「フロスト×ニクソン」
2009年05月09日
「アナウンサーの仕事で難しい分野は何ですか?」
と聞かれる事が時々あります。
人によって答えは違うと思いますが、
おそらく多くの人が言うであろう答え。
それが「インタビュー」です。
そのインタビューを描いた映画
「フロスト×ニクソン」を昨日見てきました。
全米進出を狙うイギリスのテレビ司会者「フロスト」が
ウォーターゲート事件での失脚から政界復帰を狙う
元アメリカ大統領「ニクソン」を相手に挑んだ
4日間にわたる単独インタビュー。
まさにインタビューという名の「格闘技」を見るような映画でした。
大物政治家に翻弄されながらも、
最後の最後に「謝罪」の言葉を引き出した、その攻防は圧巻の一言。
そして、その陰には地道な取材と調査がある事も見事に描かれています。
まさに「ジャーナリズム」の神髄を見せつけられ、
インタビューの「力」と「怖さ」を改めて感じる映画でした。