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小笠原 聖

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小笠原聖のふりーとーく

回ってないのに・・・安い!!

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく

食欲の秋真っ盛り!!というわけで、JCNで放送中の「はっぴる」も大好評!!

僕も、いろんなところで「番組見たよ!!」と声をかけられるようになりました。

正直、僕もびっくりしています・・・。そして、一昨日の水曜日から放送しているシリーズは

ちょっとリッチな「お寿司」特集。もちろん、僕も大好物です!!

 

僕が伺ったのは、JR京葉線の稲毛海岸駅から徒歩7分の「さかえ寿司」

この地に店を構えて30年、ご主人は全国すし連の日本代表も経験された方。

でも、こういうお店のお寿司って、どう考えても高そうですよねぇ・・・。

 

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お店の立派さに緊張している僕が(笑)まず頂いたのは、ランチで大人気のメニュー。

千葉で捕れた魚だけを使った、にぎりのセット「房総にぎり」です。

 

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カツオ、鯛、アジなど豪華な10カンが盛られて・・・なんと千円!!

魚は脂もよく乗っていて、どれも絶品!!しかも、僕の大好きな貝、

アオヤギまであるんです。中身は充分「上にぎり」の風格です。

 

続いても、ランチの人気メニューです。

 

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お寿司に使ったネタの切れ端を使った「まかない丼」これも千円!!

まぐろにサーモン、海老、タコなどなど、具だくさんでボリュームも満点。

しかも、野菜もたっぷりでサラダ感覚で頂けるのがイイ。女性にも好評です。

しかも、様々な具材をまとめるソースには、何と「うに」が使われています。

ほとんど、儲けは無いんじゃないかなあ・・・。

 

いやいや、せっかくなんだから、もう少し豪華なメニューを、という方には。

 

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この贅沢な「ばらちらし」がオススメ。大トロ、金目鯛、ウニ、いくらなどが

これでもか、と入っています。丼の中が輝いているでしょ?

この豪華さで2500円は相当に安い!!贅沢の極みです。

 

おしまいに、1日限定10食の限定メニューを頂いちゃいました。

 

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天然本マグロの頭やカマから取れる希少部位のにぎり。

1カン1カン、全くと言っていいほど違う食感と脂の旨味。

これを食べて、笑顔にならない人がいたら会ってみたい・・・それくらいウマイ。

 

「リーズナブルな価格で、少しでも多くの人にお寿司の美味しさを知って欲しい」

そう語るご主人の心意気がなせる、このラインナップとお値段。

回らないお寿司は高い、というイメージを覆す「あっぱれ!」なお店です。

 

 

カレーとキムチのコラボ!?

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今日は朝からJCN「はっぴる」のロケに行ってきました!!

美味しい物との出会い、そして優しいお店の人との出会いが

たっくさんあったんですが、そちらのONAIRは来月なので

また改めてご報告しますね・・・。

というわけで、今やっている分の放送をご紹介!!

おととい(9日)から15日までの「はっぴる」は

「カレー」を特集しています。

そこで、僕が行ったのは京成線・京成稲毛駅から

徒歩10秒!!という近さにある「日韓 家ごはん 新」

えっ?カレーなのに韓国料理の店?そうなんです。

 

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お隣の青果店と中で繋がっているという、ちょっと不思議なお店(笑)

でも、不思議なのは店構えだけじゃないんです。

おすすめメニューを伺って出てきたのが、

石鍋に入ったビビンバ・・・じゃなくて、

 

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湯気をもくもくと上げるのは、その名も「石鍋キムチカレーライス」です。

上に乗っている温泉卵を崩して食べるんですが・・・これが美味。

表現するなら「あつっ!!」「からっ!!」「うまっ!!」という感じ(笑)

スパイスの効いたカレーと、シャキシャキ感が残っているキムチ、

そして何と言っても、石焼ではお馴染みの「おこげ」が

カレー風味になっている!!というのが、また格別にウマイ!!

