フリーアナウンサー

小笠原 聖

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鉄道のハナシ

人見知りアナの鉄日記④

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

 

ホテルに荷物を置きに行くのも面倒くさい。

とにかく晩ご飯じゃ。

 

 

駅前をふらつく。

店を選ぶのは楽しくもあるけど、不安もある。

 

 

気が弱いので、1人で入れる店が少ないのです。

36歳の男なんだから、居酒屋でもどこでも入れるのだが、

いつもドキドキしてしまう。

 

松本の夜に1人で店を探した事は、かれこれ10回はあるだろうか。

居酒屋のようなところに入った事は一度も無い。

 

 

同じ松本で仕事をしている仲間がオススメしていた焼鳥店を見つけた。

東京にも系列の店はあるので珍しくは無いのだけど、まあ良いか。

 

入り口から中を覗くと・・・こ、混んでる。

 

 

たちまちUターン。

 

周りを見渡すと、まだまだ居酒屋はある。

 

おしゃれなイタリアン、焼き肉、大衆チェーン店。

 

更にカレー屋、牛丼屋、コンビニ・・・。

 

まさか、って思うでしょ?

でも選択肢には入るんです。

 

この街では無いけど、

旅先でカレー屋にも牛丼屋にも入った事はあります。

 

松本に来たのに、コンビニのおにぎりで済ませた事もあります。

 

はぁ~、情けない。

 

重い荷物が気持ちを萎えさせるのかな・・・。

 

一度ホテルに戻るか。

あれっ?そういえば、ホテルの1階の居酒屋、

ラストオーダーが11時ってなっていたなぁ。

 

外の店に入るよりは気が楽かも。

どうせ何品も頼まないから、お酒をおつまみと締めのご飯をいっぺんに頼んで。

 

 

・・・決めた。

 

大股&早歩きでホテルへ向かう。

 

 

キャバクラの客引きが、次々に声をかけてくる。

そりゃ、そうだよな。

男が1人、半袖のワイシャツで大きな荷物を持っていたら

どう考えても遠くから仕事で来たと思われる。

 

こんな時くらいハメを外して・・・なんて思いそうなものだ。

 

僕に近付いてくる。

「お兄さ~ん、お店お決まりですか?」

 

聞こえそうな鼻息を立てて、僕が横切る。

相手の靴を踏みそうな勢いに、相手がひるむのが分かる。

 

すみませんね、お兄さん。

声をかけた相手が悪かったよ。

僕は腹が減っているんだ。

キャバクラに僕のお腹を満たすものは無いんだ。

 

そもそも、キャバクラに払う余分な金があったら

青春18きっぷで旅なんかしない。

・・・別に節約のためだけでも無いけど。

 

 

でも、僕は腹が減っているんだ。

バスに乗るのに待たされたんだ。

乗ったバスの運転手が道を知らなかったんだ。

 

たぶん僕を無理に止めたら、このストレスを全部キミにぶちまけるぞ。

 

 

あっという間に繁華街を抜け、ホテルの近くまで来た。

 

 

「ホルモン」

 

 

ちょうちんの文字が目に入った。

 

 

ホテルのすぐ隣り。

こんな店あったっけ?

 

気にした事が無かった。

 

 

でも1人焼き肉はなぁ。居酒屋でも入れなかったのに。

 

店の前まで行ってみる。

「松本ホルモン」

店の名前に地名が着くだけで、少し興味が湧く。

 

例によって、外から様子を伺う。

店が2階や地下なら、ちょっとハードルが上がるな。

 

中の様子が見えた。

カウンターだけの席が10席くらい。

焼き肉屋というより、バーのような佇まい。

 

そのカウンターの上に1人サイズの網が置いてある。

最近流行りの「1人焼肉」みたいだ。

テレビで見たのとは、この店の雰囲気は全然違うけど。

 

奥の席で男性が一人で何か食べている。客は1人のようだ。

メガネをかけたママさんが1人で切り盛りしているようだ。

 

もう店じまいだったら悪いな。

ドアを見る。「OPEN」の札は確かにかかっている。

 

10分くらい考えた。

よし!旅の恥はかき捨てじゃ!

思い切って、ドアを押す。

 

「いらっしゃいませ~」。

ママさんの声と共に、座っていた男性の声がハモって僕に返ってくる。

 

出た。

 

そのパターンか。

 

じゃあ、客は僕1人じゃん。

でもママさんの声の感じからして、まだ閉店までは時間があったようだ。

 

入ってしまうと、少し気が楽になる。

 

カウンターの真ん中から、少し入り口寄りに座る。

まずはビール。

 

せっかくだから、ホルモン屋らしいものを食べたい。

「ハツと、上ミノと、ハラミをお願いします。」

 

これで、後でビールのおかわりかご飯を頼めば充分だろう。

 

「ごめんなさ~い、ハツと上ミノは終わっちゃったんです。」

ガ~ン!!2/3ってかなりの不運だぞ。

 

実はほとんどのメニューが無かったりして。

 

「今無いのは、ハツと上ミノと・・・」

あと3つくらい言ってくれたけど、覚えていない。

 

肉のメニューは30種類くらいあるから、何とかなりそう。

僕はグルメじゃないので、「○○が無いならいいです。また来ます。」という事は

めったにしない。

 

でも、今年松本に来た時に同じような事があった。

 

その時は、長野らしいものがとにかく食べたくて、

最低でも馬刺しか、名物の山賊焼き(鶏の竜田揚げのようなもの)が食べたかった。

今日と同じように居酒屋にトライしようとしたが、

20分くらいグルグルしたあとに諦めた。

 

結局、駅前にあったカウンターだけの、飲めそうなうどん屋に入った。

外から「山賊焼」の文字が見えたから。

 

ビールと山賊焼を頼んだら、

「ごめんなさ~い!山賊焼だけ終わっちゃったんです。」

 

どうやら、僕は松本の名物に縁が無いようである。

 

まぁ、試合が終わって遅い時間になっている事もある。

それに1人で居酒屋に入れれば何の問題も無いんだけど・・・。

 

そんな事を考えていたら、ビールが出てきた。

肉は、ガツ・ハラミ・テッポウを注文。

 

ふぅ、一安心。

なんで晩ご飯食べるだけで、こんなに疲れるんだ。

 

ビールを置くと、ママさんはおもむろにホルモンの準備を始める。

それぞれ味付けも違うけど、大きな1人分のお皿に乗せてくれる。

 

ガス管が繋がった1人用サイズの網に火が入る。

お~!!何だかテンションが上がってきた。

記念すべき、初・1人焼肉。

 

あとは、ひたすら無我夢中で焼き、食べた。

ママさんは、必要な物を出したら、カウンターの一番向こうで

テレビを見ながら、さっきの男性とああだこうだ話している。

 

良かった。

こっちも気楽に食べられる。

 

こういう時、気を遣って僕の話し相手をしてくれようとするんだけど、

僕はこういう方が好き。

だって、ずっと前にいられると、こっちも気を遣って焼肉の味が分からなくなるから。

 

焼く、飲む。遠くからテレビを見る。

 

ビールを飲み終えたところで、焼肉がまだ半分以上残っている。

ビールをお代わりするか、ご飯を頼むか。

10分迷ってご飯とキムチを注文。

 

ママさんが「えっ?もうビール終わり?」っていうリアクションをしないか

すごく心配だったけど、全く無かった。感謝。

 

でも、運ばれてきたキムチが想像以上に多くて、ご飯とのバランスが合わない。

 

