです。

今日のイベントは、紹介する人の数が多く、勝さんと僕とで分担しながらの進行でした。
そのため、本番前にも色々と打ち合わせや相談をさせてもらったのですが、
穏やかで丁寧なお話ぶりはテレビで見る印象そのまま。
本番のイベントでは、女優さんや歌手のゲストさんもいて、
本当に大忙しだったのですが、勝さんのリードのおかげで無事に終了!!
充実した1日になりました。
テレビ好きの僕にとって、フリーアナウンサーになって何より良かったと思うのは
自分がテレビで見ていた方とお仕事でご一緒できること。
今まで何度もそんな経験をさせて頂きましたが、今日また新たなページが加わりました。
「落語家はなぜ噺を忘れないのか」
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
今回のタイトルは、ずばり読んだ本の名前です。
インパクトのあるタイトルにつられて本を手に取り、
著者名の「柳家花緑」を見て、迷わず買いました。

花緑師匠といえば、人間国宝の五代目柳家小さん師匠(故人)を祖父に持ち、
戦後最年少の22歳で真打昇進。現在も「六人の会」をはじめとして
精力的な活動を続けている方。そんな方が落語の「コツ」のようなものを
教える本なのか・・・と思って買ったら、話はもっと深いものでした。
「小さんの孫」というプレッシャーと戦いながら新たな挑戦を続ける花緑師匠、だからこその
葛藤や悩み。その中で、どうやって覚えた噺を「自分の噺」にし、そこに
命を吹き込んでいくのかが、とても分かりやすく書かれています。
花緑師匠というと軽快なイメージを持っている方が多いかも知れません。
しかし、根はものすごく真面目で繊細な方。僕も数年前に
チバテレビの「浅草お茶の間寄席」という番組でインタビューをさせてもらいましたが、
どうやったら多くの人に寄席に足を運んでもらえるか、どうやったら
若い人が落語に興味を持ってくれるのか等々・・・。インタビューが終わった後も、
これからの落語について熱く語って頂いたのを今でもよく覚えています。
たぶん、落語をあまり見た事が無い人がこの本を読むと
「落語家はこういう事を考えて高座にあがるんだ」と違った視点で楽しむ事ができ、
落語を見続けている人は「花緑師匠は、こうやって今の形を作ったんだ」あるいは
「小さん師匠はこんな事を伝えていたんだ」という発見があるはずです。
ぜひ、落語を聞きに行く「前」に読んでみて下さいな。
空飛ぶラーメン
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
最近、とんこつラーメンにハマっています。
元々、ラーメンは大好きで、どんな味でも食べるんですが、
特に最近はとんこつラーメンの店があるとよく入ります。
何でだろう??と考えてみたら、先月の九州の旅で
とんこつラーメンを食べそびれたせいだと気付きました(笑)。
何それ?という方は、過去のブログを読んでみて下さい。
とんこつラーメンといえば、ロケの最中にこんなお店に出会いました。
それは「彩の国ニュース」のロケ中のこと。
「この近くに面白いラーメン屋さんがあるから行きましょう」と
ディレクターさんに言われるがままに向かった
『らーめん楓神』というお店。

出てきたラーメンは、まさに九州とんこつのこってり味。
あっという間に平らげたんですが、僕はその直後にロケで色々と食べる場面があったので
ここで、ごちそうさま。すると、他のスタッフさんは替え玉を注文。
その替え玉が・・・。

と・・・飛んだぁ!!しかも、けっこう長い距離だぞ〜。
聞くところによると、これが、このお店の名物なんだとか。
しかも、的を外れた事は無いそうで、リクエストすれば
お客さんが受け取る役をする事も出来るそうです。
ちなみに、飛んでいたラーメンの中には、受け取った店員さんよりも
ご主人の方に近い席のお客さんの分もありました(笑)。
じゃあ、飛ばす必要無いんじゃない??っていうのは、野暮ですなあ。
吉祥寺「いせや」
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
昨日は、吉祥寺で飲み会がありました。
といっても、お友達のパーティーがきっかけでお友達になった、
という方ばかりの会。ちなみに、集まった14人のうち、
半分が初対面、もう半分が2回目という会です。そう考えるとスゴイ(笑)
そんな会の舞台は吉祥寺。街をゆっくり歩いたのは、約10年ぶりだったんですが、
街がすっかり変わった事にビックリ!!ここは原宿かと思いました。
そんな通りの中にあるお店で2時間ほど飲みながら会話も弾み、外へ出ると8時。
2次会はメンバーの方のご自宅におじゃまして、という事になったのですが、
そこで寄ったお店が、吉祥寺では有名な焼き鳥のお店「いせや」です。

例えて言うならば、原宿の竹下通りの中に
急に新橋のガード下の店が現れた感じ(笑)。
もうもうと立ち上る煙の中を、人が並ぶ並ぶ・・・。
相当な歴史を感じるお店は、1階・2階合わせても相当なお客さんが入れそうですが、
それでも店の前の坂には常に20人近い行列が。それとは別に、お持ち帰りの
焼き鳥を求める人が、違う行列を作っています。
しかも、若い人からお年を召した方まで年齢層が幅広い!!