ハフハフ言いながら汗をかいて食べるのって、何でこんなに美味しいんだろう・・・。

 

さて、インドと韓国のコラボで口の中が炎上した後は(笑)

韓国の家庭料理でホッと一息「韓国のりまき」です。

 

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韓国料理では定番の一品。でも、僕は食べた事が無かったんです・・・。

中に入っているのは、

「玉子」「にんじん」「かんぴょう」「青菜」「かにかま」「ソーセージ」「たくあん」の7品。

しかも、太巻きの端の部分もご丁寧に添えられていて・・・おかげで中身がよく分かる。

なんだか、子どもが喜びそうな食材(笑)と思ったら、秘密は他にありました。

たっぷりふられた「ごま」と「ごま油」が香ばしくて、一気に酒のつまみになっちゃう!!

恐るべしセサミンパワー・・・。

 

勢いが付いたところで、もひとつコラボメニュー。

今度は「韓国料理」と「イタリアン」です。

 

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これもびっくり「コチュジャンツナパスタ」でございます。

これはズバリ!合います。ものすごく合います。

しかも、上に乗っている韓国のりの香りによって

何倍にも魅力が増しています。

あ〜、今こうやって写真を見返しているだけでヨダレが。

次に行った時は、ロケで頼めなかったビールと共に楽しみたい!!(笑)

「鶴瓶」「南光」一夜限りのコラボ

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最近、僕が一番テレビで見る機会が多い人、それが笑福亭鶴瓶さんです。

「家族に乾杯」「きらきらアフロ」「A−studio」・・・いずれも、

鶴瓶さんだからこそ、の番組。そして、テレビを見ればみるほど、

噺家として舞台に上がる鶴瓶師匠も、また見たくなる・・・というわけで。

 

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行ってきました!!「笑福亭鶴瓶 JAPAN TOUR 2009−2010 『WHITE』」

来年にかけて続くツアーシリーズ、その中で今回は、浅草公会堂での5夜連続公演です。

 

実は、浅草公会堂に入ったのは今回が初めてだったんです。

すぐ近くの浅草演芸ホールは何十回と足を運んでいますし、

浅草公会堂の”前”は何十回と通り過ぎています(笑)

入口の前にずらっと並んでいる、日本の芸能史を飾った方々の手形も

何度も見てきました・・・が、中に入ったのは初めて。

 

驚いたのは、とにかくキレイで広い!!なんたって、

僕のチケットの席は「2階席」なのに、実際には3階(笑)

更に上の「3階席」は、エレベーターで5階に上がるっていうんだから驚きです。

 

でもね、席に座ったら納得しました。なるほど、これは見やすい。

見下ろしているのに傾斜が適度で、舞台との距離を感じない。

おまけに椅子が大きめに作られているので、実にゆっくり座れます。

今回は1人で来ていたので、開場と同時に自分の席に行き

周りをキョロキョロと見回していると、なんと2列前に

TOKYO FMでお世話になっているミキサーさんを発見!!

普段からスポーツや舞台、イベントなど本当に活動範囲の広い方で

一緒に野球やサッカーを見に行った事も何度もあったんですが、

まさか、こんなところで近い席になるとは!?これも鶴瓶マジック、と確信(笑)

 

 

では、そろそろ中身の話を・・・。

 

この5日間の公演には日替わりゲストが登場します。

鶴瓶さんが信頼を置き、愛する人たち・・・。

月曜日が立川志の輔さん、火曜日が春風亭昇太さん、

木曜日は立川談春さん、金曜日は桂三枝さん。

ありがたい事に、この4人の方の高座は拝見した事があります。

残る1人は、まだ見た事が無い・・・だから、この水曜日に来ようと決めました。

この夜のゲストは、桂南光さんです。

 

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東京の方には馴染みが薄いのかもしれませんが、関西では

テレビの司会にも引っ張りだこの方。以前は「桂べかこ」さんとして

「生活笑百科」にも出ていたので、分かる方もいるかもしれませんね。

 

上方落語に詳しい方に話を聞くと、多くの人が言うんです。

「南光さんの落語は見た方が良い」だから、僕も大阪に行った時に見たい、と

思っていたところに、このタイミング。ラッキーでした。

 