結局遅れて2杯目のビールも注文。

ホルモン、ご飯、キムチ、ビールの夢のコラボレーションを満喫。

 

結局、帰るまでママさんは余計な事を何も言わなかった。

人見知りには、一番の接客でした。感謝。

 

お礼に精一杯の気持ちを込めて

「美味しかったです。」と言って出てきた。

 

ホテルに戻って部屋に荷物を置いたら、2分後には大浴場へ。

大浴場と言っても5人入ればいっぱいになる湯舟。

でも、誰もいなかったので貸切状態。

 

部屋に入ったら、30分もしないうちに眠りに落ちていた。

 

翌・8月17日月曜日。

6時20分に起床。全ては計算通り。

 

7時48分発の信濃大町行きで出発する予定。

そのためには、7時からホテルの朝食を食べたい。

気ぜわしいのは嫌だ。

でも、せっかく泊まったんだから、朝風呂も。

欲張りな私です。

果たして、朝風呂も貸切状態であった。

5人分の風呂を独占。

 

意気揚々と部屋に戻り、カーテンを開けると・・・雨。

しかも本降り。雨の音が聞こえるくらい。

 

なんだよぉ。

これから信濃大町で先祖の墓参りをするのである。

お墓をきれいにして、お参りをして、

そして、もう1つのミッション。

 

以前行った時に気になっていた、隣りのお墓との間に茂った枝を切る。

 

そのために剪定ばさみまで持ってきたのです。

 

剪定ばさみを持ってサッカー場に行ったら、絶対に捕まるので、

昨日はちゃんとホテルに預けておいた。

そんなリスクと、重い思いをして持って来たのに・・・。

 

一瞬、このまま東京に帰ろうかと思う。

いや・・・結構長い間迷っていた。

 

でも、とりあえずご飯。

このホテルの名物の和定食は、茹でたての野菜がついてくる。

これに特製の味噌を付けて食べる。

うまい。

野菜の甘みがどんどん引き出されてくる。

ご飯がどんどん進む。

 

膳には立派な鯖の塩焼きや温泉卵もあるが、

主役は野菜。取り放題の野沢菜や赤カブの漬物。

きゃらぶきも絶品。きのこたっぷりの赤だしもある。

 

ご飯をたらふく食べてくれと言われているようなものだ。

 

そこへ、どんどんと人が入って来る。

昨日も今日もお風呂では誰にも会わなかったのに、

家族連れが次から次に朝食会場を目指す。

 

隣りで1人だったサラリーマンの男性。

4人がけのテーブルには、向かいにカップルが座って相席となった。

 

これは僕も時間の問題。

別に相席は良いのだけど、4人用の席を1人で独占するのが悪い。

 

ここも気が弱いんです。

 

結局、ご飯はお代わりせず。

大量の漬物はお茶と共に頂きました。

 

でも、ご飯1回くらいはお代わりしても良かったかな。

 

でも、お代わりのつもりで席を立った僕を見たら、

ホテルの人は「よしっ、席が空いた!」と思うだろう。

そして僕の手の茶碗を見て、「なんだ、まだいるのか」と落胆するはずだ。

 

いつもホテルの朝食会場では、こんなことが気にかかる。

だから、茶碗やお皿を持たずにお代わりを取りにいく場合(フルーツなど)、

ものすごく急ぎ足で取りに行く。「まだいますよ」オーラを出す。

 

結局、誰にも何も言われていないが、7分で朝食を済ませた。

 

おかげで、時間に余裕を持ってチェックアウト。

ここまで来たのにお墓参りをしないのも悔いが残るので、信濃大町へ向かう。

人見知りアナの鉄日記③

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

 目の前にぶどうの実がなっている。

 

 

そうなんです。塩尻駅の3・4番線にはホームにぶどう棚があるのです。

この駅の中で比較的列車の数が少ないホームに作られたぶどう棚。

 

昔からその存在は知っていたけど、たわわに実ったぶどうを楽しめる時期に

こんな近くで見たのは初めてかも。

濃い紫と鮮やかな黄緑色の実が揺れている。

 

みんなで降りて撮影タイム。

 

松本山雅のユニフォームを着たサポーターも

名古屋のサポーターも降りてきた。

 

あれっ、いつの間に・・・。

 

 

出発する時に気付いたが、ぶどう棚は思ったよりも長かった。

車両の長さにして2~3両分はあった。

 

普通、こういう時ってメートルで説明するんですかね。

すみません、距離の感覚が全く無いんです。

 

実に有意義な「休憩」をして、いよいよ松本へラストスパート。

 

 

そろそろ本来の目的を見失いそうなところで、新宿から5時間。

14時ちょうどに松本駅へ到着。

 

 

まつもと~、まつもと~。

 

 

いつものアナウンスが響く。

これが松本に来る、最大の楽しみ。

 

味わい深い声なんです。機械だけど。

 

知りたい人は、調べてみてください。

たぶん、すぐ出てきます。

 

「鉄道音声遺産」があったら、真っ先に推薦します。

このアナウンスを変えたら、抗議します。

 

 

さて、この重い荷物をどうにか置きたい。

 

ホテルのチェックインは15時。

でも、それまで待つのも勿体無いなぁ。

 

 

気を利かせてホテルの人が

「よろしいですよ。もうチェックインして頂いて」

な~んて言ってくれないかなぁ。

 

とりあえず、駅から3分のホテルへ向かう。

 

 

フロントに行くと

「チェックインは15時からですが、荷物はお預かりしますよ。」

 

そうですよね。そうしましょう。

 

小分けに出来るバッグは持っていなかったので、

ビニール袋に入ったままのお墓参りセットと、お寺向けのお土産を預ける。

 

 

ふぅ~、身軽になった。

 

 

駅近くの喫茶店で、ココアフロートを注文。

アイスココアの上に、バニラアイス。大好きな組合せ。

 

落ち着く店の雰囲気。

間違ってもカフェではありません。喫茶店です。

 

 

ゆったりココアフロートを味わいながら、サッカーの資料を広げる。

 

ビジネスマン風に過ごしてみたかったんですが、

上に乗っていたバニラアイスが美味し過ぎて、1分で食べ切ってしまった。

 

やっぱり、僕にはビジネスマン風の行動は無理だった。

というか、ビジネスマンは「ココアフロート」とか頼まないか。

 

 

こういうお店で1時間くらいかけて仕事をするって出来ない。

なんだか「あいつ、嫌な客だなぁ」って思われている気がして。

 

周りが空いていても、出来ない。

「あいつさえ帰ったら休憩できるのに」って店員さんに思われている気がして。

 

結局、資料は見たけど滞在時間15分。

 

でも、ココアフロートはすごく美味しかったです。

次に来たら、また寄ります。

 

 

すぐ近くから松本山雅の本拠地「アルウィン」へのシャトルバスに乗る。

まだ試合開始まで4時間近くあるのに、緑色のレプリカユニフォームを来た

松本山雅のサポーターが列を作っている。

 

毎回、ここに来ると感動する。

世代が幅広い。

親子はもちろん、3世代のサポーターも珍しくない。

 

幼少期から親戚がこの近くに住んでいたので、松本は馴染み深い街だった。

その松本の街に、こんなパワーが隠れていたのか。

 

感慨深い。

 

そして頻繁に出発するシャトルバスは無料。

アルウィンまで30分かかる立地とはいえ、立派だと思う。

 

窓側の席に座ると、後から乗ってきた年配の男性が

 

「こちら、よろしいですか。失礼します!!」

 

