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小笠原 聖

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小笠原聖のふりーとーく

京成つながり

カテゴリー:スポーツのハナシ 小笠原聖のふりーとーく

この週末は、不思議と「京成電車」に縁がある日々でした。

これだけ書いても何のこっちゃ?、と思われると思うので

時系列に書いていきますね。

 

まずは土曜日、春まで僕がやっていた番組「朝生とちぎ」で一緒だった

若林芽育さんが東京に遊びに来るというので、ちょっとした下町案内をしてきました。

 

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行ってきたのは、ご存知!!「葛飾・柴又」

前に僕のブログにも書いた、取材でおじゃましたお店、

「男はつらいよ」のとらやのモデル「亀屋本舗」にも行ってきました。

 

久しぶりに亀屋本舗さんのお蕎麦と天ぷら、そして草だんごも食べ、

その後は船橋屋でくず餅・・・って、こう書くと食べてばっかりだったように見えますが、

その通りでした(笑)。その分、近況報告を兼ねて喋りまくったので

食べた分はしっかり消化したと思います!!(キッパリ)

 

さて、その柴又に行く交通手段と言えば京成電車。

前にブログで書いた「京成100周年記念」の復活カラーの電車の話、覚えていますか?

それぞれ1編成ずつ、懐かしの3つの色「赤電」「青電」「ファイヤーオレンジ」の電車が

走っているんですが、この日には通称「青電」に乗る事が出来ました。

 

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最近の電車には無い色遣いだから、けっこうインパクトがありますよね。

元々レトロな雰囲気の3000系にはピッタリです。

 

さてさて、そんな柴又での楽しい時間の後は、夕方から昨日(日曜日)の朝まで

TOKYO FMのニュースデスクとして泊まり勤務。

それが終わって昨日の午後は、来月に司会をさせて頂く結婚式の

打ち合わせをしてきました。

 

その際、新郎のお父さまから突然のプレゼントが!!

 

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なんと、まさに今走っている記念列車「青電」と「赤電」のストラップでした。

というのも、僕のブログをお父さまが見て頂いていて、

しかも京成の沿線に住まれていたことから、買ってきて下さったんです。

打ち合わせの僕のテンションが数段上がった事は言うまでもありません(笑)

本当にありがとうございました!!さっそく携帯に付けましたよ。

 

・・・と、ここまで来るとどうしても気になるのは、3色の復活電車のうち

唯一写せていない「赤電」です。

「ファイヤーオレンジ」は以前に「はっぴる」のロケに向かう途中で遭遇、

「青電」は柴又で乗れましたが、「赤電」には出会えていない・・・というわけで、

探しに行ってきました(笑)

 

京成線と言っても、「スカイライナー」が走る上野〜成田空港間のほかに、

途中の青砥から都営浅草線に向かう、「押上〜青砥間」、柴又方面の「高砂〜金町間」、

幕張・千葉方面に向かう「津田沼〜ちはら台間」、以前の成田空港に向かう

「成田〜東成田〜芝山千代田(芝山鉄道)」があって、範囲が広い!!

 

そこで、まずは以前に「青電」を見た金町方面の電車を狙って高砂へ。

 

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お〜!!いきなり同じ型の3000系が。色こそ違いますが、これも近い将来は

貴重な光景になるはず。しかし、1時間ほど粘ったものの、高砂には現れず。

 

その後、「はっぴる」のロケで「ファイヤーオレンジ」を見た幕張・千葉方面へ。

分岐点の津田沼駅で3時間粘ったんですが(笑)赤電どころか、ほかの2色も現れない。

気が付くと、捜索開始から5時間が過ぎ・・・あたりも暗くなってきた。

そろそろ諦めようかと都心方面に帰ってくると、昼過ぎにいた高砂駅に・・・。

 

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お〜!!ファイヤーオレンジが!!