そんな会は夕方6時に開演。ブザーが鳴ると幕が・・・上がらずに

袖口から普段着、と思われるラフな格好の鶴瓶さんが登場。

 

『その日の昼に、腰が痛くて整体に行ったんだけど、全然良くならなくて

でも、先生が自信満々にやってくれるから「効いてない」と正直に言えず・・・(笑)』という

鶴瓶さんらしいフリートークからスタート。まさに、これぞ鶴瓶さんのスタイル。

 

そして南光さんの話に。

 

そもそも、鶴瓶さんの師匠・松鶴師匠と、南光さんの大師匠・人間国宝の桂米朝師匠は

大の親友でもあり、共に上方落語を支えた戦友。ただ、桂南光さんは元々は

桂枝雀師匠のお弟子さんでした。しかし、枝雀師匠がこの世を去り、米朝師匠の元に。

 

そして、時が流れる中で鶴瓶さんは自らの師匠の十八番だった「らくだ」という話を

出来ずにいました。そこへ、「らくだをやってみなはれ」と進めたのが、同い年の南光さん。

共に落語に止まらず、テレビでも活躍しながら、良き相談相手でもあったんですね。

ちなみに会場では、映像を交えて、それまでの物語が紹介されました。

しかもナレーションは、フジテレビの福井謙二アナと島田彩夏アナ・・・豪華です。

 

南光さんの披露した噺は「素人浄瑠璃」。すこし、ご紹介すると・・・、

 

世話になっている旦那の”下手な義太夫”の会から何とか逃げようとする

お店の使用人、家族、近所の人々・・・最初は嘘の理由を作って逃げようとするが、

旦那に気付かれ「ならば、ここから出ていってもらって結構!!」と

へそを曲げられた途端、慌てた一同が覚悟を決めて(笑)集結。

まるで大砲を避けるがごとくに、下手な義太夫という敵(?)に立ち向かう様子が

何とも笑える話。

 

でも、この話。最後にもう一つの展開が付いた「寝床」という名前で

よく耳にした事がありました。しかも、南光さんの独特のダミ声から生まれる

個性的な人物像が、より話を盛り上げる・・・うん、確かに南光さんはイイ!!

そして、話を聞き終わった時に考えました。

 

今まで聞いた「寝床」で一番面白かったのは、誰のだろう・・・導かれた答えに

びっくりしました。前にこのブログでも書きましたが、浅草で見つけて買った

落語のDVDの「寝床」で腹がよじれるほど笑った記憶。

その声の主は、南光さんの師匠であった桂枝雀さんでした。

なるほど・・・南光さんにとって、そういう意味が込められた高座だったんですね。

 

 

そして、中入りを挟んで鶴瓶師匠の出番。

座るなり、カタン!!と拍子木を響かせると、枕も無しに話に入った。

 

「おい!らくだ!!」

 

来た!!

きっと会場のみんなが思ったはず。

やはり、鶴瓶さんが選んだのは「らくだ」でした。

いや、むしろ、その為にこの日の会があった、という方が正解かも。

 

「らくだ」は時間が長く、なかなか演じられない噺。

 

体が大きくて動作がのろいから「らくだ」というあだ名の男の家へ兄貴分が訪ねてきたが

当人は前の晩にフグの毒に当たって死んでいた。

そこへ長屋出入りの屑屋が通りかかっちゃう。

こわ〜い兄貴に脅されて、屑屋は長屋を回り、あの手この手で・・・しまいには

らくだの死体まで持って行って、葬式費用に香典、通夜の酒と料理を調達。

 

しかし、集めた酒を飲むうちに屑屋が豹変!!威勢が良くなって立場が逆転することに。

やがて酔っぱらった2人は、らくだを火屋(ひや・今の火葬場)へ樽に入れて運ぶが

途中で中身を落としてしまう。しかも、慌てて戻った二人は、酔いつぶれて寝ていた

生きている他人を入れて火屋へ。やがて目を覚ました酔っぱらいは、

火にかけられて大慌て!!「ここはどこだ」「火屋だ」

「ああ、冷酒(ひや)でもいいから、もう一杯」というお話。

 