と体育会系の見本のような挨拶で横に座った。

あまりの迫力に「は、はい・・・」としか言えなかった自分が悔しい。

 

気持ちの良い挨拶には、気持ちよく返したい。

 

30分ほどでアルウィンへ。

 

 

 

 

今年3度目の松本山雅の実況は、0-1。

猛攻を見せたけど、結局及ばなかった・・・残念。

勝ちたかったな。

 

でも、今年も楽しく中継出来ました。

ご縁を頂いた事に感謝・・・来年もご縁がありますように。

 

 

さぁて、ここからが問題。

帰りのシャトルバスで松本のホテルに戻るまでが、毎回ひと苦労なんです。

松本駅行きのバスは便数が多いけど、乗るまでに毎回1時間半近く待つ。

それだけの長い長い行列が出来る。

 

前回は、途中で諦めて「塩尻駅行き」の列に移ったら、少し早く帰れたんだっけ。

でも、塩尻から松本に向かう列車が、なかなか来なかった。

 

でも、せっかちな僕は、早くバスに乗りたい人なんです。

 

というわけで、今回は最初から「塩尻駅行き」のバス乗り場へ。

松本行きのバスは、今日も長蛇の列。

その横を抜けて、塩尻行きは・・・お~!人が少ないじゃん!

 

さっそく並ぶ。

目の前に止まっているバスに乗れるかと思ったが、10人ほど前で満員。

「この感じなら、次もすぐ来るだろう」と思いながら、見送る。

 

 

 

・・・・・来ないんだ、次のバスが。

駐車場には次々にバスが入って来るが、どんどんと「松本行き」の乗り場に向かう。

 

それはいい。松本行きの方が圧倒的に人は多いのだから。

他に、近くの駐車場までのシャトルバスもいる。

 

 

でも、10分経っても、20分経っても、塩尻行きの乗り場にバスは回って来ない。

1台くらい・・・1台くらい回しても良いんじゃない?

 

 

さらに30分経過。さすがに、みんなイライラしてきた。

しびれを切らせた人が、スタッフに尋ねている。

 

 

様子を見る限り「まだ分かりませんねぇ」みたいな会話になっているようだ。

 

 

そこにスタッフの上司っぽい人がやってきて、何か話し始めた。

すると、次に入ってきたバスが、こちらにやってきた。

 

 

はっ?!

 

そんなに簡単に・・・?

 

もう色々考えるのは止めた。イライラしても仕方ない。

これでホテルが近付いたのだ。晩ご飯が近付いたのだ。

 

ホッとしたらお腹が鳴った。

 

太ももを蚊に刺されているのに気付いた。急にかゆい。

 

 

結局、トータルで1時間待ってようやくシャトルバスが出発。

塩尻駅までは30分の道のりだ。

 

アルウィンの周りではいつも渋滞が激しい。

でも、バスに乗れたことで、気持ちが落ち着く。

 

 

 

後ろの席のカップルの話し声が聞こえてくる。

 

「え~?伊勢神宮に行った事無いの?今度行こうよ~。」

あれっ?まだ友達の関係なのかな。

 

「ねぇねぇ、まだ着かないのかなぁ~。お酒が抜けちゃうよ~」

はいはい、気持ちは分かるけどね~。

ちょっと声を小さくしても、隣りの女の子には聞こえると思うぞ。

 

「あっ、そうだ。心理テストやろうか?面白いんだよ~。」

心理テストは良いけど、その声の大きさだと、

テストを受けるのがバスの乗客全員になっちゃうぞ・・・。

 

 

それにしても、きょうは道が混んでいる。いつまで経っても渋滞を抜けない。

 

 

後ろから男性が歩いてきた。運転手に文句を言うのかな。

 

嫌だなぁ、密室の空間で。

 

「運転手さん、さっきの道で右に曲がった方が速かったんだよ。」

良かった、とりあえず穏やかな話しぶりだ。

 

「すみません、会社に言われて決まったルートしか走れないんですよ。」

ふ~ん、そういうものなのか。

まぁ、それぞれのバスが勝手な道を走ったら大変だもんね。

 

 

それから20分。おもむろに運転手がマイクを持つ。

「え~、先ほどのお客さん。前に来て頂けますか?」

 

 

何?今さら反撃?止めてよ~、バスの中でケンカとか・・・。

 

男性がやってくる。まだ山雅のユニフォームを着ている。

 

 

「すみません、会社の許可が取れたので、駅まで案内してもらって良いですか?」

 

へっ?!案内??

ていうか、最前列で聞いていたけど、そんな無線の会話、全く聞こえなかったぞ?!

 

 

確かに急に「塩尻行き」になったのかもしれないけど、それでも地元の道でしょ?

 

「どうぞ、そのガイドの席が引き出せますんで。」

 

観光バスのガイドさんが座る折りたたみ式の椅子に、なぜかサポーターが座る。

 

 

「次の交差点を右・・・」男性がテキパキと指示を始める。

渋滞を抜けて、少し細い道を走り始めた。

観光バスが通るサイズにしては不安だけど、とにかく道が空いている。

スイスイ行く。

 

「ほぉ~、そうなんですか~。」

いやいや、運転手さん、感心している場合じゃないって。

 

「このまま、塩尻に着くまで、そこにいてもらって良いですか?」

めっちゃ明るい声。

 

ツッコミどころが満載だけど、早く着いて欲しい気持ちに勝るものは無い。

サポーターさん、すみません。このバスの事を任せます。

 

 

「え~、何コレ?!いつ着くの~!!」

後ろのカップルは黙っていなさい。

 

 

それから30分ほど、一度も渋滞にはまる事無く、塩尻駅に到着。

サポーターさん、本当にお疲れさまでした!!

 

到着間際に運転手さんが一言。

「それで、いつもは塩尻駅のどの辺にバス止めています?」

マジか?!

 

 

結局、試合が終わってから2時間が経過。ようやく塩尻駅に到着。

 

松本行きの普通列車が、すぐにあった。

ホームに降りるが、出発する気配が無い。

 

「先に発車する特急が遅れているので、この列車も出発が遅れます。」

 

 

今度は列車か。

 

良いって。

もう驚かないって。

松本に着いてくれれば、充分だって。

 

 

松本に着いたら、夜の10時半になっていた。

人見知りアナの鉄日記②

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

9時02分。定刻に新宿駅を出発。

見慣れたビル街も、2階席の大きな窓から見上げると違って見える。

鉄っちゃんで良かったと思う瞬間です。

 

車内アナウンスが流れ出す。

停車駅は、三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、大月、勝沼ぶどう郷、

塩山、山梨市、石和温泉、甲府、韮崎、小淵沢。

 

高尾と相模湖以外は、ほとんど特急「かいじ」と同じ。

なのに特急料金不要、青春18きっぷでOK。

やったね。また鉄っちゃんの優越感。

 

 

でも、ちょっと待て。

それしか止まらないのに、なんで小淵沢まで3時間もかかるの?

「あずさ」なら、ずっと先の松本まで2時間40分だよ?

 

・・・はは~ん、どこかで長く止まるな。

鉄っちゃんの勘です。

 

特急料金も取らず、2階建て列車で小淵沢までゆったり行けるなんて、

どこかでウラがあるに決まってる。

 

週末の臨時列車だし、毎日走る特急に抜かされるために

どこかで10分停車とか、あるんじゃないの?