夕方のラッシュ時になって、車庫にいた電車達も出動してきたために出会えたんです。

ということは、ひょっとしたら・・・と高砂駅で待つこと30分。

 

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待ってました!!赤電の登場!!こちらも金町方面からでした。

こちらは、千葉の小湊鐵道を思わせる(ますますマニアックでごめんなさい)

クリーム色とオレンジの塗装。これまた、懐かしさが溢れています。

この時点で捜索開始から7時間(笑)完全に1日を捧げてしまった。

これから3色を狙おうとする方は、やはり金町線を狙うのが近道かも(笑)。

 

それにしても、たまにはこういう休みの過ごし方も良いなあと思います。

この3色を全部撮ろうと思ったきっかけは、先日の仕事でした。

「J:COMでよかった」に出演させてもらって鉄道の話をする事が決まった際、

家に昔からあったアルバムを広げて見ていたんです。

 

すると、小さい頃に何気なく撮っていた近所の鉄道の写真が

時の流れを経て貴重な写真になっている!!

つまり、その頃の電車が引退してしまったために、その価値を増していたんです。

その時に「普段使っている電車を残しておかなきゃ」と思いました。

そんな写真を何十年か経って見るのは、本当に楽しいはず。

 

だから、この年末は空いた時間を電車撮影に使おうと思います。

えっ?!そんな宣言しなくても同じ行動しているだろうって?その通り(笑)

続・「偶然」な鉄道ネタ

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先日、113系・115系の話を書いたら、

今日、またまた偶然な出会いがありました。

実は前回のブログを書いた時に、どうしても載せたかった写真があったんです。

それは、鉄道ファンには感涙モノの「リバイバル」。

 

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懐かしの「湘南色」でございます。

関東近郊では、東海道線で活躍した「湘南色」

これが最近、復活したのです。しかも、千葉エリアで。

今日、偶然にも左の「湘南色」と、右の「スカ色」の2ショットが見られました。

この2つが並んだのは、時間にして1分ちょっとで、まさにラッキー!!

 

ちなみにこの電車を見つけたのは千葉駅。

ちょうど総武線各駅停車(黄色い電車)で千葉駅を出発する寸前だったんですが、

湘南色の電車が隣りのホームに入ってきた途端にホームに降りちゃいました(笑)。

 

もっと驚いたのは、隣りのホームに着いてカメラを向けたら

いつの間にか周りに同じ行動をする人が2〜3人(笑)

どこから現れたんだ!!っていう状況ですよね。

 

さぁっ、すっかり鉄分を吸収したところで・・・、

明日はJ:COMかながわセントラルで「J:COMでよかった」の生放送!!

鉄道話をたっぷりしてきます!!ぜひ、テレビと番組HPのライブ配信で見て下さい!!

週刊朝日MOOK「筑紫哲也」

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ジャーナリスト・そしてキャスターの筑紫哲也さんが

この世を去ってから1年が過ぎました。

僕もこのブログで筑紫さんの本を読んでの感想をいくつか書いてきましたが、

今回は筑紫さんについて、多くの人がメッセージを寄せた1冊です。

「週刊朝日MOOK 『筑紫哲也』」

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実に90名以上が筑紫さんとのエピソードを語っています。

それは、家族・仕事仲間・日本各地で共に過ごした人など、

実に多岐にわたります。

 

そこから伝わるのは、筑紫さんの好奇心。

それが、メッセージを残した人の年齢層の幅広さにも

ジャンルの違いにも現れています。

 

その一方で、筑紫さんは相手との適度な距離を保ってきたことも分かりました。

それは、政治家を相手にした場合のように「適度な距離を必要とした」場合のこと、

また「多事争論」の言葉通りに、多くの人が語らう場を

少し離れた場所から微笑みながら眺めていた筑紫さんの姿を現しているということ、

そんな複合的な意味を示しているんでしょう。

 