ところが、この師匠の十八番に、鶴瓶さんは「続き」を作りました。

実は、途中で落とされた「らくだ」が生きていた・・・そして、長屋へ帰ると

2人がまだまだ呑んでいた・・・「えっ?らくだの幽霊!?」

「なんてこと、しやがるんだ!!おまえ達を、火屋へ持って行ってやる!!」

「ああ、冷酒でもいいから、もう一杯」

 

そう、同じ言葉での「二度オチ」僕も初めて聞きました。

う〜ん・・・イイですね。この発想も鶴瓶さんらしい。

終わったあとに鶴瓶さんが「師匠が聞いたら、怒らはるやろなあ」と

照れくさそうに話していたのが、感動を増幅させました。

 

鶴瓶さんの噺には、笑いだけではない「人」がいる、「感動」がある。

そして「物語」がある。3時間近くの会で、鶴瓶さんも南光さんも、1つずつの噺。

一夜限りの夢、でございました。少しは、この感動伝わったかな・・・。

(長くなっちゃってすみません。最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。)

 

「怪物伝説」の真相

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気が付けば、フリーアナウンサーとして野球中継に関わらせてもらってから

5年以上が経ちました。野球中継の一番の醍醐味は、次の瞬間に何が起こるかを

みんなが同時に感じられること。そして、その瞬間を一番早く伝えられることです。

 

振り返ってみると、僕が球場で見てきた試合の中にも

「今にして思うと・・・」という貴重な場面がたくさんありました。

劇的な幕切れとなった試合、ある選手の成し遂げた大記録を目撃した試合、

花道を飾った試合・・・。

 

そして、解説者の皆さんは

自身の選手時代の体験を含め、より多くの歴史を目撃しています。

その中で、一番多く登場する人物が、江川卓さんです。

 

こんな本を見つけました。

 

 

 

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タイトルは「真実の一球」

ジャイアンツの元エース、そして現在はスポーツキャスターである江川卓さん。

その江川さんの高校時代、作新学院時代の投球の「スゴさ」を

関係者の取材によって1冊の本にまとめたものです。

 

僕も巨人時代の江川さんのピッチングは、少しの記憶があります。

でも、高校時代の江川さんは、まさに「怪物」だった、ということが

インタビューの記録から伝わってきます。

 

「高校生でストレートが160キロは出ていた」

「ボールが手元に来て、本当にホップしていた」

 

実際に江川さんと対戦した方々が、30年以上の時を経て

真剣に表現するという事実。にわかには信じがたい話も、

話を読んでいると「本当にそうだったのかもしれない」という気がしてきます。

 

相手チームの対戦前の目標が「完全試合・ノーヒットノーランをやられないこと」というくらい

とても打てそうに無いボールを投げていたという江川さん。しかも、全ての人の表現に

共通するのが「プロに入ってからよりも高校時代、しかも2年の時が一番凄かった」という点。

その頃の江川さんを僕が取材していたら、どんな印象を持ったんだろう。

それより、江川さんの本当の凄さを捉え切れていただろうか・・・。色々と考えてしまいます。

 

しかも、江川さんと実際に対戦し、ヒットやフォアボールで出塁した数少ない証言者。

その中に、僕が取材や放送席でご一緒した方が3人もいらっしゃいました。

今年の夏の高校野球千葉大会で解説をお願いした方も

江川さんからヒットを打っているんです。

 

凄い方とお仕事をさせてもらっているんだな、と改めて感じました。

次に会った時には江川さんの事を聞いてみよう、と

少しミーハーな気持ちにもなりました。でも、僕がそんな事をしたら

「なんだよ〜、他のファンと一緒じゃないか!!」と笑って突っ込まれそう。

 

そして、この本のもう一つの魅力は、江川さんと対戦したり

江川さんのチームメイトになったりと、あらゆる形で「江川卓に影響を受けた人」の

人生を追った物語の数々。そこには、我々が知らなかった感動がたくさんありました。

「1球」が人生を動かすという事が、本当にあると教えてくれました。

野球がもっと好きになる本、ですよ。

 