 

まぁ、こっちは、その辺も覚悟の上で乗っていますけど。

 

 

 

少し徐行気味で三鷹に停車。さっき反対側にいた中央線の快速(ここから各停)を

ここで抜かすと、少しずつスピードが上がってくる。

 

立川、八王子。ここで完全に空席が無くなる。

 

 

と言っても、席に荷物を置いている人が多い。

新宿駅で僕の前にいた夫婦なんて、2人並んで座って、

前の2席に両方荷物を置いている。

 

大きな荷物を持った若者が乗ってきて、席を探してウロウロしているのに

譲らないのかよ・・・イラッとする。

僕、ほぼ毎日こんな感じでイラッとしてます。

 

でも、肝心の若者はドア口に立ったまま大声で話し始めた。

諦めたのか、それとも座らなくて良いくらいに体力が有り余っているのか。

その笑い声がうるさい。

 

後ろの兄妹は寝てしまったけど、その子たちが起きないか心配になるくらい、うるさい。

 

前のブロックでは、年配の男女3人組が談笑中。

うち1人の男性が、飲み終わったドトールのアイスコーヒーのカップを、

ずっとカラカラ振っている。

 

氷の音が、うるさい。

そんなもの、窓際に置いておけば溶けるって。

イライラの連鎖。

 

降りようかな。

高尾で降りて、普通列車に乗り換えようか。

でも、その列車でも同じくらいうるさかったら、もっと悲劇だし。

 

 

気持ちを切り替えて車窓に集中する。

あ・・・この辺、トンネルが多いんだった。

 

 

それにしても、遅い。

山沿いというのは分かるけど、スピードが上がらない。

時速50キロも出ていない気がする。

これじゃ、普通列車の方が速いんじゃない?

 

でも大月に着いても、「遅れています」等のアナウンスは無し。

 

これで定刻なのか。じゃあ、やっぱり特急に抜かれるな。

 

 

大月で富士山・河口湖方面の人がどっと降りると思っていたら、そうでも無かった。

みんな、どこで降りるのだろう。

僕みたいに乗り継いで松本、って人は少ないと思うけど。

 

 

斜め前の席のおばあさんは、八王子あたりで携帯に電話があって

「うんうん、もう乗ったから。もうすぐ降りるから」と言ったが、

もう1時間以上乗っている。

電話の向こうの人は、迎えに来るのかな。

ちゃんと時間を伝えているのだろうか。

 

 

大月を出て富士急行線の線路を見送ると、それまでのトンネルが続いていた景色から

左手が大きく開けてくる。高台を走るようになり、遠くの山々まで一望だ。

右手に見える山並みも美しいけど、左手は空の青さまでよく分かるので勝ち。

これを読んで、左手の席を確保したのです。

 

 

勝沼ぶどう郷でまとまった人が降りた。

 

以前は「勝沼」という駅名だったが、ぶどうの産地、

そのぶどうを使ったワイン作りも盛んということで変えたのが

功を奏しているみたい。

沿線のぶどう畑にも実がなっていて、

身を守るための紙?がかけられているのが分かる。

 

 

駅のすぐ左下には公園があって、機関車が保存されていた。

 

EF64だ。

 

今も現役で走っているが、全盛期は碓氷峠。信越線の横川と軽井沢の間を

全ての列車の前後について、重連で登っていた。

信州の鉄道を語る時に欠かせない機関車。

既に歴史上の機関車になりつつあるのか。

 

 

ここからは、塩山、山梨市、石和温泉、甲府と、小刻みに止まっていく。

といっても、特急「かいじ」と同じ停車駅。

 

降りてゆく人を見ていると、明らかな観光客は3割くらい。

あとは同様の客なのか、地元の人なのか。

仕事、という感じの人はさすがに少ない。

 

 

このあたりも、平日になれば立派な通勤圏である。

僕だって山梨で仕事があれば喜んで通う。

毎回列車で(しかも適度な旅気分を味わいながら)通う仕事なんて最高だ。

週1でも、週2でも・・・。

 

そして甲府に到着。新宿から約2時間10分。

ここで車内の客は、2割くらいまで減った。

 

斜め前のおばあさんも降りた。

あの電話から1時間半以上経っているけど、迎えの人は怒って帰っていないかしらん。

 

 

もう乗ってくる気配も無いので、靴を脱いで足を反対側の席に伸ばす。

 

これ、向かい合わせの席での一番の喜び。

 

一気に旅気分が盛り上がってくる。

温かさに身を任せて寝るのも良い。

ぼーっと景色を眺めるのも良い。

 

とはいえ、少しでも人が乗ってきそうになったら、早々に足を下ろします。

 

次の停車駅・韮崎では一度足を下ろす。

駅の左側に大きな観音様が見下ろしているのだ。

 

何だか失礼があってはいけない気がして、ここで止まると手を合わせます。

周りは誰も気付いていないみたい。

僕がご利益独り占め。

 

でも、韮崎を出たところで、ふと気がついた。

 

次の停車駅は終点の小淵沢。

各駅停車に乗っても25分で行けるのに、まだ残り30分もある。

 

抜かれるな。特急に。

 

 

予想通り、日野春駅で止まる。

「特急列車の通過待ちを致します。」

終点・小淵沢の2つ前での停車。

運転停車なので、ドアは開かない

マラソンなら、競技場に入ってから優勝候補の本命に抜かれるようなもの。

 

 

次は終点なんだから、先に小淵沢に行っちゃっても良いんじゃないの?

と思われそうだが、これには訳がある。

 

終点の小淵沢で「ビューやまなし」が着くホームは、松本方面の下りホーム。

終点なので降りる人が多く、それなりの時間ホームに止まらなくてはいけない。

しかし、後ろから来る特急にとっては、これがジャマになってしまう。

そこで終点の前で、先に特急を通してしまうのだ。

 

 

・・・という事を頭の中で解説してみるが、1人旅なので説明する相手は無し。

イライラして文句を言う人がいたら、行って説明してあげようと

心の準備だけはする。

 

 

せめて、せっかく駅に止まっているのだからドアを開ければ良いのに、

と言われた時のための妄想解説を考えたところで、横を「スーパーあずさ」が通過。

 

約1時間後に新宿を出た特急に、ここまで抜かれなかったのが不思議。

たぶん、そう思っているの、この車内で僕だけだけど。

 

日野春を出ると、すぐに終点の小淵沢に到着。

11時59分、定刻。あのノロノロも想定内だったのですね。

 

 

ホームに降りると、ものすごい人の数。

こんなに乗っていたの?というくらい。

大半の人が大きなリュックを背負っている。登山客のようだ。

 

そのうち半分は、階段を渡って小海線のホームに向かった。

清里、野辺山方面に向かう臨時の高原列車が接続しているからだ。

 

僕はというと、次の普通列車まで約40分の乗り換え時間。

まずは、階段を通って改札横のトイレへ。

少し前から我慢していたのです。だって、列車のトイレ混んでいたし。

 

済ませて出てくると、トイレの外は大行列。

でも、切羽詰った感じの人はいない模様。

 

 

次は昼食。改札横を除くが、立ち食いそばと駅弁屋にも人だかり。

ここで駅弁を食べる予定だった僕は、小海線のホームへ。

 

実は小渕沢は、知る人ぞ知る、駅弁で有名な駅。

「丸政」さんの2大名物駅弁、「高原野菜とカツの弁当」と「元気甲斐」。

元気甲斐は愛川欽也さんのテレビ番組「探検レストラン」から生まれたもの。

 

そしてもう1つ。昭和45年発売のロングセラー。「高原野菜とカツの弁当」

僕が小さい頃から慣れ親しんできた弁当なのです。

 

 

小海線の駅弁屋さんには、2つしか残っていなかった。セーフ!