それにしても、これだけの長い間、様々な役割を果たしながら

それを大いに楽しみ、それでいて自らの「芯」をしっかり持ち続けた筑紫さんの凄さに

改めて驚かされます。

筑紫さんに関する本は、まだまだたくさん読むつもり、

そして、ご紹介するつもりです。

「偶然」な鉄道ネタ

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このブログを書くようになって、常にデジカメを持ち歩くようになりました。

そのデジカメが急に役に立つ時といったら、駅で「撮りたい列車」に出会った時。

ほかにも、先日の「日本橋駅塩酸騒ぎ」のようなケースもありますが、それは稀です。

そんなわけで、最近の駅でデジカメの出番があった出来事を書こうと思います。

 

先日、図書館へ行った時のこと。普段から1〜2週間に1度は図書館に行って

仕事に必要な新聞記事のコピーをとるのが日課なのですが、

その後の楽しみが図書館で閲覧できる雑誌をチェックする事。

中でも一番時間をかけるのが「鉄道ファン」です(笑)

すると、最新号に「113系・115系」の特集記事が。

首都圏近郊での中距離型電車の主役として長く活躍していた113・115系の

引退が近付いているという記事でした。それならば、と・・・。

 

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その足で撮りに行ってきました(笑)。僕が小学生の頃は、

東海道線でも横須賀・総武快速線でも、主流はこのタイプでした。

今でも、千葉以南や中央線の高尾以西などでは見られるんですが、

新型車輌投入の波に押されているのは事実。

今のうちに目に焼き付けておいた方が良さそうです。

 

先ほどの写真を撮った10分後、「試運転」と書いた列車が現れました。

中には、運転手さんや車掌さんらしき人ばかり50人近く。

ちょっと不思議な光景でした(笑)これは何だったんだろう・・・。

 

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ちなみに、この駅がどこかは分かりますか?

鉄道ファンの方、そして千葉近郊にお住まいの方なら簡単ですよね。

ヒントは、隣りに停まっているブルーの201系です。

 

場面は変わって昨日の赤羽駅。

湘南新宿ラインのダイヤが乱れていて、こんな奇妙な電光掲示に出くわしました。

 

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2台目の出発時刻の方が1台目よりも遅い・・・というのは、そんなに珍しい事ではありません。

理由は行き先です。どちらも同じ「湘南新宿ライン」ですが、

2台目の電車は「東海道線→高崎線」、1台目は「横須賀線→宇都宮線」なのです。

この日は東海道線での人身事故の影響でダイヤが乱れていたので、

影響を受けないで済む「横須賀線→宇都宮線」の列車だけでも

通常ダイヤで運転させよう、というわけです。これが、湘南新宿ラインの一つのポイント。

 

つまり、横須賀線は必ず宇都宮線へ、東海道線は必ず高崎線に直通するように出来ています。

これによって、どこかでトラブルが起きても影響を小さくする事が出来るわけです。

 

逆に私鉄では、北から西武池袋線と東武東上線(→有楽町線)、

南から東京メトロ有楽町線と東京メトロ副都心線がやってくる「小竹向原」駅の場合。

ちょうど2方向ずつからの路線がクロスするのですが、ここでは

「西武線−有楽町線」「西武線−副都心線」「東武線−有楽町線」「東武線−副都心線」と

4種類全ての直通がされています。そのため、1つの路線でダイヤが乱れると

4つ全ての路線のダイヤに影響してしまうのです。

その対策として、小竹向原駅では、駅の横に

待避線(ホームでは無いところで電車が待っている場所)を設けるなどしています。

 

 

思い切り話が脱線しましたが、赤羽駅の話(笑)。

僕がビックリしたのは、2台目の電車が「熊谷行き」だったということ。

先ほども書いたように、東海道線が遅れると直通する高崎線も遅れる。

でも、「熊谷行き」は普通はありません。なぜなら、1つ先の駅の「籠原」に車庫があるから。

駅のアナウンスも「熊谷行き」となっているし、これはレアだ!!と思って

20分近く電車を待っていたら・・・何事も無かったように「籠原行き」が来ました(笑)

