ゴールデンウィークの最終日は、思いっきりインドアに過ごしました。

外も雨でしたからね・・・東京は。

ふと部屋の本棚を見た時に、まだ見ていなかったDVDが

たくさんある事に気付き、その中でも

じっくり時間を取らないと見られない物を、と選んだのは・・・。

 

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上方落語を語る上では、この人を外す事は出来ない、爆笑王・桂枝雀師匠の

CD&DVD「THE 枝雀」

その独特の大きな身振り手振り、そして真似の出来ない表情の豊かさ、

メリハリの効いた発声、・・・どれをとっても、この方は落語家さんになるために

生まれてきたとしか思えない人。その大きなアクションには批判的な意見もあったそうですが、

小学生の僕は、テレビで見た枝雀師匠の面白さが今でも忘れられません。

 

その振る舞いを見ているだけで、自然と笑いがこみ上げてくる。

いつの間にか「枝雀ワールド」に引き込まれている、そんな方なんですね。

それでいて、研究熱心でストイックだった枝雀師匠。

うつ病と闘いながら、英語での落語など、挑戦を続けた人でもありました。

 

ちなみに、このアルバムに収められているのは、1979年から

大阪の朝日放送で放送された『枝雀寄席』のもの。その名の通りに

枝雀さんの落語を中心にしたテレビ番組だったんですが、

落語の番組で、しかも1人の名前が冠に付く番組。その偉大さが分かります。

その枝雀師匠が自ら命を絶って早10年。惜しい人だったなあ、とつくづく感じます。

落語に興味があって、枝雀師匠を知らない、という方は今からでも!!

DVDを見てみる事をオススメします。

 

ちなみに、この「THE 枝雀」では、CDに「宿替え」「宿屋仇」、

DVDに「代書」「寝床」が収録されています。