 

 

周りは人が多いので、中央線の待合室に戻ってフタを開ける。

 

中には大きなチキンカツがゴロっと2つ。

 

でも、それ以上の面積の生野菜が主役です。

特にレタスとセロリがウマイ。

全国の駅弁で野菜のシャキシャキ感をウリにした駅弁って、珍しいでしょう?

 

しかも、カツ用のソース・からしとは別に、

生野菜用にドレッシングと塩まで付いている。

 

人がいないので、僕の周りにフタや調味料を広げながら、いただきます。

野菜、野菜、カツ、ご飯、

野菜、野菜、時々スパゲティ(付け合せ)、

カツ、ご飯、ゴボウの浅漬け、野菜、野菜・・・懐かしい。

 

 

無我夢中でがっついていたら、待合室に人がドッと入ってきた。

 

慌ててスペースを空ける。さっきまで貸切だったのに。

それでも大満足。

デザートのリンゴまで(少し乾いていたけど)美味しく頂きました。

 

 

40分の乗換えを有意義に使って、後続の普通列車に乗り換える。

小淵沢始発では無いので、座れない事は覚悟する。

それにしても、ホームに人が増えてくる。

 

大きなリュックを持った人は相変わらず多いが、

カメラを持った人に、紙袋を持った人・・・?

 

鉄道マニアというより、秋葉原のにおいがする。

 

長野でイベントでもあるの?全くの謎。

 

 

やがて松本行きの普通列車が到着。

予想通り座れなかったので、一番前に乗り運転席後ろの「かぶりつき」を確保。

 

これ、僕のいつもの習慣です。

座れた時と同じ満足感があります。

ただし、疲れていない時に限ります。

今回は、ここまで3時間座っていたからね。

 

でも、すぐ横の席では2人掛けの椅子に、1人が足を投げ出して座っている。

こういうのを見るとイラッとする。

さっきまで駅弁食べて幸せだったのに。

 

 

上諏訪に着いたところで車内が空いてきたので、後方の席を確保。

さすがに今後の仕事の事を考えて、少し休憩にあてる。

目を閉じる・・・が睡魔はやってこない。

 

 

1時間ほどで塩尻に到着。

名古屋方面の中央西線との分岐点。

 

松本まではあと15分。ラストスパートなのだが、ここで列車は12分停車。

更に後から来た特急を待ち合わせするのです。

 

せっかくなのでホームに降りると・・・おぉ、素晴らしい光景が!

人見知りアナの鉄日記①

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

8月16日日曜日。朝8時30分。

新宿駅11番ホーム。

世の中はお盆休みのUターンラッシュ。

で、僕はというと、混雑と逆方向に向かうのです。

 

それでも日曜日の朝だから混んでいるかも・・・と

自分が乗る列車の発車時刻30分前には到着。

すると、乗車口と書かれた札の下には、すでに数人の乗客がいた。

く、悔しい。きのうの夜から、分刻みのシミュレーションをしていたのに。

 

目的の列車が新宿を出発する9時02分を起点に、僕は逆算をしていた。

自由席で座るためには、8時50分には新宿駅に着きたい。

さらに新宿に着く前に朝食を摂るとすると、起床時間は6時40分。

ちゃんと起きました。

7時半過ぎには家を出ました。

余計な時間のロスはしたくなかったので、

高田馬場の駅にある立ち食いそばの「朝定食」にしました。

 

たぬきそばと明太子ご飯のセット。

あっという間に平らげて山手線で新宿へ。

 

 

時計を見る。

8時30分。

9時02分の出発まで30分以上だ。

さすがにまだ並んでいる人はいないだろう。

 

・・・読みが甘かった。

ものすごいショック。後悔。

 

とはいえ、並んでいる人は数人。

「いいじゃん、座れるんだから」と思うでしょ?

 

違うんです。

読みが甘かったこと自体がショックなんです。

 

 

ではここで、今更ですが、僕が何のためにどこへ向かうのかを説明します。

 

目的地は、長野県の松本。18時からサッカー・松本山雅のラジオ実況があるのです。

 

松本駅からスタジアムまでは、シャトルバスで30分。

入り時間を見ても、15時30分に松本へ着ければOK。

 

いつもなら、金券ショップで買った「あずさ回数券」を使って行くので、

新宿発12時の特急「あずさ」でも充分です。

 

・・・が!ここから僕の「鉄」の部分と「ケチ」の部分が登場します。

 

 

まず、この日はお盆休みで「あずさ回数券」が使えない。

ならば普通の特急券と乗車券を買えば良いのだが、

この時期は、全国のJRで普通・快速列車に乗り放題の「青春18きっぷ」が使える。

これで行けば、料金は1/3以下。

 

お財布に優しく、は僕のモットーです。

 

 

さっそく時刻表をめくる。

 

中央線で高尾に向かい、高尾発11時29分の小淵沢行き。

小淵沢に13時40分に着いて、14時09分発の松本行きに乗継げば、

松本着は15時18分。

 

 

お~!バッチリ。これなら、朝9時まで家で寝ていられる。

前の晩は、夜9時までラジオの生放送があったので、助かる~。

 

 

・・・でも、ひらめいちゃったんです。鉄な頭が。

「ホリデー快速とかあるんじゃねぇ?」

 

 

ホリデー快速って何かって?

その名の通り、ホリデーに走る快速です。

 

中央線に多く走る、土日祝日限定の臨時列車。

しかも、快速だから青春18きっぷも使える。

快速だから普通列車よりも早い。

 

 

おまけにホリデー快速は、特急用車両を使うものもあって、シートも良い。

旅行気分を味わいながら行けるのであります。

 

調べたら・・・見つけちゃった。

「ホリデー快速ビューやまなし」号。

 

オール2階建ての10両編成で

新宿9時02分発、終点は小淵沢で11時59分。

12時40分発の松本行きに乗り換えれば、松本着は14時ちょうど。

 

これに決定。これで行く。

 

 

松本に14時着じゃ早過ぎないかって?

 

分かってます。

遅れないなら良いんです。

早い分には良いんです。

楽しく行ける方が優先なんです。

これ、僕の中での普通です。

ただし、こんなわがままな行動は、1人の場合に限ります。当たり前か・・・。

 

ネットで調べると、列車は10両のうち2~3両が指定席。

つまり、7~8両も自由席があるってこと。

 

しかも全車2階建てなんだから、けっこう乗れるでしょ?

大丈夫でしょ。

 

 

たぶん、ここまで読んで僕の知り合いは思うはず。

「もっとちゃんと調べていかないの?」

「ていうか、鉄っちゃんならそういう事も頭に入ってるんじゃないの?」

 

すみません。この程度です。

知っている事もあれば、知らない事もあります。

 

今回は、あくまでサッカー実況が目的ですから。

 

 

翌日には、お墓参りに行く予定もあるし。

そのための、行きの道のりを少しでも楽しく出来れば・・・と思っただけ。

あまりこだわりすぎると、自分にプレッシャーになるし・・・・。

 

 

この最後の部分が、一番の本音。

よく陥るんだよなあ。

自分で計画しておきながら、予定した事がちゃんと達成できるか、

だんだん不安になってくる。

疲れる性格・・・。

 

前日も、そんな事を考えていた。

電気を消して横になってから、

「やっぱり早起きは止めた!

