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小笠原 聖

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小笠原聖のふりーとーく

新発見!韓国料理

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最近、1日が過ぎるのが速く感じるようになりました。

外でお仕事をさせてもらって、家にいる時は野球中継の資料作り・・・というのが

ここのところのサイクル。飲みに行く事も少なくなりました。これって健康的、なのか?(笑)

そんな慌ただしい1日ですが、朝だけは韓国茶を飲みながらゆっくり過ごす時間を作っています。

その「韓国茶」に出会った店をご紹介します。

 

今日から1週間放送のJCN「はっぴる千葉」は、千葉市中央区にあるお店

「コリアンダイニング・スラッカン」を僕がリポートします。

 

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昨年12月にオープンしたという、このお店。清潔感と開放感に溢れています。

店内も、本場・韓国の雰囲気を再現した特徴的なものになっています。

ドラム缶のような丸いテーブルとイスがあるんですよ。

 

そんなお店で頂けるお料理、まずはランチメニューから

お店で人気の「十菜ビビンバ」です。

 

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名前の通り、色とりどりの野菜がたっぷり入っていて栄養バランスもバッチリ。

食べる直前にご飯を入れて混ぜるというのも、他とは違いますよね。

シャキシャキとした野菜の食感と、甘くてピリカラのコチュジャンがよく合います。

 

続いては、午後のメニューにある「お茶の飲み放題」です。

 

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なんと、こちらのお店では午後2時〜5時を「ティータイム」として

5種類のお茶が1000円で飲み放題なんです。

左上から時計回りに「ゆず茶」「ユルム茶(木の実入りきなこ茶)」

「サンファ茶(漢方茶)」「センガン茶(生姜)」「五味茶」となっていて、

単品でも400円で楽しめます。さらに、韓国菓子1個付き。

 

僕のお気に入りは「ユルム茶」と「五味茶」、

「ユルム茶」はきな粉の甘みと、木の実の食感が楽しめてホッと出来る味。

「五味茶」は、ラズベリーティーをイメージしてもらうと近いかもしれません。

甘酸っぱくて、こちらも飲みやすい。というわけで、この2つを収録後に買っちゃいました(笑)

それくらい、オススメです。

 

それにしても、このお茶が3時間飲み放題だとお客さんが長居しちゃうのでは?

と思ったら、それがご主人の金さんの願いなんだそうです。お茶を飲みながら

お客さん同士で盛り上がってもらい、韓流の仲間が増えてくれたら嬉しい、とのこと。

さらに韓国のドラマなど、韓流情報の掲示板や物品コーナーも充実しているので

韓国の事をもっと知りたい方にも、うってつけです。

 

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韓国茶でお腹が元気になったところで、またガッツリと(笑)

韓国料理の定番メニュー「サムギョプサル」です。

日本のお店でもすっかり有名になりましたが、こちらのサムギョプサルは1ランク上!!

使っている豚バラ肉がとろけて甘い!!しかも、包む葉っぱも10種類有ります。

香りの香ばしいものやピリ辛なものなど、アクセントを付けてくれるので食べ飽きません。

僕が今まで食べたサムギョプサルの中で、ナンバー1です。

 

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そして最後のシメは、もちろん韓国のお酒「マッコリ」

本場ならではの「生マッコリ」を、やかんに入れて出してくれます。これも本場スタイル。

しかも種類が豊富なので、大人数で行って、飲み比べてみるのもオススメです。

 

そしてお料理以外にも、ご主人・金さんのお人柄が最高なのが印象的でした。

一度行ったら、また行きたくなるお店ですよ。しかも、今回の放送では

ご主人が相当に大盤振る舞いの視聴者サービスをしてくれています。

そちらも、ぜひ活用して下さい。お店までは、京成線の千葉中央駅から歩いて3分です。

 

中目黒さんぽ+α

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昨日から今日にかけては、色々とお出かけしてきました。

まずは昨日の話から。TOKYO−FMの泊まり勤務が終わってから中目黒へ。

前にもこのブログで書いていた、愛川欽也さんの「キンケロ・シアター」で

愛川欽也さんの監督作品「昭和の紅い灯」を見てきました。

 

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昨年にキンケロ・シアターのこけら落とし作品で上演された舞台の映画化。

もちろん、その時と同じく、テレ玉「彩の国ニュース」のパートナー・西野七海さんも

出演しています。僕は昨年の舞台も見に行ったんですが、それに増して

愛川さんの作品に対する情熱がひしひしと伝わってきました。

昭和11〜12年の築地が舞台なのですが、僕たちの世代が見ても

心が熱くなる作品でした。今月30日まで連日上演されていますので、ぜひ!!