「ことば」のちから

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僕のホームページのタイトルにもなっている「かたり職人」。

その「かたり」の神髄を、この週末、目の当たりにしてきました。

元NHKのフリーアナウンサーの皆さんが設立した「ことばの杜」

その2周年を記念した会「朗読で綴る太宰治の世界」です。

 

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今年、生誕100年を迎えた太宰治の作品を、

山根基世さん、広瀬修子さん、

そして「その時歴史が動いた」の名ナレーションが

記憶に新しい松平定知さんなど、

ベテランアナウンサーの皆さんが朗読する舞台。

 

話のあらすじを、同じく元NHKの宮本隆治さんが紹介し、

チェリストの柏木広樹さんが、それぞれの話からイメージして即興をします。

柏木さんといえば、映画「おくりびと」で主演の本木雅弘さんに

チェロの指導をしたことでも有名。・・・なんとも、豪華な会でした。

 

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この会の感想を、どういう風に表現したら良いんだろう・・・。

どのように記したら、感動が伝わるんだろう・・・とても難しいです。

 

とても「すごい」という簡単な言葉だけでは表現し切れませんでした。

 

まず「朗読」という世界の奥深さ。語り部が言葉を発すると、そこには

不思議なほどの情景が浮かぶのです。そして、観る者は話の世界に吸い込まれていく。

 

山根さんの読む「津軽」では、登場人物の感情が手に取るように伝わり、

松平さんの「人間失格」では、立ち直れないくらいのどん底に落ち、

広瀬さんの「富嶽百景」では、美しい山の頂が映る・・・でも、

「富士には月見草がよく似合う」は、実際に見た光景では無い、という話にビックリ。

月見草は太陽が昇るころには萎んでしまう。よって、その景色はフィクション!?

といった、ユニークな角度からの話が出たのは後半のトークショーでのこと。

 

最初は、アナウンサーの世界の大先輩である皆さんの朗読を勉強しよう!!と

意気込んで出かけていきましたが、終わってみると

太宰治の作品の面白さが、ただただ印象に残りました。

つまりは・・・それだけ聞く者に「届く」朗読を楽しませてもらったということ。

 

そして何より驚いたのは、家に帰ってからでした。

映画よりも舞台よりもコンサートよりも、素晴らしい朗読を聞いた余韻が

もっともっと長く続く事に気付かされました。

こんなに穏やかな気持ちで床に就いたのは久しぶり。

自分たちの仕事である「ことば」「かたり」の素晴らしさを

改めて教えて頂きました。次回の公演も、ぜひ行こうと思います。

ブラックブラックナイト

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プロ野球のペナントレースも、残すところあと1ヶ月。

そう思うと、急に名残惜しくなってきて・・・今日も午後からマリンに行ってきました。

今日のマリンスタジアムは「ブラックブラックナイト」ということで、

普段はアウェーで使われる黒いユニフォームを着て、

選手もファンも試合に臨みました。

 

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しかも、今日の席は久しぶりの外野応援席。

やっぱり何度来ても、ここの雰囲気は良い!!

周りの人と一緒に声を出しているうちに、

あらゆるストレスが体から飛んでいく気がします。

 

そして、今回座った席はホーム応援席の中でも

ある選手の応援を強化する席だったんです。

 

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その応援とは、ロッテの4番を打つ大松選手の時のこと。

ホームランバッターの大松選手に「ここまでホームランを打って来〜い!!
」という意味を込めて

虫取り網を持つんです。今まで、自分が担当した中継でも何度も見てきた光景。

でも、自分で持ったのは初めて・・・なんだか嬉しい(笑)。

しかも、大松選手が打席に入ると共に、どこからともなく

応援団の人が「すみません。この網を持って、隣の方に回してください」と現われ、

大松選手の打席が終わると回収に来てくれます。しかも、全打席。

こんなところでも、ロッテの応援の工夫ぶりが分かるでしょ?