さっきまでの案内は何だったんだ。

脱力感に襲われて僕は仕事場に向かったのでした・・・って、

仕事前にそんな事してたの?!って思ったあなたは、正常です(笑)

「ダメ人間」

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僕が好んで読む本のジャンルに、エッセイがある。

自分が興味を持った人物、そして目標とする人物のエッセイを読む事で

その人の成功までの道のりや、物の考え方を少しでも理解できるから。

そして、その人の事をもっと知る事が出来るから。

そして、そういった本の内容は「苦悩・苦労」と「成功」の話がほぼ半々な事が多い。

 

ところが、今回読んだ本では「苦悩」が95%近くあった。いや、それ以上か・・・。

その本とは、北海道が生んだ伝説的深夜番組「水曜どうでしょう」の

「ミスター」こと鈴井貴之の「ダメ人間」である。

 

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「どうでしょう」を知っている人にとっては、「ダメ人間」というタイトルはピンと来るタイトルだ。

番組の人気企画「サイコロの旅」。

振ったサイコロの目によって目的地を決めて、その都度移動。

行った先でサイコロを振り、ゴールの札幌が出るまで旅を続ける企画の中で

ミスターの振るサイコロは、時として奇跡的なくらいに最悪な目を出してきた。

札幌と正反対の方向に行く目、出演者・スタッフの体力を奪う「深夜バス」に乗る目。

その時、旅の相方でありミスターが社長を務める事務所のタレントでもある大泉洋は

「この、ダメ人間!!」という言葉をミスターに浴びせる。

 

でも、この本のタイトルは、その運の悪さの話ではない。

ミスター本人の過去を指した言葉である。

放送作家、タレント、事務所の社長、そして映画監督と

華々しく見えるミスターの原点が、挫折よりも深い、

文字通りの「ダメダメ」な時代だった事を赤裸々に書いている。

 

読んでいると、テレビで見るミスターの人物像と結びつかない気もする。

でも、よく思い返すと結びつく気もする。それは「人間味がある」という意味でもある。

何か、今のミスター自身が自分の「振り返りたくない過去」と一生懸命に向き合いながら

言葉を紡ぎ出しているように感じられて、とても読み応えがある。

 

そして、ミスターの人生の節目に登場する人物「自己嫌悪」

その「自己嫌悪」とミスター自身の会話、葛藤が文章の中に自然に登場する。

つまり、この本はエッセイであり私小説でもある。

 

人間の心の奥深くにある「弱い自分」を、ここまで出して書いた本は珍しい。

だからこそ、読み終わった後に不思議な元気をもらえる事が出来る。

僕の「ダメダメ」な部分も、こうやって正直に書けたら・・・とも思う。

JOGLIS

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今日、生まれて初めて「皇居RUN」をしてきました。

昨日からのTOKYO FMでの泊まり勤務が終わってから、

目の前にあるランナーの渦に紛れてきたのは、あるきっかけがあったから。

そのきっかけとは、この10月からTOKYO FMで始まった

日曜日の朝ワイド「JOGLIS」です。

 

タイトルに「JOG」とあるように、皇居を走るランナーをはじめとする

アクティブに活動する人をサポートしよう!!という番組。

デスク勤務の時間中の番組とあって、番組スタッフの皆さんとも

仲良くさせてもらっています。

 

そして、今日は僕のデスク勤務が終わった午前10時過ぎから

パーソナリティーの浅利そのみさん、番組ディレクターの池田さん、松井さんの

ジョギングにお供させてもらいました。

 

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僕以外の3人は、番組が終わってから走るのが日課になっているのですが

僕は学生以来の事だったので、ペースを落としてもらって皇居を一週。

約5キロの道のりを34分で走ってきました。

 もっと辛いかなあ、と思っていたら、これが楽しい!!