 

その後は、すぐ近くの目黒川沿いをぶらぶら・・・。

 

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さすがに、ほとんどが葉桜になっていましたが、

それが日差しを受けてキラキラと輝いている感じが美しかったです。

さらに、中目黒駅から20分ほど歩いていくと、1本だけ満開の木が。

 

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違う種類の桜のようです。周りの緑に囲まれて

1本だけパッと華やかに咲く様子は、洞窟の奥にお宝を見つけたような感じでした(笑)

 

・・・と、この桜の話を今日のイッツコム「地モトTV おかえり!」のオープニングでお話ししました。

 

そして、今日の番組では溝の口駅近くにある青果店「八百八」の店長・斉藤敬さんを

ゲストにお招きしてお話を伺いました。

 

この斉藤さん、28歳と若く、しかも元々はラーメン屋の会社に入ったという変わり種。

その中で野菜の魅力に目覚め、今では青果店の店長さんなんです。

おかげで、新しい野菜の仕入れにこだわるだけでなく

ちょっと変わった調理法もお客さんに伝授しているんだとか。

さらに、青果店とは言いながら自家製の漬け物も販売し、こんなメニューも。

 

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そう、たい焼きです。しかも、野菜入りのたい焼き。

今日持ってきて頂いたのは「カレー」と「あんこ」の2種類なんですが、

カレーには、きのことニラが入っていてシャキシャキとした食感(野菜は毎日変わるそうです)。

一方のあんこには、さつまいもが皮ごと入っていて、

たい焼きと焼き芋を一緒に楽しめる、っていうわけです。

ユニークなだけじゃなくて、味も僕の太鼓判です!!

まさにアイデア満載の青果店「八百八」は、溝の口駅から徒歩2分。オススメです。

自由が丘さんぽ

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今日は2週目に入ったイッツコム「地モトTV おかえり!」の放送日。

その生放送の前に、寄り道をしてきました。

きっかけは、月曜日の番組で視聴者の方から頂いたメール。

「自由が丘駅の近くに、電車が見えるカフェがありますよ」という情報でした。

自由が丘駅から1分のところにある「Trainchi(トレインチ)」という商業エリアの中の

パン屋さん「ASANOYA」です。1階のパン屋さんで買ったパンを持って

2階のイートインスペースへ。

 

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いや〜、思った以上の見晴らし!!窓が大きく、とても清潔感のある場所でした。

しかも、テーブルも大きいので買った物を置いても、まだまだスペースの余裕が。

周りを見ると、なるほど・・・パソコンを広げたり資料を広げて仕事をしている人が。

まあ、僕の場合は外の景色を見ていれば飽きないんだけどね(笑)

 

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食べた3種類のパンの中で、一番のお気に入りは「夏野菜のフォカッチャ」。

ブロッコリー、カリフラワー、トマト、空豆などの野菜とクリームソースの相性が抜群でした。

 

今日の番組のオープニングで喋るネタも出来て(笑)もう少し周りをぶらぶら・・・。

自由が丘の駅から続く商店街には、あちらこちらにプランターがあり

色とりどりの花が咲き誇っていました。

 

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冷たい雨の中でしたが、なかなか楽しいお散歩になりました。

これからも、番組で情報をもらった場所には

出来るだけ足を伸ばしてみようと思っていますので、

オススメの場所があったら是非教えて下さい!!

新「はっぴる」本格ランチ&スイーツの喫茶店

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先月まで、僕のブログで「グルメネタ」のうち9割を占めていた番組(笑)

JCNで担当させてもらってきた番組「はっぴる」が

4月からリニューアルスタートしました。

 

今月からは、JCNグループ各局がそれぞれの地域のお店を取材しお届け。

その中で僕は、千葉エリアのお店を紹介する「はっぴる千葉」を

同じ事務所の島津美貴さんと交代で担当し、1回の放送で15分かけ

1つのお店の魅力をじっくりお伝えしていきます。

また、放送はこれまで通りJCN千葉のほか、市川・習志野・葛飾でもご覧頂けますよ。

引き続き、よろしくお願いします!!

