小笠原神社に行ってみました。
2009年03月22日
今回の「富士ぶさ」の旅、その出発前に僕は「帰り方」を考えていました。
せっかく行きに「富士ぶさ」に乗るのだから、帰りにも
何か鉄っちゃんらしい帰りのルートは無いだろうか、と思っていたんですね。
そこで、出発前に考えたのは、門司港駅近くにある「九州鉄道記念館」
だったんですが・・・。博多からソニックに乗った僕は・・・。
小倉から日豊本線に入った、この「行橋駅」に降りました。
ここは、かつて機関区など九州の鉄道の大きな拠点となった駅で
駅前にはSL「C11」の車輪が展示されています・・・が、
それが目的ではありません。
行橋駅からバスに乗ること45分。
着いた場所は、その名も「小笠原神社」でございます。
こちらは、清和天皇 清和源氏の流れをくむ、全国の小笠原家の始祖・
小笠原長清公の御霊を祀る唯一の氏神神社、なんです。
でも、今までその神社の存在は全く知りませんでした。
最近、たまたま神社の宮司さんが僕のホームページを見つけてメールを下さり、
それを確認したのが、なんと「富士ぶさ」の中でパソコンを見た時だったんです。
場所が「福岡県」と分かり、このタイミングは・・・行ってみようかな?と
予定を変更して向かったのです。
「自分たちの先祖の努力によって今の自分がある」という事を知って欲しい、と
話す宮司さんと共に、自分の由来・ルーツについて勉強をする事が出来ました。
さて、行橋駅に戻ると、時間は夕方の6時。
そこで、ふと、ある事に気付きました。急いで近くの地図を確認!!
10分ほど歩いた橋の近くで
約20分後にやってくる、あの列車を待つことにしました。
はい、大分を出た東京行きの「富士」が行橋を通る時間だったんです。
つまり、この日の朝まで僕が乗っていた「はやぶさ」と、昨日の朝から
共に走っていた列車が、再び東京に向け走る姿をキャッチ出来たというわけです。
正面から待ち受けるか、周りの景色と一緒に収めるか・・・色々と考えたんですが、
夜汽車っぽく「月」を、そして春に引退する列車らしく、橋の下の「菜の花」を入れた
角度から撮ってみました。
でも、分かりづらかったなぁ。
納得がいかなくて、
この後、2時間ぐらい、その事を引きずっていました(笑)。
そのショック状態のまま(笑)行橋からは再び「ソニック」で小倉へ。
今度は「青いソニック」です。2種類の「ソニック」に乗れたのはラッキー!
青いソニックの内装もオシャレです。
そして、あっという間に小倉へ。先ほどの「富士」をうまく撮影できなかった
ショックから「小倉に1泊して、明日の朝に東京から来る『富士』を
待ちかまえようかな〜」と本気で考えたんですが(笑)、お金も時間も
相当なロスになっちゃうので、当初の予定に従うことにしました。
あの時、大きなカバンを持って、改札の前を20分くらいウロウロしていた僕は、
周りの人には、さぞや不審人物に映ったことでしょう(笑)
小倉からは、西日本でしか見られない新幹線「ひかりレールスター」で岡山へ。
なんで岡山なのかというと、最後に乗りたい列車があったからです。
次回へ続く。