そして外野席といえば、他にもお楽しみがあります。

バックスクリーンの裏にある売店、その名も「サンマリン」です。

 

 

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まずは、マリンスタジアム名物の代表「もつ煮込み」

内野席の売店でも売っているんですが、「サンマリン」の方が人気が高いんです。

味の違いで言うと、「サンマリン」の方が、よりさっぱりで生姜の香りが効いています。

今日は涼しかったので、もつ煮がいつも以上の人気。まさに飛ぶように売れていました。

 

 

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そして、こちらは「サンマリン」の新名物「フランクロール」

ウインナーの周りに記事を巻き付け揚げたもの。

これがビールに合うのなんの・・・相性バツグンです。

アメリカンドッグに似ていますが、もっと生地が軽くてフワフワです。

ぜひ一度、お試しを・・・。

 

 

さて、そんなマリンスタジアムの試合には

いろんな企業がスポンサーに付いての企画が行なわれます。

今日はJAグループ千葉が、「ちばの新米PRイベント」を行ないました。

そして、入場時にラッキーナンバーカードが配られ、5回裏終了後に

バックスクリーンで抽選番号が発表されました。

僕も周りの人と一緒にカードと照らし合わせてみると・・・。

あ・・・2等に当選してる!!(笑)何度も番号を照らし合わせたけど、やっぱり合ってる!!

つい大声をあげちゃいましたね。

 

 

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しかも、一緒に観戦したチバテレビのスタッフさんご夫婦も2等に当選。

よく考えたら、一緒に入場してカードをもらったから、連番だったわけだ(笑)。

その2等の商品は、ちばの新米「ふさこがね」2?でございます(ちなみに1等は5?)

それにしても、まさか野球を見に行ってお米をお土産に持って帰るとは!!

おかげで、試合に負けた事も気になりませんでした(笑)

って、また負けたんかい!!最近のロッテは打てないんだよなあ。

シーズン終了までに、最低でも1回は(仕事とは別に)マリンでリベンジ観戦しようと思います。

記念日レストラン

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突然ですが、皆さんはレストランを選ぶ時に、どういう点を基準にしますか?

もちろん、料理の味、そして値段・・・でも、その他にも大事なポイントはありますよね。

 

今日から1週間放送するJCN「はっぴる」では、いつもとは少し角度を変えて

「料理と雰囲気を楽しむお店」というテーマでお送りします。

 

私が行ってきたのは、普段はロッテ戦の中継で大変お世話になっている街「海浜幕張」

といっても、マリンスタジアムや幕張メッセがあるのとは反対側の北口です。

普段めったに歩かないエリア・・・でも、駅からわずか2分の場所に

今回のお店があります。

 

 

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天井の高さが特徴的な今回のお店は『CENTENARIA(センテナリア)』

とても開放的な店内で、カジュアルフレンチが楽しめます。

取材に行った日は晴天で、しかも昼前だったため

お店の中にも、外から気持ちの良い光が入っていました。

 

そして、それ以上に印象的なのが、スタッフの皆さんの接客。

ホスピタリティ溢れる対応で、こちらの気持ちまで明るくなってきます。

 

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そんなお店の料理は、なんと女性シェフの方が作る多彩なメニュー。

盛りつけにもこだわったコース料理を頂きました。

 

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見た目にも美しく、しかも野菜をたくさん摂れるようにしてあるところは

さすが、女性シェフの心遣いが光っています。このコースでお値段は1500円。

かなりのお値打ちだと思いますよ〜。ちなみにスープとデザートは日替わり。

メインは肉と魚から選べます。

 

また、このお店のもう一つの特徴として

パーティーやサプライズプランに力を入れているんです。

仲間や友達との「記念日」に使って欲しい、というのが

お店の大きなテーマなのだそうです。そういうお店って、なかなか無いですよね。

そういう人にぴったりなのが、リゾート感溢れる屋外のガーデンソファ。

 

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1日限定1組で、ゆったりした時間が過ごせます。

天気の良い日の夜には、星空の下でディナーが楽しめます。

しかも、この場所でプロポーズをしたカップルもいたそうで、

事前に計画を聞いていたお店の人は、成功の報告を聞くまで

気が気じゃなかったそうです(笑)。

 