 

そんなわけで、今日から1週間の放送で僕がご紹介するお店は、こちら。

JR都賀駅の目の前にある「Cafe & cakes Laughin’(ラフィン)」です。

 

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ドラマに登場しそうな街のおしゃれな喫茶店でしょ?。

広々とした店内は暖かい色の照明で落ち着いた雰囲気。

そして何より、メニューが充実しているんです。

 

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まずは、さっそく入れ立てのコーヒーを頂きました。

こちらのオーナー・渡邉さんの入れるコーヒーは

チェーン展開するコーヒーショップに多い「深煎り珈琲」とは異なる「浅煎り珈琲」、

年季の入った珈琲ミルで挽いた「挽きたて豆」のコーヒーは、香りが違います。

普段は砂糖とミルクを入れる事が多い僕ですが、ブラックのまま素材の良さを満喫しました。

 

続いては、ご主人自慢のランチメニューを頂きます。

 

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まずは自慢のカルボナーラ。濃厚なコクがあるのに、くどくない。

たっぷりのボリュームなのに、スイスイと食べられちゃいます。

 

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もう一つ、こちらのカレーも人気メニュー。

専門店も顔負けの深みのあるカレーです。後からジワ〜っと辛さがやってくる大人のカレー。

ライスとナンが両方付いているのも嬉しい限りです。

 

そして、いよいよスイーツに突入!!

 

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どうですか!?この華やかなケーキの数々。それもそのはず。

実はご主人、カフェをオープンする前はパティシエだったんです。

店頭に並ぶ品々を見ていると、心が弾みます。

 

そんなメニューの中から頂いたのは、こちら。

 

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シュークリームとクレームブリュレです。この中にも、ご主人のこだわりが!!

 

まずシュークリームは、ふわっとした皮の食感を味わってもらうために

注文を受けてからクリームを詰めます。濃厚なカスタードクリームと生クリームが

シューから完全にはみ出している!!(笑)カスタードクリームは「パティシエの命」と

言われるだけあって、ご主人の自慢の味を堪能できます。

 

一方のクレームブリュレも、食べる直前に表面を焦がしてくれるので

香ばしさと甘さと苦みのバランスを存分に楽しめます。

だから、クレームブリュレはテイクアウトは出来ません。ここも「こだわり」!!

 

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そして最後はチョコレートパフェ。もう、スイーツ男子の僕にとっては天国です(笑)

どこか懐かしく、それでいて本格的な品々を提供してくれるご主人。

そんなオーナーご夫妻の素敵なお人柄も、このお店の大きな魅力!!

ぜひ、ゆったりした時間を過ごしに出かけてみて下さい。本当にオススメです。

 

そして!!オススメといえば、番組の視聴者特典が今月からパワーアップしました。

これまでと同じく、番組を見た方がお店でご利用頂ける特典に加えて、

来店時に使える「クーポン」のサービスもスタート。

詳しくは、今日から1週間放送の「はっぴる」千葉をご覧下さい。

落語強化月間その?

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先週の初日に続いて昨日、桂文珍さんの「国立劇場10日連続独演会」に

行って参りました。1週間の間に国立劇場前の桜もだいぶ様変わり・・・。

それでも、まだ一部にはきれいに残っていました。

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とはいえ、会が終わった後には桜の事をすっかり忘れるくらい(笑)

中身が濃かったんですよ〜、この会が。

 

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ざっとご紹介すると、

月亭八天「かわりめ」:酔っ払いの亭主が登場するお馴染みの話。

              でも、上方風になると、また味わいも新鮮。

桂文珍「船弁慶」:仲間から船遊びに誘われた亭主と「恐妻」の描写が面白い。

立川志の輔「新・八五郎出世」:妹・お鶴をお殿様の嫁にやった兄・八五郎が、

                     お世継ぎ誕生の報を受けて屋敷に呼び出される。

                      笑って笑って、最後にはホロッとさせられる展開が秀逸。 

桂文珍「粗忽長屋」:先代の小さんさんの十八番を文珍さん風にアレンジ。

             文珍さんの口調ならではの軽快さが、新たな味わいに。

 

昨日は初めて落語を聞きに来た(らしい)人も多く、そういった方にはぴったりだったのでは?

