野村克也「エースの品格」
2010年09月06日
ご存知、ノムさんの著書。
「エース」という言葉に興味を持って買ったら、
それより強く語られていたのは、むしろ野球選手としての「品格」論。
そして、「チームのために何が出来るか」を考えられる選手こそが
中心となりえることを、接してきた多くの選手とのエピソードを基に綴っている。
厳しい言葉の中に、ノムさん流の「人情」野球も見えてくる。
そして、この本が刊行されたのが楽天監督在任中の
2008年5月だという事を頭に入れると、より興味深い。
登場する名投手たちの名前に胸躍り、読み進めていくうちに
いつの間にか、自分の周りの人間関係のヒントが見えてくるかも。