上信越20時間旅?
2010年02月26日
今日はJCN「はっぴる」のロケに行ってきました〜。
今日行ったお店は、3月の放送でご紹介する分なんですが、詳しくは
放送の時期に合わせて書きたいと思います。
そんなわけで、浅田真央ちゃん銀メダルのニュースはさっき知りました、はい。
では、昨日の続き。時間をおととい・24日水曜日の午前4時半に戻しましょう。
上野からの夜行急行「能登」に乗って新潟県の糸魚川に着いた僕は
他の鉄道好きの皆さんと駅の中をウロウロ・・・。ここからJR大糸線に乗り換えるのですが、
始発電車は6時過ぎ。1時間半何しよう(笑)
結局、めったに行かない糸魚川駅を色々と見学していました。
本当は駅のすぐ横にある、「レンガ倉庫」という歴史と雰囲気のある車庫で
写真を撮ろうと思ったんですが、真っ暗闇の中ではキレイに写らず断念。
そして40分ほどが過ぎたところで、大阪から新潟へ向かう寝台急行「きたぐに」が到着。
この583系も、今では本当に貴重な列車です。昼間は座席、夜になると天井近くから
ベッドを下ろして寝台列車に変身できるという、鉄道ファンにとっては特別な存在なのです。
その583系が夜行定期列車として運転しているのは、「きたぐに」だけ。
少しでも長く頑張ってもらいたいものです。
で、ここから大糸線に乗る目的は使用されているディーゼルカー「キハ52」です。
この車両も、前のブログに書いた「北陸」や「能登」と同じく
3月12日で大糸線から引退するんです。今後については、まだ不明な点も多いんですが。
まさに「ローカル線らしい」車体の持つ雰囲気。僕もその姿をしっかりとカメラに収めなければ。
というわけで、まずは糸魚川からの南小谷行き始発電車に乗りました。
1両編成の気動車、ほぼ席は埋まっています。
見た感じは、3分の2が鉄道ファン(笑)でも、冬山登山らしき人もチラホラ・・・。
色々と迷った末に、「根知(ねち)」という駅で降りてみました。
まずは過ぎゆく列車をパチリ。哀愁を感じる1枚になりました。
無人駅である「根知」の待合室に行き時刻表を見ると、
次の列車は2時間後!?(笑)・・・って、まあ分かっていたんですけどね。
一応、現状を再認識しただけ(笑)でも、予想していなかったのは
無人駅の「根知」周辺には店も無かったということ・・・コンビニはもちろん、
自動販売機すら無い!!待合室にもベンチしかない!!
少し暖かくなったとはいえ、その時点での現地の気温は3度(!)
というわけで、まずは・・・トボトボと歩き始めました(笑)良い撮影ポイントを探して。
というのも終点の南小谷までは行かない、途中駅までの列車が
20分後に追いかけてくるのを知っていたからです。乗る必要は無いけど、撮るには絶好の列車!
適当にフラフラと歩くこと10分。橋を渡る列車を横から見られるポイントがありました。
残念ながら、車両の下の部分は隠れてしまうのですが、それでも良い景色。
容赦なく吹き付ける寒風に凍えること10分。
ついに列車が登場。まずは、トンネルを出たところを1枚。
続いて橋の中央部を向いて1枚。
鉄道写真に詳しい方にお見せするには、車輪が隠れているのでお恥ずかしい限りですが
僕自身としては、けっこう気に入っています。
ここで一度「根知」駅にUターン。すると、他にも鉄道の写真を撮りに来ていた方がいました。
その方は様々な資料を見て、わざわざ名古屋からやってきたんだそうです。
その方が、別の撮影ポイントに行くというので同行させてもらいました。
橋の横から写真を撮って約30分後。先ほどの列車が折り返して戻ってきました。
線路をまたぐ国道の上から見下ろして撮りました。
後方の山は朝陽を浴びているけど、地上の線路にはまだ届かず。
そのバランスが、また良いんじゃないかなぁ・・・と自画自賛(笑)
そして再び「根知」駅へ。更に40分ほど・・・やっとの次の列車がやってきました。
実は、この列車の来る瞬間が「根知」駅に降りた最大の理由。
このように、「キハ52」同士の2ショットを待っていたんです。
でも、けっこう勇気が要ったんですよ・・・。というのも、この区間は単線で
僕が乗る予定の南小谷行き(写真右)が先に到着。
そこへ反対方向から来た糸魚川行き(写真左)が到着するんですが、
その後すぐに南小谷行きは出発してしまうんです。
2ショットを撮影したらすぐに列車に乗らないと、遅れたら更に2時間半待ち(笑)それはキツイ。
でも、そこはローカル線の優しい運転士さん。
鉄道ファンが多く撮影に来ている事は十分に承知していて、
ちゃんとみんなが列車に乗るのを確認して出発してくれました。
本当にありがとうございました!!
さぁ、大きなミッションを終えて大糸線を南下。
南小谷からは電化区間に入るので、ディーゼルカーから大糸線の「電車」に乗り換え信濃大町へ。
立山黒部アルペンルートの長野側の玄関口である信濃大町。
ここには、僕の祖父母が眠るお墓があります。
無事に仕事が出来ている感謝と、無事に列車の撮影が終わった報告を兼ねて(?)
お参りしてきました。後ろに見える北アルプスの美しさは圧巻!!
お参りの後は、信濃大町の名物「ソースカツ丼」を食べに市内のお店「昭和軒」へ。
ここは「ソースカツ丼」の老舗。「はくばSP豚」を使った丼は、
サクサクの衣に甘めのソース、ジューシーな豚肉と
豚肉の下に敷き詰められたキャベツがクセになる味です。
しかも、お店に入ったらちょうどバンクーバー五輪をやっていて、
ソースカツ丼を食べながら、ショートプログラムでの浅田真央ちゃんの演技を見ていました。
そして今日のフリーの演技はこれからテレビで見ます。真央ちゃんの銀メダル、素晴らしいですよね。
話は戻りますが、結局、ソースカツ丼を食べた僕が列車を乗り継ぎ東京に戻ったのは夜7時。
前日の夜11時過ぎに上野を出てから20時間での弾丸ツアーでございました。
・・・それで、こういうタイトルだったんですよ。説明が遅かったですけど(笑)
たまには、こういう「学生っぽい」旅行も良いもんだなぁ、と思いました。
いつまで体が持つかは分かりませんが・・・。
今回乗った列車たち・・・3月12日までガンバレ!!