また僕にとっても初めて聞く噺あり、新たなアレンジの噺あり、で

密度の濃い時間を過ごせました。来週は「強化月間」のシメが待っています(笑)

大感激!山崎いさおさん舞台

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今日は事務所の先輩である山崎いさおさんが出演する

舞台『Project ONE&ONLY 「TheLoving」 』を見に下北沢へ行ってきました。

お芝居を見に行くのは大好きなんですが、今まで見に行った回数は

まだ10回程度と初心者レベル。

しかも今回は初めての「二人芝居」とあって興味津々でした。

 

山崎さんの役柄は、妻子がある「文学者」であり「先生」。

お相手の溝口亜紀さんは、恋仲になった女性の役。

人間の深層心理を見事に写し出す中で、最後には驚くべき展開が待っているストーリー。

しかも2人で作り上げた世界がどんどんと見る者を引き込んでいって、

70分という時間があっという間・・・驚きの世界でした。

 

さらに今回の公演は、異なる演出家と俳優による3つの組があるんです。

一つの作品から、別々の顔が生まれるという新たな世界。

しかも会場である下北沢の「小劇場・楽園」は、演者と観客の距離が近い。

まさに、一緒に物語の部屋にいる状態で、お芝居を”体感”出来るんです。

さすがは演劇の街・下北沢。

チャレンジ精神に溢れる舞台は、見る側に大きな刺激となって伝わってきます。

 

客席には事務所の仲間の中村まりさんも来ていて、

終わった後に二人で『良かったね〜』『すごかったね〜』と、

やたら興奮しちゃいました。

喋りを生業にしているのに、感動と興奮があまりにも強すぎて

うまく表現する言葉が出てこないもどかしさ・・・その勢いで

『いさおさん、一緒に写真撮って下さい』と駆け寄った姿は

事務所の仲間というより、ミーハーなファンそのものでした(笑)

 

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僕たちの仕事は基本的にフリーで、『同僚』と明確に呼べる人がいない分

事務所の先輩がこうやって活躍しているのは本当に誇りです。

そして、同じ事務所の仲間でこういう時に知っている顔が集まるのは

最高に嬉しい時なんです。

まさに『心の栄養』をたっぷりと頂きました。

 

今後は9月末に新しい舞台が予定されているとのことで、

事務所の仲間が再結集すること間違い無しです!

「のはなし に」

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この本が出たのは、もう半年近くも前。

中学時代から伊集院さんのラジオの大ファンであり、

高校を卒業しても大学を卒業しても、会社員を中退しても(笑)番組を聞き続けてきた。

 

一昨日の夜中も、夜中の3時まで野球実況の資料を作りながら聞いていたが

内容に意識が行くと笑ってしまい、書いている文字が

ヘブライ語みたいにぐちゃぐちゃになっちゃうので、あまり仕事は進まない。でも聞く。

そんな僕にとっては、日頃の出来事を綴ったエッセイ的本が出たと知って

長く放っておくはずも無い。

 

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もちろん去年の秋の発売直後に買った・・・ただ、この本だけは

『読みたい』気分が頂点に達した時、

つまり『気持ちの乗った時』まで取っておきたいという、

恐らく共感してもらえないこだわりがあったので、

半分くらいまで読んだところから半年のブランクがあり、最近になってやっと読み終わった。

伊集院さんはラジオの申し子だと思う。

見の回りで起きた事をこんなにも『笑える話』に出来る人はまずいない。

しかも、『面白いこと』のために自分で動く事にも労力を惜しまない。

でも、この本に書いてある面白さは、ラジオのそれとは違う。

言葉にする事で引き出される利点を知り尽くしている気がする。

だから、瞬発力や勢いも大切なラジオのフリートークとは違う面白さがある。

伊集院さんはラジオも本も面白いが、

ラジオのトークが面白い人が本を書けば全て面白い、とは限らない事も

この本を読んでいて感じた事。

振り返って僕自身、こんなに偉そうな事を書いていながら

フリートークにしても文章力にしても

『どうやったら面白く出来るんだろう』と悩む毎日なんですが。

 

ちなみに僕が憧れる文章は伊集院さんの他に、

勝谷誠彦さん、なぎら健壱さん、そして筑紫哲也さん・・・まぁ、まぁ、まぁ。

言うのは自由ですから(笑)

落語強化月間その?

