これまでに、僕が仕事で東京と宇都宮を往復する時の2つのルートを

ご紹介しましたが、こちらは時間に少し余裕がある時の移動パターンです。

まず、使う交通手段は、JRではなく東武線。しかも、特急は使いません。

そんな時、多く使うのが、東武線の「区間快速」電車です。

この電車が走るのは、1時間に1本。これで、浅草から栃木県の栃木まで行き

東武宇都宮線に乗り換えて宇都宮に向かいます。この「区間快速」で

栃木まで1時間半。以前は、もう少し早い「快速」電車があったんですが、

今は「快速」は朝早くのみ。

s-区間快速1.jpg

こちらは浅草駅での出発前の風景。

下町らしさに溢れる浅草の街の中心にある、とても趣のある駅です。

s-区間快速2.jpg

しかし、この駅は趣もあるが傾きもある・・・というか、急カーブのホームなんです。

隅田川のすぐそばに、かなり窮屈に作られている駅というために、

電車に乗るときは、車両とホームの間が広く空いてしまう。

そこで、このようなスロープが用意されます。

s-区間快速3.jpg

ところで、僕がこの電車に乗りたい理由。それは

「旅情が掻き立てられる」からです。たとえ仕事に行くとはいえ、

その道中は旅の気分を味わいたいもの。

 

そんな時、この列車の行き先を見ると、「日光」「会津」といった観光地が見られ

まさに旅行気分になれるんです。

 

また、この電車のもう一つの魅力は編成の内容。6両編成のうち、

前2両「東武日光行き」

中2両「会津田島行き」

後2両「新藤原行き」

と、3つに分かれるのです。全国でも、同じ編成から

3つに分かれるというのはかなり珍しいと思います。

6両のうち、まず前の2両と後ろの4両に下今市で分かれます。

さらに、後ろの4両のうち、鬼怒川温泉を過ぎた新藤原駅で

後ろの2両を切り離し、残った2両が会津方面に向かいます。

終点の会津田島までは、浅草からなんと4時間20分!

 

s-区間快速4.jpg

そんなわけで、僕のような鉄っちゃんじゃないと、乗る車両を間違える人も多い。

そこで、全ての車両の車内にも、行き先表示板が付いています。

s-区間快速5.jpg

そして車内は、このようなクロスシート。私鉄でクロスシートの車両も

なかなか貴重。こういう椅子だと、特にグループで旅をする方は

旅の雰囲気が更に盛り上がりますよね〜。

最後に、僕の格安旅のお供をご紹介します・・・。

s-区間快速6.jpg

これ、浅草演芸ホールのすぐ近くにある

「ぱくぱく」というお弁当屋さんのお弁当。

これは、千葉テレビの落語番組の収録で

演芸ホールに行った時に知ったのですが、

まず嬉しいのが値段!!このボリュームで税込み262円!!!!!

しかも、この他にも唐揚げやハンバーグなど、種類も豊富です。

まさに格安旅の強い味方!ここのお弁当を僕のように使う人は

あまりいないと思いますが(笑)、

浅草で落語や演劇を鑑賞する時には覚えておくとお得ですよ。