 

次々に変わる景色を見ながら走るのは飽きないし、

一周の間に信号が一つも無いのも良い。さすがはランナーの聖地!!

満足して一周をする事が出来ました・・・って、他の3人はもう一周していました(笑)

番組の情報は、こちらからチェックしてみて下さい。

http://www.tfm.co.jp/jog/

ちなみに5:00〜7:30までが「JOGLIS」、

そして7:55から僕が「ドライバーズ・インフォ」を担当した後、

8:00からの「JOGLIS PLUS」と続きます。

ジョギング、新しい趣味に加えられたら良いなあ。

時間を有効利用するコツ

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普段、仕事などで出かける時は必ず本を持って行くようにしています。

移動の電車の中、ちょっとした時間がもったいないなぁ、と感じるようになったからです。

そんな僕が最近、本屋さんで見つけた本がこれです。

テレビやラジオで活躍中の国際弁護士、八代英輝さんの

「仕事を最大に効率化する『エフェクティブ・タイム・マネジメント』」

 

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タイトルは難しい本ですが、内容はすごく分かりやすい本でした。

仕事をする時や何かの作業をする時に、時間の意識を変えることで

より効率的に出来る、というノウハウが、自身の経験を基に書かれています。

 

たとえば「15分あったら何が出来るか」といったリストを書き出しておいて

ちょっとした空き時間に作業を進める(新聞・雑誌のチェック、返信を急がないメールなど)。

 

また、手帳やノートを使った勉強・仕事の効率化の方法がたくさん紹介されているのも面白い。

「知らぬ間に自分が実践していた」というものもあれば、

「今やっている方法に一工夫すれば、こんなに効率化出来る」というものもありました。

そうやって時間に余裕が出来れば、空いた時間を自分のために使う事が出来る。

1日はみんな平等に24時間なんですから、うまく使いたいですよね。

 

しかもこの本、さすがに時間の使い方を書いてあるだけあって

1つの項目が3〜4ページ、電車に乗っていても2〜3駅で読めるんです。

だから、少しずつ読み進める事が出来て、とても便利です。

 

八代さんとはTOKYO FMの朝の番組でお仕事をご一緒した事があって、

その仕事量の多さには、いつも驚かされていました。その時の事を今でも憶えているので

この「時間活用術」に、より説得力を感じます。特にビジネスマンや学生さん、

そして「1日が24時間じゃ足りない!!」という方にオススメです。

人生とは・・・。

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なんだかスケールの大きなタイトルを付けちゃいました。

でも、そんなに硬い話じゃ無いです。

「おせんべい」くらいの硬さですのでご心配なく。(余計に分かりづらい)

 

今日は丸1日のオフでございました。

別にオフ自体は珍しい事でも無いんですが、思い切り自由に使えたオフは久しぶり。

どういう事かというと、ここ数週間は必ず

「今度の○○日までに、この仕事の準備をしなきゃ」といった「宿題付き」のオフだったんです。

そういう日って、どうしても「宿題」の事が頭にあるので、遊びに行く気にはならないんですよね。

そんな「宿題」が無い久しぶりのオフ、という事で映画を見に行ってきました。

 

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ずっと見たかった渡辺謙さん主演の「沈まぬ太陽」。

ポスターが貼られていなかったので、とりあえずチケットの写真を撮ってみました。

まあ、ポスターがあったとしても、ちょっと写真を撮るのは勇気がいるんですよね〜。

なんだか、映画を盗み撮りしに来た人のように思われたらイヤだな〜とか思っちゃって・・・。

映画の始まる前に必ず流れる「No More 映画泥棒!!」の人(カメラ?)みたいに

思われたら一生立ち直れない(笑)

 

話が脱線しました・・・それで「沈まぬ太陽」の話。本当に良かったです。

途中に休憩が入る3時間半以上の映画にも関わらず、全く長く感じませんでした。

山崎豊子さんの原作は読んだ事は無かったのですが、もちろん

あの飛行機事故の時の記憶は鮮明にあります。

でも最後には「実在のものとは関係ありません」と出ているのが、かえって印象的に映りました。

 