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昨日は久しぶりの休み、という事で

先週の金曜日に続いて落語を聞きに行ってきました。

でも、その前に・・・良い天気だったので日比谷方面から

皇居をゆっくり半周・・・あっ、ランニングじゃないですよ、歩きです(笑)

歩いていたら、ランニングしているTOKYO−FMのアナウンサーさんに会いました。

 

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いや〜、春を感じる光景ですね。これで今年のお花見は完了だなぁ(笑)

てなわけで、いよいよ目的地。皇居の向かいにある国立劇場へ。

 

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国立劇場といっても、いつも落語をやっているホールではなく

普段は歌舞伎に使われている大劇場の方なんです。

ここを使って行われるのが、桂文珍さんの『国立劇場10日連続独演会』。

「人類初」(笑)の快挙です。

 

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他の落語会でもらったチラシでこの会の事を知ったものの、

ほとんどの日がチケット完売(泣)

そこでオークションに助けを求めると、なんと定価で販売されているものを発見!!

という事でありがたく買わせて頂き、行く事ができたんです。

あ、言い忘れましたが今回の会、独演会といっても毎回ゲストがいて

昨日は柳家花緑さん。もちろん、そこもこの日のチケットを選んだ理由。

そういうところばかり気にし過ぎて、

開演後の文珍さんの『今日が初日という事で』という言葉を聞くまで、

今日が初日だと知りませんでした(笑)ラッキー!!

 

さて、内容を簡単にご紹介すると、

まずは文珍さんのお弟子さん・楽珍さんの「手水廻し」

大阪でも何度か聞いた事があったんですが、

まさに上方らしい楽珍さんの落語、心地良いです。

 

続いて文珍さんの「蔵丁稚」国立劇場らしく『お芝居好き』の話とは粋ですなぁ。

 

中入りを挟んで花緑さんは「権助提灯」。

お互いに嫉妬をしない「おかみさん」と「お目掛けさん」の話。

花緑さんの「和」な雰囲気がぴったりでした。

 

そして、最後は文珍さんの『らくだ』。本当に・・・秀逸でした。

今までに鶴瓶さんなど、何回か「らくだ」を聞いた事があったんですが

文珍さんの噺は、登場する「くず屋」の生い立ちを膨らませたもので、

らくだを焼き場へ持っていく前に

『カミソリもらってこい!断られたら死人のかんかん踊りや』がサゲになっていました。

(「らくだ」を聞いた事が無いと分からない話でごめんなさい)

テレビの時よりも、ほんわかとした感じを出す高座の文珍さん。

見るたびに新しい発見があります。

来週にも見に行く予定なので、そちらにもかなり期待しています!!

 

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落語の後は、九段下まで散歩しながら夜桜見物。

落語見た後に夜桜なんて、噺の中と現実が繋がっているかのようですよね。

そこに足りないモノといえば・・・お酒くらいかな(笑)

辛いニュース

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今朝は野球で辛いニュースが2つもありました。
一つは木村拓也コーチの訃報。
まだまだ、これからの人だったのに。
多くの後輩にもファンにも慕われ・・・何故こんなに早く。

ただただ、残念です。
ご冥福をお祈りします。

そして、ロッテのセットアッパーとして活躍してきた川崎雄介投手が

阪神へ金銭トレードされる事になりました。

ここのところ調子を落として2軍暮らしが続いていましたが、

最優秀中継ぎ投手にもなったピッチャー。

今年のロッテ2軍キャンプ@鴨川に取材に行った時も、

ブルペンで一番気合いの入ったピッチングをしていたのが川崎投手でした。

かなり残念・・・でも、阪神での活躍場所はかなりあるはず。

それに阪神では久保も頑張っているし、それに続いて欲しいと思います。

落語強化月間その?