10時まで寝て、特急で行く。当日にきっぷ買う!」

なんて開き直る。誰に言われたわけでも無いのに。

 

目覚ましのアラームも、遅い時間に変更。

 

 

・・・でも、そういう時に限って早く起きる。

元々の予定に間に合う時間に起きてしまう。

 

体が忘れない。

疲れる性格です。

 

この日だって、「7時に起きる必要は全く無い!」って自分に言い聞かせて寝たのに

6時40分の目覚ましが鳴った途端に飛び起きた。

 

 

だからこそ、新宿駅の行列はショック。

座れるのは間違いない。2階建て車両の1階にも2階にも座れる。

でも、1番じゃなかった事がショック。

 

 

悶々とする事10分。

東京方から215系の車両が入って来た。

 

元々は通勤ラッシュに大量輸送をするために作られた車両。

実際、東海道線などで「おはようライナー」や「湘南ライナー」などで

ビジネスマンを運び続けている。

 

で、土日はその業務がお休みになるので

小淵沢まで休日の出張をしている。

 

一方、すぐ奥の10番線には、河口湖行きのホリデー快速。

お~!183系だ!並んだところを撮りたい!!

と思ったけど、向こうは6両。こっちは10両。

停車位置のバランスが悪すぎる。

 

 

そんな事を、頭の中で高速で考えながら乗車口へ。

さっそくドアが・・・・・、

 

開かない。

 

「ドアが開くのは、発車15分前の8時47分頃を予定しております。」

 

出た。入線から乗車までのフェイント。

もう乗れるぞ!と思ってからの7分は長い。

 

お腹が痛くてやっとトイレを見つけて駆け込んだら、

個室が埋まっていた時みたいな感じ。

(そっちの方が深刻か・・・。)

 

 

ここで、おもむろに列を離れる。

どうせ座れるんだから、頑張って一番前に並ぶ事ないか・・・という気になって

最後尾へ写真を撮りに行く。

 

こういう、これまでの努力を無駄にする行動を、1人の時はよくやります。

しかも、まだ列車名は出ておらず、行き先表示は「回送」のまま。

頼むよ~・・・これじゃ、わざわざ乗る事の証拠にならないじゃん!!

 

 

でも、ドアが開いてから荷物を置いて撮りに行くのも面倒くさいので、

「回送」のまま、撮影は終了。

これじゃあ、撮り鉄と名乗る資格は無いわな。

 

 

さっきまで並んでいた1号車(最後尾)ではなく、2号車の列に並ぶ。

前にいたご夫婦が、どう見ても「鉄っちゃん」ぽく無かったから。

慌てて席を取るような事はされないだろう、と読んだのです。

 

さて、2階に乗るか、1階に乗るか。

2階なら、ダブルデッカーならではの見下ろす景色が楽しめる。

でも、きっと混むよなぁ。うるさい観光客とか乗ってきたら嫌だなぁ。

どうせ車内で仕事の資料も読むんだから、下の1階で良いか。

 

ん?まてよ、ドアの横には2階建てになっていない、普通の1階席が少しあるんだった。

ここだったら人気も無いだろうし、穴場かも。

でも、すぐ横に車両のドアがあるんだよなぁ。人の出入りがうるさそうだなぁ。

 

・・・これって僕だけですか?

みんな、こうやって悩んで席を決めていないの?

誰か、教えて下さい。

 

そんな事を考えていたら、8時47分。

予告通りに「まもなくドアが開きます。」のアナウンス。

列が少し前に進み、ドア口へ。

 

 

ドアが開いた瞬間、深く考えずに左へ曲がって階段を上がる。

2階席、進行方向左側の席をゲット。

 

ふう~。一安心。ちなみに前のご夫婦は、反対の右側の席でした。

 

この215系の普通車は、席が向かい合わせになっていて、いわば4人1組。

リクライニングも無いけれど、普通の鈍行に比べると、少しシートは良い。

 

ともかく、これで3時間の安息は保たれた。

次に食事の事を考える。

朝ごはんは食べたけど、飲み物はどうしよう。

・・・まぁ、いいか。

昨日から持っているスポーツドリンクの残り半分で持たせる事に。

 

車内販売も自動販売機も無いので、3時間の計画は一応立てます。

 

 

ホームでは、30代前後の男性の鉄道マニアがカメラを持って走っている。

あっ、僕も同じか。

でも、カメラを持って走り回る事はしません。

中学生まではよくやっていたけどね。

何より僕は今、カメラを持っていません。撮影もスマホだけ。

 

でも、近いうちにちゃんとしたカメラを買いたいなぁ。

次の大きな仕事が終わったらご褒美に買おう。

・・・と思い続けて、もう3年近く経ってます。

 

向かいの12番ホーム側には2~3分おきに、東京からの中央線快速電車が滑り込む。

乗客は「あれ?なんだこれ?」てな感じでこっちを見ながら、

向こうの電車に乗り込んでゆく。

 

きっと特急列車と思っているんだろうなぁ。

 

違うんですよ。特急券はいりませんよ。

こちらの列車にも乗っていいんですよ。

 

まだ座れますよ。

まぁまぁ速いですよ。

 

・・・というか、あなたの乗った列車を、三鷹か国分寺あたりで

こっちが抜かしちゃいますよ。

 

でも向こうにいる人がみんなこっちに乗って来たら、混むから嫌だなぁ。

勝手ですみません。

 

 

すると突然、ドンッ!という衝撃が背中に伝わる。

後ろの席を見ると、小学生くらいの兄妹がはしゃいでいる。

2人でどこかに行くらしい。おばあちゃんのところかな。

ドン!が3時間続くと困るけど、しばらくは僕が我慢するか・・・。

アスリートなトーク、鉄なトーク

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東北レポートから戻った後も、怒涛の仕事ラッシュでございました。

3/15(日)は、NACK5「SPO-NOW」生放送の前に

「草加松原太鼓橋ロードレース」のMCをして来ました。

3000人以上が参加した大規模な大会。

ゲストランナーの弘山晴美さん・勉コーチご夫妻とトークショーも。

お2人が突然「写真、写真!」と言ってくださったので、僕も便乗(笑)

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そして3/20(木)は、晴海トリトンスクエアで

プロフィギュアスケーターの鈴木明子さんとトークショー。

1時間半に渡ってお相手をさせて頂きました。

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摂食障害を克服し、オリンピックに出場するまでのエピソードは

鈴木さんの繊細さを表すものばかり。それでいて気さくな

等身大の魅力を感じる事が出来ました。

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終了後のサイン会は大行列。

最後の1人まで、写真撮影にも笑顔で応じていた鈴木さん。

こういうお仕事をしていて、一流のアスリートの方とご一緒すると

どなたも、人として尊敬できる方ばかりなんです。

そして、自分が何て幸せな仕事を出来ているんだろう、と思います。

ありがたい、と言えば・・・鉄っちゃん的な仕事も。

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3/21(土)大宮駅開業130周年記念イベントのレポートをしてきました。

大宮駅構内を中心に、西口も東口も多くのイベントで大賑わい。

特にNゲージ模型と、新幹線のミニ列車コーナーは子供たちに大盛況。

すっかり大宮も「鉄道の街」になってきましたねぇ。

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そして、そのまま「HITS! THE TOWN」のアルシェスタジオにゲスト出演。

パーソナリティーのバカボン鬼塚さん、山口五和さんに、

ホリプロの南田裕介マネージャー、久野知美さんと僕が「鉄っちゃんトーク」攻撃(笑)

いや~、鉄分の濃い時間でした(笑)聞くところによると、いつも以上に

観覧のお客さんが多かったそうで、反響もあったみたいです。

ぜひ、続編をやりたい・・・(笑)