組織という大きな渦の中で、自分の意思を貫く事の難しさ。

会社によって違えど、見た人それぞれが自分に置き換えて見ていたんじゃないでしょうか。

渡辺謙さん演じる主人公を通して、「人は何のために働くのか、生きるのか」という事を

痛切に感じました。男として、という点でも共感するところが多かったように思います。

 

このところ、色々な事から「生きる」という事を考えさせられるのです。

昨晩にNHKで放送されていた、ジャーナリスト・立花隆さんの「がんドキュメント」もそうでした。

自身ががんに冒された事をきっかけに、その病について徹底取材を始めた立花さん。

その解明の複雑さ、難しさに対峙すると同時に立花さんが辿り着いたのは

「どう生きるか」が大切なのだという事。

 

医学の進歩が待たれる事は言うまでもありませんが、それとは別に

私たち一人一人が自分に渡された時間を、どう輝かせていくのかという事を

教えてもらった番組でした。

 

今や「がん」という病気を他人事と思える人は一人もいないと思います。

そして、僕が尊敬するジャーナリストの方は殆どが、がんと闘っています。

立花隆さんの他にも、筑紫哲也さん、鳥越俊太郎さん、岸井成格さん・・・。

まるで、ジャーナリストとして自らを取材対象にする事を運命付けられたかのように。

だとするならば、僕もいつか病気と闘う時が来た時には、

それをきっちりと伝えられる人間でありたいとも思います。

といっても、言うのは簡単で、自信は無いですが・・・。

 

僕は今30歳。人生の半分には達していませんが、3分の1は過ぎたかな。

ふと、「あと何年好きな仕事が出来るかなぁ」と思う事があります。

今回のような映画や番組に出会った時は、特に思います。

仮に筑紫哲也さんと同じ年齢までお仕事が出来たとして、あと40年。

人に言わせれば「まだまだ先は長い」となるんでしょうが、

僕がやりたいことの量からすると足りない。

その全部が出来ないとしても、どんな事をして生きていくのか。

そのためには、今何をするべきなのか。

なんて事を時々考えて、頭の中がグルグルしている今日この頃です。

あれ?意外と「堅焼きせんべい」くらいに硬い話になっちゃいましたね。

 

明日は、朝から「彩の国ニュース」のロケです。

日本橋駅異臭騒ぎ

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普段、ニュースをお伝えする仕事をしている僕ですが、

時としてニュースの発生した「現場」に遭遇する事もあります。

今日は、まさにそんな事がありました。

 

今日の午後、僕は事務所での打ち合わせを終えて

表参道駅から地下鉄銀座線に乗っていました。

 

電車が途中の京橋駅に到着した際、電車の中で本を読んでいた僕は

降りるつもりだった、一つ先の日本橋駅と勘違いしてホームへ降りてしまったんです。

「あっ、しまった!ひと駅早かった!」と電車に戻ろうとしたんですが、

なんだか様子がおかしい・・・電車が出発する気配がないのです。

すると、車内にアナウンスが流れました。

 

「日本橋駅で車内に塩酸がまかれました。このまま運転を見合わせます。」

 

車内がざわつき、乗っていたうちの2割くらいの人がホームに降りました。

「塩酸がまかれた」という言葉に「テロ」という2文字が頭をよぎる。

 

京橋駅と日本橋駅が、それほど離れていない事を知っていた僕は、すぐに地上に出て

日本橋駅に向かいました。小走りで7〜8分。

 

予想と違って、日本橋駅の改札の中に入るのに、規制などはされていませんでした。

 

