東北レポート③
2015年03月24日
3/11(水)初めて、この日を東北で迎えました。
釜石のホテル「陸中海岸グランドホテル」から見た景色。
穏やかな海でした。4年前のこの日、この海から10mを超える津波が来たとは
どうしても実感が湧きません。
でも、あの津波で浸水被害を受けたホテルの前には、
長い防潮堤が建設されていました。
この日は、車で南三陸へ。
東北放送の飯野アナウンサーに紹介してもらった「南三陸さんさん商店街」
組合長の阿部忠彦さんを訪ねました。
32ある仮設のお店の中には、観光客向けだけでなく
地元の方が使う生活用品の店も多く
「若い世代が残ってくれる街作りが大切」と話して下さいました。
取材の後は、商店街のお店がそれぞれにオリジナルメニューで盛り上げる
「キラキラ春告げ丼」を頂きました。あわびが丸ごと1個、マグロにハマチに
タコにめかぶなどなど・・・この定食が2000円!!
この丼を食べるためだけでも、また南三陸へ行きたい!!(笑)
これからの復興応援って、そういう事も大事ですよね。
3月11日の午後2時46分は、陸前高田市・奇跡の1本松の近くで迎えました。
街中にサイレンが響く中、みんなが車を止めて黙祷。
奇跡の一本松の周りは、まるで石油コンビナートのように
ベルトコンベアーが囲んでいました。
山の斜面から削った土を運び、高台に作る新しい街の土台にするのだそうです。
飯野君が言っていた「復興の格差」、まだまだ街の姿に戻るには時間がかかります。
そんな中、カフェやお土産さんがオープンし、観光バスが次々にやってくる。
複雑な感情が入り混じる中、東京から来たテレビカメラの多さが、
余計に気になりました。
この日の夕食は、ホテルの近くのラーメン屋で「元祖・磯ラーメン」なるメニューを。
魚介類がたっぷりの、文字通り「磯の香り」が楽しめる、さっぱりラーメン。
考えてみれば、取材4日目にして、昼も夜もやっと魚介類を食べられた(笑)
あっという間に、時間が過ぎて行きました・・・。