でも、そんな大切な場所に使いたくなるお店、という事が

一度行けば分かると思います。

ちなみに、結婚式や二次会などの大人数使用の場合は貸し切りも出来るそうで、

まさにお祝い事にはピッタリのレストラン。

マリンスタジアムの行き帰りにも寄れるし、僕も今度は個人的に使おうと思います。

まあ、連れて行く相手がいるかどうかが、いつもの問題ですが(笑)

埼玉高速鉄道の旅・後編

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

昨日の続きです。

衆議院選挙の投票をして家に帰ってきてから、

開票特番の仕事に行くまでの時間を利用して書いています。

 

今回の旅の舞台である「埼玉高速鉄道」の各駅には

ホームからの転落防止用にホームドアが設置されています。

そのホームドアを含め、それぞれの駅のイメージカラーを決めているので

行く先の駅は違った雰囲気です。同じ地下駅なのに不思議です・・・。

 

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さて、浦和美園駅を出た僕が最初に降りたのは戸塚安行駅。

植木の街としても有名なこの街のオススメスポットを

駅員さんに聞いて見て、向かったのが・・・。

 

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今年の4月にオープンしたばかりの「万葉植物園」です。

その名の通り、万葉集に詠まれた植物を集めた植物園で

その数は現在も増え続けているんです。

 

植物の横には解説板が立てられていて、

その植物を詠んだ代表的な歌と作者、そして

その歌の現代語訳も書かれています。

現代生活で忘れがちな、ゆったりした時間が流れています。

 

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植物に癒された後は・・・お腹が空いてきました(笑)

そこで、旅の締めくくりに降り立った駅は「鳩ヶ谷」

 

夕日に照らされながら向かったお店は

市役所の近くにある「居酒屋たぬき」

やっぱり、ここはビールでしょう!!

 

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・・・という展開は、さすがにありません(笑)。こちらのお店で出される

鳩ヶ谷名物のB級グルメを食べに行ったんです。

鳩ヶ谷市内に工場がある「ブルドックソース」と、埼玉県産のうどんを合わせたグルメ。

「ソース焼きうどん」です。

 

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焼きうどんというと、しょうゆっていうイメージがありますよね?

でも、甘すぎないさっぱりソースとうどんの相性も抜群!!

かつおぶしと紅ショウガを乗せると、よりさっぱり頂けます。

 

ちなみに、こちらのお孫さんがご主人のお手伝いをしている、との事で

ロケの時にも出てもらいました。「お待たせ致しました!!

こちらが鳩ヶ谷名物のソース焼きうどんです」うん、お上手!!と思ったら

前の日から練習していたんですって。かわいいなあ!!

そんなこんなで、今回の旅も大満足のうちに終わりました。

 

あ、そうそう。実は今回の放送前、番組ディレクターの永井君が

こんな物を持って、控え室にやってきました。

「この前のパティシエの取材に行ったら作りたくなって」と

持ってきたのが、なんと抹茶のケーキ。

 

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生地もクリームも、完全な手作りです。しかも、甘さの加減がちょうど良くて

お店の物よりも美味しい!!というのも、この永井くん、男性スタッフでありながら

お菓子作りが大の得意なのです。以前にティラミスを作ってきてくれた事もありました。

番組でスイーツを取り上げたのをきっかけにケーキを作ってきてくれたなら、

今度から2週に1回くらい、スイーツの特集やりたいなあ(笑)

埼玉高速鉄道の旅・前編

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

きょう放送のテレ玉「週刊彩の国ニュース」、特集は

久しぶりとなる僕の企画「埼玉鉄道の旅」をお送りしました。

今回の旅の舞台は埼玉高速鉄道「SR」、

平成13年3月に開業した、比較的新しい路線です。

 

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旅のスタートは始発駅の浦和美園駅。

なんといっても、埼玉スタジアム2002の最寄り駅としての役割が大きいんです。

その駅舎には、それがよく分かるデザインが、そして駅前には

スタジアムで使われているのと同じ芝が植えられ、

スタジアムが維持管理をしています。

 

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埼玉スタジアムでは、施設の中を回ることが出来る見学ツアーをやっています。