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突然ですが!!今月は個人的な「落語強化月間」でございます。

その名の通り、落語をたくさん聞きに行きます。

前回のブログで「今月から慌ただしくなる」と書いておきながら、ですが・・・。

でも僕の場合は、仕事が忙しい時ほど、空いた時間にも

いろんな予定を入れないとダメなんです。こういう感覚、分かってもらえるかなぁ。

空いた時間に体を休めるよりも、心の栄養を摂った方が頑張れるんです。

 

そんな強化月間の第1弾、舞台は浅草です。

といっても、毎度お馴染みの演芸ホールではなく、すぐ近くの「浅草公会堂」

 

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昨年から続いてきた、笑福亭鶴瓶師匠のJAPAN TOUR 「WHITE」の千秋楽。

しかも、その相手が柳家喬太郎師匠とあっては、どんな事をしてでも行きたい!!

というわけで、オークションで少々のお金を出してチケットを1枚ゲットし行ってきました。

このシリーズは、昨秋の桂南光師匠の回も見ていたので、

その時の事を思い出しながら、違いを楽しみに会場へ。

 

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まずは開演と同時に、鶴瓶師匠が洋服で登場。この「WHITE」の恒例、

いきなり落語ではなく、一人語り。つまり「フリートーク」というところが

いかにも鶴瓶さんらしい。いきなり喬太郎さんについて「あいつの考える事オカシイで」と

最高の誉め言葉を繰り出し(笑)、自身は千秋楽の最後に

自慢の”私落語”「青木先生」を披露すると予告し、会場が盛り上がります。

 

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そしていよいよスタート。中入りを挟んで、それぞれが2席ずつ。

 

まずは喬太郎師匠が、左甚五郎旅日記から「竹の水仙」。

甚五郎もの、というと僕の中では立川志の輔師匠の「ねずみ」が

大のお気に入りなんですが、喬太郎師匠がやると

人物のキャラクターが予想しない方向に「ぶっ飛ぶ」んですね〜。

甚五郎が作った竹の水仙を、恐る恐るお代官の所に売りに行く貧乏宿の主。

しかし、一緒に付いていった長屋の主は、宿主が裁きを受けると思い込んでいるものだから

なかなか話を前に進ませない。

すると、お代官が「うるせぇ〜んだよ!!お前、うぜえんだよ!!」(笑)

本当にこんなお代官いたら面白いなあ。これぞ、喬太郎(キョンキョン)ワールドです。

 

続いての鶴瓶師匠は、泥棒が盗みに入った家の女に逆にだまされ

お金を取られてしまうという「転宅」。東京ではよく聞くんですが

鶴瓶師匠がやると、街の風景も変わってくるから面白い。

 

中入りを挟んで、喬太郎師匠は三題噺から作られた新作落語「母恋くらげ」

海の生き物に人格を与え、ユーモラスに描きます。

小さい子どもさんが初めて聞いても、素直に楽しめるんじゃないかなあ。

一生懸命にタコやイカ、クラゲと演じていきながら、途中で「古典じゃなくてゴメンネ」と

一言加えるタイミングの良さに、会場中が割れんばかりの大爆笑!!

最高の形でフィナーレへ。

 

そして鶴瓶師匠の「青木先生」。高校時代の実話を基に作られた代表作。

僕は5回目くらいですが、何度聞いても笑えます。最後に少しジーンとして・・・。

こんな先生いたなあ・・・と、みんなが共感できる噺。

鶴瓶師匠自身が以前に言っていた「新作落語とテレビのトークの中間」、

まさに鶴瓶師匠にしか出来ない「私落語」というジャンルがピッタリの噺です。

鶴瓶師匠のツアーのファイナルには、やっぱりコレだよな、と納得しました。

 

しかも今回は、エンディングで2人揃ってのトークというおまけ付き。

喬太郎師匠が噺から離れるとシャイになるところを、

鶴瓶師匠が盛んにいじっていたのが、余計に笑えました。

予定を超えた3時間近い口演。

浅草の一角が、平日の昼間とは思えない熱気に包まれました。

この2人のコラボ、今度はどんな形で見られるのかなぁ。

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