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改札口には乗客が殺到していて、係員が対応に追われます。

そんな中、「銀座線は日本橋駅を通過して運転しています」のアナウンス。

このあたりで、塩酸のまかれたのが自分の乗っていた一つ前の電車で、

乗客の持っていた「工業用」の物がまかれたらしい、という事が分かってきました。

となると、故意にまかれたものでは無いのか?・・・とはいえ、まだ情報は錯綜しています。

しばらくして、サイレンの音が聞こえてきました。

 

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次第に暗くなってきた日本橋交差点を囲むように、10台以上の

パトカーや消防車がサイレンを点けたまま止まっていました。

消防隊員の人が、次々に防護服を着てホームに降りていきます。

 

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僕が日本橋駅に着いて10分以上経っていたので、異臭の発生からは30分以上が

経過していた事になるでしょうか。ホームへ降りる階段に、規制線が引かれました。

「現地対策本部」の幟が立てられ、緊張感が増していきます。

 

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この頃になると、一方を聞いたであろうスチールカメラマンなどがやってきました。

僕も念のため、仕事で通っているTOKYO FMの報道へ電話をしましたが、

異臭騒ぎの詳しい情報は特にいらないとの事だったので、交通の乱れなどについて連絡しました。

一方、ホームからはビニール袋が・・・これに塩酸の入っていた瓶が入っていたのでしょうか。

 

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そして異臭の発生から1時間が経過。テレビ各局のカメラクルーが続々と到着し、

消防の報道発表が行われました。この日記を書いている18:30時点では

4人が病院に搬送され、命に別状は無いとのことです。

 

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日本橋駅は、僕も一週間に3〜4回は使う駅です。そんな駅で突然に遭遇した今回の騒ぎ。

事件性は無い模様(18:30現在)ですが、時間の経過と共に頭に浮かんだのは

地下鉄サリン事件でした。あの日もこんな状況で起きたのか。

今日の騒ぎは夕方の4時間でしたが、地下鉄サリン事件は朝のラッシュの時間帯。

その時、現場がどれほどの修羅場になったかは想像しても余りあります。

 

「危険物の持込みはご遠慮します」というアナウンスを常日頃の電車内で聞いていながら

いざこのような事が起きてみると、「持ち込めてしまう」怖さを感じずにはいられませんでした。

OFFモードです。

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今日は朝から「はっぴる」のロケに行ってきました。

ここのところ、珍しく早起きが続いていたんで、ちょっと眠い。

ちなみに、土曜日からの起床時間は、「6:00」「7:00」「5:30」「6:30」てな感じで。

それ、全然早く無いだろ?!と、働く皆さんに言われそうですが(笑)

 

不思議ですね〜。今年の春まで早朝の番組をやってきた時は、週2日は

午前3時に起きていたのに、6時に起きる方が辛いのは何故だろう・・・。

 

ちなみに明日はオフ。昼間に事務所へ行く用事はあるものの、

打ち合わせなどでは無いので前日の準備なども無し!!

まあ、本当は週末のお仕事のために資料を見なくてはいけないのですが、

とりあえず、今日のうちはオフ気分で過ごそうと思います。

 

そんなわけで、目を通したいものを色々と置いてみる・・・。

 

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今日は落語関係が多いかな。いつもお世話になっている古今亭菊之丞師匠の特集記事が

この週末の朝日新聞に載っていたので、まずはじっくり読む。

あとは毎年恒例、立川志の輔師匠の1月PARCO公演のお知らせが来たので、

先行予約でいつ行くかを考える(ファンクラブに入っているのに、土日はなかなか取れない・・・)。

 

あとは、急いで読む必要は無いんだけど本屋で見つけて衝動買いした本の中から

どれかを読む(といっても、15冊くらい貯まっているので、選ぶのが大変)。

こういうのを、時間(特に明日起きる時間)を気にせずにやれる時間って嬉しい。

 

そして、横には近所のスーパーで5個263円の草餅。これで準備万端(笑)

これから、早くても午前2時くらいまで。4時間はオフモードで過ごします!!

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