落語強化月間その?
2010年04月07日
昨日は久しぶりの休み、という事で
先週の金曜日に続いて落語を聞きに行ってきました。
でも、その前に・・・良い天気だったので日比谷方面から
皇居をゆっくり半周・・・あっ、ランニングじゃないですよ、歩きです(笑)
歩いていたら、ランニングしているTOKYO−FMのアナウンサーさんに会いました。
いや〜、春を感じる光景ですね。これで今年のお花見は完了だなぁ(笑)
てなわけで、いよいよ目的地。皇居の向かいにある国立劇場へ。
国立劇場といっても、いつも落語をやっているホールではなく
普段は歌舞伎に使われている大劇場の方なんです。
ここを使って行われるのが、桂文珍さんの『国立劇場10日連続独演会』。
「人類初」(笑)の快挙です。
他の落語会でもらったチラシでこの会の事を知ったものの、
ほとんどの日がチケット完売(泣)
そこでオークションに助けを求めると、なんと定価で販売されているものを発見!!
という事でありがたく買わせて頂き、行く事ができたんです。
あ、言い忘れましたが今回の会、独演会といっても毎回ゲストがいて
昨日は柳家花緑さん。もちろん、そこもこの日のチケットを選んだ理由。
そういうところばかり気にし過ぎて、
開演後の文珍さんの『今日が初日という事で』という言葉を聞くまで、
今日が初日だと知りませんでした(笑)ラッキー!!
さて、内容を簡単にご紹介すると、
まずは文珍さんのお弟子さん・楽珍さんの「手水廻し」
大阪でも何度か聞いた事があったんですが、
まさに上方らしい楽珍さんの落語、心地良いです。
続いて文珍さんの「蔵丁稚」国立劇場らしく『お芝居好き』の話とは粋ですなぁ。
中入りを挟んで花緑さんは「権助提灯」。
お互いに嫉妬をしない「おかみさん」と「お目掛けさん」の話。
花緑さんの「和」な雰囲気がぴったりでした。
そして、最後は文珍さんの『らくだ』。本当に・・・秀逸でした。
今までに鶴瓶さんなど、何回か「らくだ」を聞いた事があったんですが
文珍さんの噺は、登場する「くず屋」の生い立ちを膨らませたもので、
らくだを焼き場へ持っていく前に
『カミソリもらってこい!断られたら死人のかんかん踊りや』がサゲになっていました。
(「らくだ」を聞いた事が無いと分からない話でごめんなさい)
テレビの時よりも、ほんわかとした感じを出す高座の文珍さん。
見るたびに新しい発見があります。
来週にも見に行く予定なので、そちらにもかなり期待しています!!
落語の後は、九段下まで散歩しながら夜桜見物。
落語見た後に夜桜なんて、噺の中と現実が繋がっているかのようですよね。
そこに足りないモノといえば・・・お酒くらいかな(笑)