THE「枝雀」
2009年05月06日
ゴールデンウィークの最終日は、思いっきりインドアに過ごしました。
外も雨でしたからね・・・東京は。
ふと部屋の本棚を見た時に、まだ見ていなかったDVDが
たくさんある事に気付き、その中でも
じっくり時間を取らないと見られない物を、と選んだのは・・・。
上方落語を語る上では、この人を外す事は出来ない、爆笑王・桂枝雀師匠の
CD&DVD「THE 枝雀」
その独特の大きな身振り手振り、そして真似の出来ない表情の豊かさ、
メリハリの効いた発声、・・・どれをとっても、この方は落語家さんになるために
生まれてきたとしか思えない人。その大きなアクションには批判的な意見もあったそうですが、
小学生の僕は、テレビで見た枝雀師匠の面白さが今でも忘れられません。
その振る舞いを見ているだけで、自然と笑いがこみ上げてくる。
いつの間にか「枝雀ワールド」に引き込まれている、そんな方なんですね。
それでいて、研究熱心でストイックだった枝雀師匠。
うつ病と闘いながら、英語での落語など、挑戦を続けた人でもありました。
ちなみに、このアルバムに収められているのは、1979年から
大阪の朝日放送で放送された『枝雀寄席』のもの。その名の通りに
枝雀さんの落語を中心にしたテレビ番組だったんですが、
落語の番組で、しかも1人の名前が冠に付く番組。その偉大さが分かります。
その枝雀師匠が自ら命を絶って早10年。惜しい人だったなあ、とつくづく感じます。
落語に興味があって、枝雀師匠を知らない、という方は今からでも!!
DVDを見てみる事をオススメします。
ちなみに、この「THE 枝雀」では、CDに「宿替え」「宿屋仇」、
DVDに「代書」「寝床」が収録されています。