北海道「鉄旅」日記その1
2009年10月29日
さっきまでテレビでドラフト会議を見ていました。菊池雄星投手、
西武に決まりましたか〜。これで工藤投手も西武入りしたら・・・楽しみですね〜。
さてさて、先週末の北海道への旅について書きますか・・・今回も長くなりますよ(笑)
ここ何年か、北海道へ行く時は飛行機がほとんどでした。
しかし今回は東京からの行き帰りも列車にしました。完全な「鉄旅」です!!
旅のスタートは夕方の東京駅。新幹線ホームに上がると、たくさんの学生さんの姿がありました。
あれっ!?と思って出発案内板を見たら・・・。
「団体」の文字。修学旅行の専用列車だったんですね。
同じ列車に乗るわけじゃ無くても、こちらも旅行気分が盛り上がります。
で、こちらの旅は東北新幹線「はやて」からスタート。
いつもは近郊形の電車で行き来する都内や埼玉も、新幹線の車窓から見れば違うもの。
それを楽しみにワクワクしながら東京駅を出発したら、いきなり睡魔が・・・。
直前までロケの仕事をしていたから、ちょっと疲れが出たみたいで。
気が付いたら・・・宇都宮付近でした。ちょっと残念!!
でも、宇都宮も半年前まで通った土地。宇都宮に停車しても降りないって新鮮!!
と思ったら、宇都宮を高速で通過(笑)そうか、乗っていたのは「はやて」でした。
大宮から仙台からノンストップなんだった。
それにしても、東京から青森県の八戸まで3時間ちょっと。早くなったもんだぁ。
夜の8時過ぎに八戸着。10分ほどの乗り換え時間でバタバタと在来線ホームへ。
バトンを受けるのは、青森行きの特急「つがる」です。
ヘッドマークは青森らしく、りんご。
この「つがる」は主に八戸から青森を経由して弘前まで走る特急。
この時に乗ったのは青森止まりの列車だったんですが、「つがる・青森行き」となると
以前に上野と青森を結んでいた夜行急行の「津軽」を思い出します。マニアック過ぎかな?
この列車も、東北新幹線が新青森まで伸びると、運転形態の変化を余儀なくされます。
今後の事を思いながら、ちょっと懐かしい485系の乗り心地を楽しんでいると
1時間ほどで、あっという間に青森に到着。
この時点で21時18分。次の列車までは1時間半あります。
ここでちょっと遅い夕食を・・・と思っていたんです。が!!
駅のホームを見渡して愕然!!お弁当屋さんも、立ち食いそば屋さんも閉まってる!!
夜行列車もあるんだから開いているだろうと思ったのが甘かった(笑)
こう書くと「だったら駅の外に出たら?」と思うでしょうが、僕が今回使ったきっぷは
北海道内に入るまで途中下車が出来ないんです。残された手段は、2つ。
「駅の売店で済ませる」か、「断食する」か・・・別に旅の初日に断食修行するほどの理由無いし(笑)
駅で2つ開いていた売店で、おにぎり2個と、ゆで卵を購入。でも、これってどこでも買えるよなあ。
少しでも青森っぽいものを・・・と思ったら、ありました。
海鮮かまぼこ、その名も「竜飛」青森の岬の名前が入っている、正真正銘の青森産。
しかも値段は130円(笑)お手軽に地元の味を楽しみながら、待合室で一人晩酌(笑)
すると、いつの間にか1時間が経過。この日の「宿」が登場しました。
青森から札幌へ向かう寝台急行「はまなす」です。
先頭は、青函トンネルを通る客車を牽引するED79。函館まで引っ張ります。
この「はまなす」は、日本で唯一の「客車急行列車」です。
また、本州と北海道を結ぶ夜行列車の中で唯一の自由席を連結しているので
様々なフリーきっぷで使う方も多い、ありがたい列車。
僕も今回使っている「ぐるり北海道フリーきっぷ」で乗ることにしました。
この日は週末だった事もあって、寝台車が1両増結。
1号車と2号車の間に「増21号車」が入ります。なんで「21」なんだろ(笑)
そして、僕が乗った車両は「はまなす」の特徴の一つ「カーペットカー」です。
このように上段と下段に分かれていて、カーペットにゴロ寝するスタイル。
一人ずつの枕と毛布は付いています。ちなみに、17席ある下段よりも
8席しか無い上段の方が広いため、上段の方が人気。
僕は発売日の一ヶ月前にチケットを買ったので、上段でしたよ。
おかげで、札幌までの7時間、熟睡で向かうことが出来ました。
まあ、青森駅の待合室で一杯やった事のおかげでもありますが(笑)
これから「はまなす」カーペットを使ってみようという方は上段を狙ってみては?
旅の1日目はここまで。つづく・・・。