「ゆめ半島千葉国体」取材日記?
2010年10月05日
前回に続いて、「ゆめ半島千葉国体」取材の話。
2日続けて雨に見舞われた後、29日(水)の事を書きます。
本来の日程で行けば、高校野球公式競技の準決勝となるはずだったこの日。
やっと2日目の試合をする事ができました。
舞台はもちろん、銚子市野球場。朝9時の試合開始に間に合うように、
早起きして向かいました。第1試合の開始前には、すでに球場にはいっぱいの人。
外野席の開放もすぐに始まりました。
この日を待ちに待ったのは、僕たち取材陣も同じ!!
番組キャスターの上原風馬さんも一緒に行きました。
その一番の理由は、何と言っても、この日の対戦カード。
第一試合に、夏の甲子園優勝の興南(沖縄)、
第二試合には、準優勝校の東海大相模(神奈川)、
そして第三試合には、ベスト4まで進んだ我らが成田(千葉)が登場!!
盆と正月がいっぺんに来た(笑)好カード揃いです。
しかも、国体の高校野球は試合ごとの入れ替えは無し。
そりゃ、朝から人が押し寄せるわけです・・・。
まずは、第一試合。目的は何と言っても、興南の島袋投手です。
甲子園では生で見られなかった、トルネード投法。
球のスピード、キレも素晴らしかったけど、それと同じくらいに
コントロールも良かった。横で見ていた風馬さんは、すぐに
「初球でほとんどストライクが取れる」と感心していました。仙台育英を相手に
8回2/3を投げて、ヒットこそ9本打たれましたが、9個の三振を奪い2失点。
貫禄あるピッチングでした。
試合の後には、他の取材陣に混じって島袋くんを囲み取材。
「千葉の印象は?」と聞かれて「沖縄と違って、海の波が高くてビックリした」と答えた島袋くん。
堂々としたピッチングとは裏腹に、初々しさも垣間見られた瞬間でした。
インタビューの後は、第二試合。
こちらの注目は、こちらも当然、東海大相模の一二三投手です。
甲子園では、最近になって投球フォームの腕の位置を下げた事が話題になった一二三くん。
この日は何と、場面によって、腕の位置を変えていたんです。
2種類の投げ分け。写真でも明らか。この器用さ・・・驚きです!!
一二三くんは、島袋くん以上の安定したピッチング。
北大津を相手に、8回を投げて4安打9三振という内容。
とにかくテンポの良さが際だちました。
試合後のインタビューでは、これまでの思い出を聞かれて
「アメリカ遠征で島袋や中川と話せた事で勉強になった。
苦しい事ばかりだったけど、頑張って最後の最後に、
この時期まで3年生の仲間と野球が出来る喜びがあった」と答えた一二三くん。
とても、重みのある言葉でした。
さぁ、そして待ちに待った第三試合。
成田高校がいよいよ登場!!
この夏、どれだけ元気をもらっただろう・・・。
そんな気持ちで試合を見ていました。先発は、もちろんエースの中川くん。
しかし・・・この時期の調整の難しさがあったのか。
明徳義塾を相手に、6回10失点という内容でした。
そして僕と風馬さんは、夜の番組の生放送があったので、2回までしか見られず。
それでも、成田高校の選手のみんなへの感謝の思いを込めながら見ていましたよ。
そんな銚子市野球場には、地元の名産品の屋台も出ていました。そこで・・・。
千葉国体オリジナルの瓶に入っていたお醤油と、
銚子名物のぬれ煎餅(しかも銚子電鉄バージョン)を買いました。
雨の影響で日程が消化できなかったのは残念だったけど、
甲子園のヒーローたちを目の前で見られたのは、まさに「ゆめ」の時間でした。
本来なら夏の甲子園で引退するはずだった選手達に与えられた、再会の舞台。
選手の皆さんにとっても、きっと素敵な思い出になったはず。
次に会うのは・・・プロ野球の舞台??