普段は水曜日・土曜日と日曜・祝日にやっているのですが、この日は特別に

コンダクターの神本さんに案内をして頂きました。

ちなみに僕の分のユニフォームは、スタッフが準備してくれた物です(笑)

 

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こちらは、選手がピッチに登場する前の準備をするエリア。

床の色が紅いのは浦和レッズ・・・とは関係なく(笑)

選手の闘争心をかき立てるため、なのだそうです。

 

横の壁にはスタジアム完成から今までの、全ての試合の記録が残されています。

そして写真の奥の方に見えている階段。

サッカーファンの方はご存じだと思いますが、スタジアム建設中の頃、

当時の日本代表監督だったトルシエさんが、視察の際「階段が狭い」とつぶやいた為、

急遽、幅を拡げる工事が行なわれた通称「トルシエ階段」です。

 

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そして、やはり見る者を興奮させるのはロッカー室ですね。

見学ツアーの際は、レッズや日本代表のユニフォーム(しかもサイン付き)が飾られ、

雰囲気も満点です。思ったよりも清潔感があって、完成したての建物のようでした。

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そんな埼スタの最寄り駅とあって、試合の日の浦和美園駅は大混雑するんです。

そこで、普段は使われていないホームを、混雑する日に限って開放し

乗る人と降りる人の導線を確保するんだそうです。

しかも、このホームだけ、レッズカラーに彩られています。

 

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ちなみに、SRではサッカーの試合開催の度に、チケットの売り上げ状況を確認し

そこから観客数、そして電車の利用客数を予測して、臨時電車を走らせたり

臨時ホームを開放するか判断したりするそうですよ。そういう裏話も、

鉄っちゃんの僕としては興味深い!!(笑)

そんなわけで、前編はここまで。えっ?まだ電車に乗ってない??確かに(笑)

高層ビルに囲まれ乾杯!!

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく

いよいよ8月も残りわずか・・・。そこで、夏らしい過ごし方をしようと

ビアガーデンに行ってきました!!

・・・とはいっても、実はビアガーデンは今年3回目。

そのうち1回目は、夏の初めに「教えて!からだのミカタ」のスタッフの皆さんと

神宮外苑の「森のビアガーデン」に行きました。

 

そこで、今回は「森」と対照的なビアガーデンに行ってきました。

それは、すばり「都会」のビアガーデン!!

 

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場所はお江戸東京日本橋。三越屋上の「ビアガーデン日本橋」です。

もう、東京のサラリーマンの皆さんはお馴染み、でしょうね。

老舗ならではのレトロ感と、都心の真ん中にある不思議な開放感。

まさに、ビアガーデンのためにあるような空間でした。

 

とはいえ、ほとんどの席が予約席。数日前に問い合わせをした時には

「もう8月分は連日満席です」との返事を聞き、わずかな当日席を狙って

行ってみたところ・・・ギリギリ座る事が出来ました。

 

そして、足を踏み入れた空間は・・・まさに天国でした(笑)

 

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システムは「食べ飲み放題」入口で料金(男性3401円、女性2901円)を払って

ビールジョッキとお皿を受け取ったら、あとは好きなだけ食べる飲む食べる飲む・・・。

バイキングスタイルで料理を楽しむのですが、その種類が多いこと多いこと。

パスタに中華、揚げ物にタイ料理、さらに和食のお総菜まで50種類を軽く超える品が

出来たての状態で並んでいるんです。しかも、時間の経過と共に新しいメニューも。

もう、ホテルのランチバイキング並みの豪華さ。

さらにお酒もビールやサワーだけでなくワインも楽しめて言う事無し!!

 

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思い切り食べて飲んだ後の締めくくりは、ビアガーデンでは

なかなかお目にかかれない「タイカレー」

あまりの美味しさに、写真を撮るのを忘れていて、

2口ほど食べてから撮影しました(笑)このあと、デザートもちゃんと頂きました。

営業が9月11日ということで残りわずかですが、

問い合わせをした上で、ぜひ行ってみてください。本当に本当にオススメです!!

 

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