恐怖
2011年03月12日
このブログを書いている現在、
昨日の東北を震源とする大地震から22時間が経とうとしています。
この地震で被害に遭われた皆さまには、心からお見舞いを申し上げます。
僕は地震発生時、テレビのスタジオ収録を終えて
東京都内の地下鉄東西線に乗っていました。
都心から千葉方面に向かっていた電車が東陽町の駅に侵入した時、急停車。
しばらくすると、荒波の中の船のようにすさまじい横揺れが襲ってきて、
しばらく揺れたあと20分くらい閉じ込められました。
でも車掌さんの『この中は安全です。』という冷静な案内放送のおかけで
みんな落ち着き、しばらくして外に出られました。
そして親の無事を確認したあと、微力でしたが
情報収集のお手伝いをしていました。
被害の様子が分かってくる中で、めまいや震えが体を襲ってきました。
こんな恐ろしい思いをしたのは、初めてです。
一夜明けて、テレビなどで被災地の様子を見るたびに更なるショックを受けています。
その一方で、都内を3時間以上歩き続けた昨日、都内で様々な光景を見ました。
空いたまま、お客さんのいないお店がテレビやラジオの音を大きくし
街を歩く人同士で情報を共有しようとしていたり、住宅街の公園に集まった方々が
子ども達や外国人の方々達の世話を協力して行っていたり・・・。
お互いに怖い思いをした中でも、懸命に協力している姿に何度も出会いました。
人と人との繋がりが希薄になったと言われる中で、
また、これだけの被害が起きてしまった中でも、少しだけ救われる思いがしました。
これ以上の被害の拡大が、少しでも抑えられる事をお祈りしています。