さっそく温かいうちに頂きましたが、食べてみると納得!!
まず、肉の新鮮さがよく分かる!!シンプルなんだけど、肉の持つ旨味が
凝縮されているんですね。ビールが進む進む・・・。
あと、同じく名物のシューマイも食べましたが、こちらも、とにかく肉がウマイ!!
吉祥寺という激戦区で人気を保ち続ける理由がよく分かりました。
今度は、お店で食べる方の行列に並んでみなくては!!
春を楽しむ。
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
本当に過ごしやすい季節になりましたね〜。
この仕事をしていると、なかなかゆっくり季節を感じる機会がありません。
お恥ずかしい話ですが、番組の中に出てくる映像から
「あっ、もうこんな季節か」って思う事も多々あります。
これじゃいかん!!というわけで、最近は色々と出かけるようにしています。
先日は、こんな催し物に行ってきました。
「寄席・出囃子入門」

寄席の高座袖から、何十年もの間、達人達に出囃子を贈り続けてきた
出囃子三味線奏者の森本規子さんが、貴重なエピソードを交えながら
名人達の出囃子を紹介してくれました。
出囃子は落語家さんのテーマソング。ひとりひとりに出囃子があります。
しかも、それぞれの人の登場のリズムがありますから、それぞれに
呼吸を合わせるのは至難の業。
そして、噺の中のBGMも演奏するのも、大きな役目なんですよね。
「夜桜」を演奏すれば今の季節を感じられるし、
「お菊の皿」のドロドロドロ〜っという演奏が始まれば、
今にも幽霊が現れそうな雰囲気になり、急に背筋が寒くなる・・・。
まさに、音色で四季を感じられました。
さて、聴覚を刺激したら、今度は視覚!!
ゆっくりとお花見をする機会は無かったんですが、
いつも通っている浦安の図書館の近くにある川沿いに
素敵な桜並木を見つけました。

ライトアップされて、なかなかロマンチックです。
賑やかなお花見も良いですが、1人でしっとりと楽しむのも良いもんです。
すると、先日行ったお気に入りのお店の料理にも・・・。

お〜、桜が!!本当に日本人は桜が好きなんですね。
ちなみに、こんな料理も食べました。

春の山菜に水菜とほたるいか。まさに春の味でした。
やっぱりお出かけは良いですね!!
「駅たべ」?名古屋編
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
以前にこのHPで書いたスカパー!のCMが流れているみたいですね〜。
CMで野球選手がヒーローインタビューを受けていたら、聞き手は僕です(笑)。
その中で、名古屋での撮影の帰りに大急ぎで寄ったお店があります。
お店、とは言いながら、正確には駅の「立ち食い」でございます。
名古屋駅の新幹線ホームにある、きしめんのお店「住よし」
実はここ、ビジネスマンの中では超!!有名なお店なんです。
その証拠に、入口には常に行列が出来ています。

僕も小さい頃から何度か寄った事があるお店だったので
今回も密かな楽しみにしていました。
そして今回選んだメニューは「名古屋コーチンきしめん」

今回、スタッフの方にひつまぶしをご馳走になって大満足だった僕ですが、
目の前に「名古屋コーチン」という文字を見たら、やはり食べたくなるでしょう!!
値段は840円と高めでしたが、肉の歯応えや旨味はさすが!!
そして、ここのきしめんはダシがバツグンなんです。
新幹線の出発を待っていた中で、
しかも後ろに並ぶ人の視線を気にしながらだったので大急ぎで食べましたが、
もうちょっと味わって食べたかったなあ。
名古屋に行く機会はもちろん、新幹線のホームにあるので
途中下車して食べる、という手もありますよ(笑)
栃木の思い出
カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく
先週で2年半の栃木通いが終わりました。
主に週の後半に栃木に行っていたんですが、振り返ってみると
本当にバタバタと過ごしていたような気がします。
そんな中、ちょっとした「癒し」を与えてくれていたものがあります。
まずは、鉄道編。1日に1本しか走らない特急列車「おはようとちぎ」です。

「おはようとちぎ」・・・まるで、どこかの放送局の朝の番組名のようですが(笑)
栃木県の黒磯から新宿まで、上りのみ、しかも1日に1本しかない特急列車です。
宇都宮を8時30分頃に出発するんですが、「朝生」が終わって、
すぐに次の仕事がある時に乗っていました。もちろん、時間だけで言えば
新幹線の方が早いんですが、料金で言うと「おはようとちぎ」の方が
1400円くらい安くあがるので、よく利用させてもらっていました。
しかも、席はリクライニングシートでゆったりなので、この列車の中で爆睡し、
次の仕事に備えていました。いや〜、お世話になりましたぁ!!
そして、もう1つ。
宇都宮の中心部にある「二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)」です。
仕事の前後には、よく足を運びました。
「今週も良い放送が出来ますように」「今週もありがとうございました」
まあ、願い事の方が圧倒的に多かったですけどね(笑)。
そして、2年前には、ここを舞台にした「宮まつり」の2時間特番で
司会もさせて頂きました。

栃木は、北関東に位置していながら、東京まで新幹線で1時間足らず。
都市でもあり、観光地でもある魅力的な県です。このところは
U字工事の漫才でも注目が集まっていますし、これからの栃木は
もっともっと面白い県になるんじゃないかな。また時々は遊びに行きたいと思います。