リオの「のりもの」
2016年10月26日
リオでの慌しい日々の中で、個人的に楽しみだったのは
・・・移動の時間(笑)乗り物好きで良かった~と思いましたよ。
リオ市内での移動で一番使ったのが、このBRT。
日本の一部にもある、「連接バス」です。
東北・三陸地方では、津波によって線路が流されたところを道路にして
専用道を走るバスを「BRT」と呼んでいます。
リオでも「専用道を走るバス」という意味では同じなのですが、
街の中心部、しかも片側3車線ずつの交通量の多いところを、
更に1レーン独占して「BRT専用道」があるんです。
しかも、3~5分おきにビュンビュンやってくる。それでも、混んでいるんです。
観音開きのドアは・・・隙間が空いていました(笑)
とはいえ、専用レーンで渋滞が無いので、移動には役立ちました。
主要な駅にしか止まらない「EXPRESSO(エクスプレッソ・急行)」バスが
あるのも興味深い。出来る事なら、1日自由にBRTに乗りたかった(笑)
そんなリオの街は、ただでさえ車の量が多いのに、オリ・パラ関連で
車の量が増えると、選手やスタッフの移動が大変です。
そこで活躍するのが、関係者だけが乗れる車。
こういうラッピングがされた車は、関係者のパスが無いと乗れません。
僕たちも乗れない・・・のですが!!1度だけ、
関係者の方に同乗させてもらえました。
タクシーを捕まえるのさえ大変な中で、ちょっとした優越感でした(笑)
一方、オリンピックパークの中の移動が、実は大変。
記者の入り口は、それぞれの会場の裏側にあって
正面の一般入り口は使えないのです。
そこで、各会場の裏手とプレスセンターを結ぶ
関係者用のシャトルバスが走っています。
ただし・・・時刻表は、あって無いようなもの(笑)
よっぽど時間に余裕が無いと使えませんでした。
最後は閉会式開始直前のマラカナンスタジアムから撮った、電車の写真。
地下鉄の終点がマラカナンスタジアムの横にあります。
そのすぐ後ろは・・・貧困層が密集し、麻薬の密売や
銃撃戦も多い「ファベーラ」です。
こんなに、近いんです。
現地のガイドも「マラカナン周辺の電車は危険だから、乗らない方が良い。」
と言っていたので、リオの中心部以外では乗りませんでした。
大きな混乱や事件も無く終わったリオ・オリンピックとパラリンピックですが、
終わってしまうと・・・もう一度、ゆっくり言ってみたくなるリオの街です。