「鬱は力なり」
2010年01月09日
前回のブログで、僕がチェックしている番組の話を書きましたが、
もう一つ、大切な番組を忘れていました。
テレビ東京で土曜日の昼11時からやっている
「田勢康弘の週刊ニュース新書」、ほぼ毎週欠かさず見ています。
田勢さんの解説は、以前に田勢さんが「筑紫哲也NEWS23」に出ていた頃から
なるほど、思う事が多く、特に印象に残っていたんです。
また、僕は土曜日の夕方から隔週でTOKYO FMの泊まり勤務があるので
その準備を兼ねて、ニュースへの理解力を深めようと見ています。
そして、もう一つの理由は独自の視点とゲストがユニークなこと。
田勢さんとの繋がりもあって、政治家・文化人など、色々な人が出演するんです。
で、何でこの番組の話を書こうと思ったかというと、
今日の番組の話をぜひ書きたかったからです。
(見終わった数分後に、このブログを書いています。)
今日のゲストは作家の五木寛之さん。
今話題の著書「親鸞」について、興味深い話がたくさんありました。
その中で、現代へのメッセージとして『鬱は力なり』という言葉を書いていました。
「鬱というとマイナスなイメージがあるが、
社会全体が沈んだ状態の中でそういう状態なる人が少ないはずが無い。」
「本来は、草木が伸びようとする様子を表した言葉。(鬱蒼と茂る)
つまり、ポジティブな言葉なんだ。だから、そういう状態にある人も
『今は伸びるためにエネルギーを貯め込んでいる状態なんだ』と解釈して欲しい」
聞いていて、力が湧いてくるような話でした。まさに「生きるヒント」
僕も、今でこそ毎日元気にやっていますが、10年近く前に鬱病を経験しました。
だから今日の話は、より勇気づけられるものでもありました。
次回作への意欲を語る五木さん、とても77歳には見えないパワーに満ちあふれていました。
『親鸞』僕も買って読んでみようかな・・・。
さぁ、今日は今年最初のTOKYO FMです。
3連休の交通情報を詳しくお届けしますので、ぜひ聞いて下さい。