東北レポート④

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3月12日(木)レポート最終日。

今回は1人で移動し、車を運転し、インタビューを録り、

合間に電話レポート、ホテルに着いたら音素材をパソコンで送り、レポートをまとめる・・・、

という繰り返しだったので、常に先の事を考え続けていました。

そして、最終日。朝にレポートをした後、レンタカーを返却。

この時点で全てのインタビュー収録は終わっていたので、

残り2回の電話レポートをしながら帰る・・・というこの日は、

地元の「足」を体感しながら帰る事にしました。

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釜石から三陸鉄道南リアス線で盛へ。

車内は「つばき祭り」の記念装飾がされ、温かい雰囲気。

そんな列車は、釜石で接続するJR釜石線が遅れたため

10分程度遅れて出発。ワンマンの運転手さんが、

「じゃあ、ちょっと行ってくるわ!」と行って、接続列車のお客さんを迎えに

JRのホームまで行く姿を見て、それだけ心がホッコリ・・・。

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窓口で買った切符は、硬券。

そして整理券には、「笑顔をつなぐ、ずっと・・・」の文字。

整理券を持って帰ろうと思ったのは初めてでした。

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終点の盛駅からは、JRの普通区間の新たな足となっている「BRT」に乗車。

気仙沼に向かいました。この写真は盛駅なんですが、ホームの一部が

道路になっていて、そこにバスが入って来ます。

大半の区間は、他の車が入れない自動車専用道。

そして、陸前高田市など、高台に市役所や病院の機能が移っているエリアでは

他の車に混ざって坂道を上り下りします。

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東北に行く前は「どんな事があっても、鉄道を早急に復旧させるべきだ」と

思っていました。実際に利用者の方に聞いてみても、そういう声が多い。

・・・でも。

現実に今、街の人が生活するための足としては

BRTが一番合っているのかもしれない、と思わざるを得ませんでした。

BRTを利用する多くのお年寄りにとっては、乗換えをせずに、

必要な場所の行き来を、遅れなくしたい。

それには、安く早く実現したBRTが一番合っていたんだろうと思います。

帰りのBRTの中では、ボランティアに来ていた多くの学生が、

地元のお年寄りと触れ合う姿が見られました。

街が本来の姿を取り戻すためには、まだまだ気の遠くなるような時間がかかる。

そして、それぞれが「今出来ること」を、しかも長い目でやっていかなくてはいけない。

この5日間で、いろんな事を感じる事が出来ました。

とにかく、また東北に行きたいと思います。

観光でも良いんです。

良い景色を見て、美味しい物を食べる事も、立派な応援です。

東北には、こんな良いところがある、こんなに素敵な人がいる。

その事を深く感じた5日間でした。

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。

東北レポート②

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

前回の続き。

3/9(月)は、釜石でのインタビュー収録を終えると、午後3時過ぎに

釜石でレンタカーを借りて、ひたすら北上。

4時間近くかけて岩手県の久慈に到着しました。

ホテルに着くなり、収録した音源を送り、レポートをまとめ、

ようやく晩御飯に・・・出かけるつもりが、疲れが出たのかダウン・・・。

朝まで一歩も動けず、ベッドに横たわっていました。

それでも、翌朝には何とか7割くらいまで体調も回復。

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そんなわけで、3/10(火)。ホテルを食事無しで予約していたので、

コンビニを探して、小雨降る、朝の久慈の街へ・・・。

前の晩にゆっくり見られなかった、三陸鉄道の久慈駅へ。

1年前の「全線運行再開」の文字が、それまでの道のりの長さを感じさせます。

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どうしても見たかったのが、ネットでも話題になったメッセージボード。

卒業する高校生に向けて、久慈駅の副駅長さんが書いたもの。

池辺愛さんの「monaka」のレポートで、この全文をご紹介しました。

「さんてつ」の愛称で親しまれる三陸鉄道の、地元との結びつきが分かります。

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三陸鉄道のインタビュー時間は昼の予定だったので、再び街へ。

さすがは「あまちゃん」のモデルになった街。

あちらこちらに、「あまちゃん」の看板や、シャッターがありました。

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ほっこりする一方、僕のお腹はペコペコのまま。

久慈の駅の周りには、コンビニがありませんでした(笑)

仕方が無いので、スポーツドリンクで空腹を補いながら

この日から始まったNACK5での生レポートの1回目を終え、

物産館「道の駅くじ」へ。

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あまちゃんの世界を楽しみながら、物産館の中を歩いていると、

地元の美味しいものが食べられる食堂を発見!!

豪華な海鮮丼も魅力的だったのですが、

それまで20時間何も食べていなかったので、お腹に優しいものをと考え・・・。

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地元の名物「まめぶ汁」定食を注文。野菜もたっぷりで体が温まりました。

で、里芋に似たものが「まめぶ」、もちもちの団子の中には、くるみと黒糖。

甘いのに、醤油ベースのつゆと違和感が無い。

次に行ったら、また食べたくなると思います(笑)

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そして久慈市観光物産協会の廣内留美さんにインタビュー。

地元の高校生によるアイドルグループ「あまくらぶ」の話を伺いました。

久慈のリアル「あまちゃん」に街が盛り上がっていましたよ。

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そして、三陸鉄道のインタビュー取材へ。

駅の近くにある運転区に伺ったのですが、当日は風と雪で運休が相次いでいて

「建物の中は無線の音がうるさいから、あっちでやりましょう」

と案内されたのは・・・。

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なんと、人気のお座敷観光列車「こたつ列車」

このためだけに、わざわざ開けて頂き、貸切状態でのインタビュー。

テンションが上がりすぎてしまったのは、言うまでもありません(笑)

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久慈駅の橋上和司駅長(中央)、運行本部長の金野淳一さん(右)、

新人車掌の沢里航平さん(左)にインタビュー。

様々なアイデア列車の裏話などたっぷり伺いました。

とにかく感じたのは、さんてつと、利用する人への愛情の深さ。

心が温かくなる出会いでした。

感謝、感謝・・・そんな思いで、この日のうちに宮古・釜石方面に向かいました。

東北レポート①

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

お久しぶりです。

またまた更新が遅くなってごめんなさい!!

この2週間ほど、怒涛のスケジュールが続いていて、

やっと少し落ち着きました。まぁ、何を言っても言い訳になるんですけど(笑)

そんなわけで、3月8日(日)から振り返って行きます。

まずは、第1回の開催となった「NACK5リレーマラソン」、

いつもはプロ野球の試合が行われる西武プリンスドームをコースにして

5時間のリレーマラソンをするというイベント。

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僕はもちろん、「SPO-NOW」チームで参加。

レースの前半で1周(1・8キロ)を走り、戻って来てからは

特別番組の進行を3時間半務めました。

いつどのゲストランナーがやってくるか分からない、台本も無い(笑)

スリリングな番組でしたが、皆さんと楽しくお送りする事が出来ました。

そして、打ち上げに行く皆さんを残し、僕は一路、仙台へ・・・。

そう、ここから「東北レポート」がスタートしたんです。

東日本大震災から4年というタイミングに合わせて、

僕が1年で三陸地方を移動しながら、3日間に渡って移動する企画。

レポートの放送日は3/10(火)~12(木)でしたが、

その中で使うインタビューをICレコーダーで録音し、それをパソコンから送って

編集をしてもらう・・・という、放送までの準備時間を考え、

放送日の2日前から取材・インタビューが始まりました。

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初めに話を聞いたのは、東北放送の飯野雅人アナウンサー。実は、僕とは

