これぞ!!年末の浅草
2009年12月18日
今日は1日オフでした。こんな日こそ有効に使わねば!!
というわけで、まずは朝イチで江戸川区の無料検診で胃の検査をしてきました。
当初は1時間半くらいかかるかも、と言われていたんですが、
これが予想に反して30分で終了。しかも、予定の30分前に行っていたので
始まる予定の時間には既に終了!!(笑)
というわけで、江戸川区から台東区へ移動!!
向かったのは、ちょっと久しぶりの浅草演芸ホールです。
昼の部開演の11時に間に合ったので、中に入る前に買い出しへ。
買い出しといっても、お昼ご飯の事なんですけどね。
浅草演芸ホールのすぐ近くに、いつも使うお弁当屋さんがあるんです。
それが、この「デリカ ぱくぱく」常に店頭にはお客さんの姿があります。
それもそのはず、こちらではお昼のお弁当が全て税抜き250円なんです!!
これを見つけたのは、僕が以前にチバテレビで「浅草お茶の間寄席」という
落語の番組の案内人を担当させてもらっていた時の事。
番組のスタッフさんがここのお弁当をよく使っていて、教えてもらったんです。
その250円のお弁当、種類も
「幕の内」「ハンバーグ」「唐揚げ」「肉じゃが」「野菜いため」など常時10種類以上。
それで儲けがあるのか、余計なお世話ですが心配になっちゃいます(笑)
ちなみに今日僕が選んだのは、「鶏肉とニンニクの炒め物」
塩味ベースでとろみが付いている、なかなかの本格派です。
ボリュームも充分で、本当にオススメです。
場所は、「浅草演芸ホール」と「つくばエクスプレス浅草駅」の間、と
街の人に聞いてもらえれば、分かる・・・はずです(笑)
さて、昼食を購入して浅草演芸ホールへ。
その大きな目的は、12月の中席(11〜20日)で主任(トリ)を務めている
八代目・柳亭市馬師匠です。
その市馬師匠登場までの5時間の間も、印象に残った噺家さんがたくさんいました。
まずは、期待の若手・春風亭柳朝さんの「権助魚」、
番組表を見て「ラッキー」と叫んだ新作のカリスマ・三遊亭白鳥さん、
それに古今亭菊丸さんの「時そば」もひと味違って良かったなぁ。
そして・・・市馬さんは、まさにこの時期にピッタリ!!
大晦日が舞台の「掛け取り」です。
借金取りが代わる代わるやって来るのに、家には一文の金も無い大晦日。
それなのに平気な顔をしている亭主が、次々にやってくる大家たちを
うまい言い訳で追っ払っていくというお話・・・ところが、これを市馬師匠がやると
やってくる人の中に「三橋さん」という人物が登場するんです。
これが市馬師匠のオリジナル、通称「掛け取り三智也」。
昭和の大物歌手・三橋三智也さんの歌を交えた掛け取りが展開され、
プロ顔負けの美声の持ち主である市馬さんが歌う歌う・・・はっきり言って
三橋三智也さんの歌が分からない世代でも聞き惚れます!!今日は5曲も入ってた(笑)
ちなみに、この時期に浅草演芸ホールで市馬さんが主任を務め「掛け取り三智也」をやるのが
ちょっとした恒例になっています。僕たちは、市馬さんの「掛け取り」を聞くと
「今年ももうすぐ終わりだね〜」となる(笑)。ぜひ、残るこの土日、
浅草演芸ホールで市馬師匠の美声を楽しんでみては!?
その市馬師匠と、高座の後にお話をする事が出来ました。
実は市馬師匠は、僕が「浅草お茶の間寄席」を始めてすぐの頃に
ゲストに出て頂いて以来、ずっと気にかけて下さっているんです。
あの頃は今にも増して僕のインタビューがヘタだったんですが、
それでも市馬師匠は優しく丁寧に答えてくれて、しかも落語の番組らしく
ユニークな返しをたくさんして下さいました。ユニークさの中にも、「丁寧さ」を欠かさない方。
そのお人柄は、一度でも高座を見た方なら分かるはずです!!
いつも優しく僕の質問に耳を傾けてくれる市馬師匠、
来年も、更なるご活躍を期待しています!!
そして、たっぷり落語を楽しんだ僕は、近くの浅草寺へ。
実はこの3日間、この時期恒例の羽子板市が開かれているんです。
色鮮やかな羽子板達の共演。それぞれの作り手の方達の思いが
熱気となって辺りを包み、寒いはずの境内周辺も寒く感じない。
そして僕は、先日、「彩の国ニュース」で取材させて頂いた
埼玉県春日部市の「水野製作所」で作られている押絵羽子板の「江戸勝」へ。
丹精込めて作られた羽子板を並べたご主人たちも、製作所と違って威勢の良い販売人に変身!!
しかも「来年もぜひ取材に来て下さいね」とのお言葉まで頂き、嬉しくなっちゃいました。
羽子板は、明日・19日(土)まで。「江戸勝」は仲見世から向かって、左手の3件目です。
ぜひ、この週末は浅草へ足を運んで「市馬師匠」と「江戸勝の羽子板」を
あなたの目で確かめて下さい。僕のオススメです!!