落語に詳しい方は「今頃やっとこの本を読んだの??」と言われるかも知れません。

はい、そうなんです。やっと読みました。

こんな素晴らしい本がある事に気付かずに。

しかも、本屋でたまたま見つけた本でした。

それが・・・ここ数年でのイチバンの本になりました。

僕からの超オススメの本が、立川談春さんの「赤めだか」です。

 

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談春さんが立川談志師匠のもとに弟子入りしてから、

二つ目、そして真打になるまでのエピソードをまとめたエッセイ。

・・・そう書くと、「他にも同じような本はたくさんある」と思うでしょ?

 

でも違うんです。談春さんの書く文章は、言葉が活き活きしている。

エッセイなのに、青春の香りのする立派な物語なのです。

立川談志師匠、五代目柳家小さん師匠など、今まで語られていない

噺家さんの意外な一面が垣間見えます。

そして談春さんの落語家としてだけでなく一人の人間としての葛藤が

ストレートに読む者の心に入ってきます。

そして、たくさん笑えます。しかも、同じくらい泣けます。

 

この本を買ってからというもの、電車の中で読んでいたんですが、

早く続きが読みたくて仕方がありませんでした。

それくらい、本当に素晴らしい本です。

 

これを読んで少しでも興味を持った方、

そして落語の世界に少しでも興味のある方、買って損は無いです!!

僕の知り合いの方は、早い者勝ちでお貸しします(笑)