テレビ朝日系列の新人アナウンサー研修で一緒になって以来の親友です。

飯野君は福島放送から、地元・仙台の東北放送に移り、

東日本大震災が発生した後は、被災地を度々訪れて報道して来ました。

話を聞く中で一番印象に残ったのは、「復興の進み具合に、格差が出てきた。

明と暗がある。」ということ。飯野君も取材しながら、そのジレンマと戦っていると

感じました。インタビューの後は、久しぶりにゆっくり近況報告に花を咲かせました。

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翌朝3/9(月)は、JR東日本仙台支社に伺い、広報の方に

東北地区の復旧路線についてインタビュー。

その後は東北新幹線で新花巻へ。

そして、釜石線の快速「はまゆり」で釜石へ向かいました。

新花巻駅は、新幹線の駅舎から一旦外に出て、

ローカル線のムードがある釜石線の単線ホームへ。

三脚を持った人が多いのを見て、やっぱり取材の人が多いのかな?と

いろんな気持ちが湧き上がりました・・・。

遠野のあたりは、まだ雪が残っていて、本当に美しい景色でした。

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そして、釜石に到着。ラグビーW杯の開催地に決定した直後とあって

駅の周りもお祝いムード。でも、このラグビーボールのモニュメントは

前からあったみたいです。右側は三陸鉄道の釜石駅。

建物を外から見るだけでも、温かみの溢れる駅でした。

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そして駅近くにある「かまいしさいがいエフエム」の阿部志穂さんにインタビュー。

阿部さんは千葉の松戸出身で、岩手で就職したのが2011年の1月。

それからわずか2ヶ月で震災が発生したんです。阿部さんのアナウンサー生活は、

まさに震災を伝えた期間そのもの。

「今でも当時のことを話すと涙が出る」という一方で、子供たちを取材すると

明るい気持ちになると教えて下さいました。

同じラジオで伝えるお2人の話、僕も考えさせられる事が、たくさんありました。

南郷キャンプ番外編

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 小笠原聖のオススメ! 鉄道のハナシ

南郷キャンプ取材の合間を縫って、撮り鉄してきました。

舞台は、キャンプ地のすぐ近くを走るJR日南線。

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路線全体が日南海岸に沿って走る風光明媚な場所を走るので

撮影スポットはたっくさんあるのですが、特に有名なのがココ。

油津~大堂津を1両で走る、ローカル線らしい風景。

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なかなか写真では伝わりませんが、本当に雄大な景色を楽しみました。

週末はリゾート特急「海幸山幸」が通るので、大勢の鉄道ファンが訪れるとか。

来年も機会があったら、ぜひ来たいと思います。

3泊4日の駆け足取材でしたが、帰りの宮崎空港には友人が来てくれました。

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アナウンサー受験時代からの仲間の田代剛アナと

アナウンサー受験のお手伝いを少しさせてもらった瀬藤亮太アナ。

偶然にも2人は同じ宮崎放送でアナウンサーをしています。

しかも僕が車で移動中に聞けたラジオで、ちょうど2人の声を聞く事が出来ました。

放送が終わって空港まで直行してくれた2人。密度の濃い話が出来ました。

やっぱり、アナウンサー仲間との再会は、一番の喜びであり財産です。

僕も頑張ろうっと・・・。

LoveTrain⑤

カテゴリー:小笠原聖のふりーとーく 鉄道のハナシ

このシリーズの報告も、今回がラストです。

引っ張りすぎ!!と思っていた皆さん、すみません・・・(笑)

1月2日。松坂のビジネスホテルで迎えた朝。

1泊朝食付きで4000円、と聞いてどんなご飯が出るんだろうと思っていたら・・・。

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案内されたのは、ホテルと繋がっている隣りの喫茶店。

そしてインベーダーゲームに代表される、テーブルゲーム機が!!

懐かしい~!!「パックマン1回100円」と書いているので

迷わず100円を入れ・・・ようとしたら、入りませんでした(笑)

後ろから「今はもう出来ないんですよ~」と申し訳無さそうに言いながら

喫茶店のママさんが持ってきてくれた朝食は?!

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お~!!これぞ喫茶店の「モーニング」でしょ?!

繰り返しますが、この朝食も付いて1泊4000円!!

松阪駅近くの「ビジネスホテル・マルヤマ」です。

部屋もかなり特徴的ですが(笑)1人旅にはオススメ!伊勢参宮にも便利です。

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そんな旅の8日目。まず最初の目的地は「名古屋」

快速「みえ」なら1本ですが、青春18きっぷが使えない私鉄を途中に通るので、

松阪から津、亀山で乗り継いで名古屋へ。そして私鉄のあおなみ線に乗継ぎ、

ずっと行ってみたかった「リニア・鉄道館」へ。僕が参加させてもらった、

スギテツさんのCDアルバム「走れ!夢の超特急楽団」にも登場する

歴代の新幹線の展示を見て、大感激!!これだけで行く価値あるっ!!

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他に在来線車両の展示やジオラマ、運転シミュレーションなど、

見どころはたくさんありましたが、僕が一番ゆっくり見たのは

新幹線の初代0系と2代目100系。僕が小さい頃に一番乗った新幹線。

その頃の新幹線にあって、今の新幹線に無いのが「食堂車」です!!

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0系の食堂車は、横に通路があるのが特徴。

よく、ここで順番待ちをしたなぁ。その間に目的地が近付いて焦った事も(笑)

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中はこんな感じ。テーブルの上まで、細かに再現されています。

僕が好きだったのは、ハンバーグとビーフシチュー。

洋食の王道メニューが楽しめました。

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一方、こちらは100系の食堂車。

何と言っても2階建て車両からの眺望が魅力的でした。

僕が小さい頃は、2階建てグリーン車と共に乗せてもらいました。

今思い出しても、ありがたかったなぁ。

・・・そんなわけで、滞在時間の大半を新幹線に使った「リニア・鉄道館」でした。

名古屋に戻って、きしめんを食べたら、ひたすら東海道線を乗り継ぎ。

豊橋、浜松、静岡で乗り換え約4時間。この旅最後の宿泊地は、静岡の三島。

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こちらも松阪の宿に負けない格安宿、素泊まりで3500円!!

その実態は3畳の和室・・・の半分にベッドが乗っている、すごい部屋(笑)

ゆにっとバスの浴槽は、半分が洗面台で塞がっている、すごい部屋。

でも、ゆっくり寝られたから問題無し!!

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明けて1月3日の最終日。まずは小田原まで移動し、箱根駅伝復路をレポート!!

そして東海道線で先回りして、東京・大手町へゴール!!

箱根駅伝の選手達と共に、僕の「LoveTrain」も何とかゴールできました!!

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正直、今回の9日間の旅はハードで、結構辛い部分もありました。

でもそれは、夜中のレポートまで起きていなくちゃいけないとか、

現地で録音した素材を毎晩編集して送らなければいけないとか、

その作業のためのノートパソコンを持ち歩いたので腰が痛くなったとか(笑)、

旅の本来の内容とは関係無い部分ばかり。

逆に言えば、その事を含んでもこんなに楽しい旅だったんだから、

プライベートの旅だったら、本当に楽しい事だらけだったはず(笑)

それに、城崎温泉をはじめ「今度はゆっくり来よう」という場所が

いっぱい出来たのが何よりの財産です。

そんな現地で録音した音素材をまとめて、後日放送する・・・はずです(笑)

その時は、ぜひお聞き下さい!!

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