駆け足で終わった「富士ぶさ」の旅。

その締めくくりの列車に乗るために向かったのは岡山駅です。

ここで瀬戸内海の魚介に舌鼓を打って・・・と思ったんですが、

岡山駅に着いたのは夜の9時半・・・あ、あれっ?

 

いや〜、実は当初の予定では、もうちょっと早く着く予定だったんです。

でも、九州で列車の撮影に時間を費やしたり、小倉で「やっぱり泊まろうかな〜」なんて

駅をウロウロしたりしていたせいで、どんどんと予定が押しちゃったんです。

それでも、「岡山までは新幹線の自由席だから〜」なんて、のんびりしていたら・・・。

 

確かに着くには着けました。でも・・・名物を何も食べていない!!(笑)

これまでに、「富士ぶさ」の引退記念弁当は食べました(それについては、また改めて)。

でも、九州らしいものを一つも食べられなかったんです。とんこつラーメンさえも・・・。

 

そこで、岡山へ向かう新幹線の中で「きっと岡山の駅なら、美味しい物が食べられる」と

最後の希望を抱くことに。しかし、着いてみたら、ほとんどのお店は営業終了(笑)。

仕方なく、閉店間際の定食屋(ただし、東京にもあるお店)で普通の定食を食べ(泣)

大急ぎでホームへ。人影もまばらな、寂しいホームで、この列車を待ちます。

 

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東京行きの寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」です。

寝台特急といっても、「ブルートレイン」ではありません。

 

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入ってきた車両は、「ブルー」ではなく、「サンライズ」の名の通りの暖色。

しかも、先頭に機関車はありません・・・そう、これは「電車」なんです。

 

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その証拠に、寝台車の上には、普通の電車と同じように

電線から電気を取る「パンタグラフ」が付いています。

 

まさに、新しい時代の寝台特急という事が言えるかも知れません。

今回の「富士ぶさ」の旅の帰り方を考えた結果、

引退するブルートレインと、新時代の寝台特急を乗り比べてみようと思ったのです。

 

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客車ではなく電車、となると便利な事が多くあります。

まず、機関車の付け替えなどが無いので、それぞれの編成が単独で走る事が出来ます。

この「サンライズ」の場合は、四国・高松から来る「サンライズ瀬戸」と

山陰・出雲市から来る「サンライズ出雲」が、この岡山で連結し、東京へ向かいます。

その連結も非常にスムーズ。先に着いた「サンライズ瀬戸」が連結準備をします。

 

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そこへ「サンライズ出雲」が到着し、あっという間に連結が完了。

ちなみに、この「サンライズ」が登場するまで「瀬戸」も「出雲」も

「富士」「はやぶさ」と同じブルートレインでした。

 

でも、駅で乗客の皆さんや鉄道ファンが撮影する風景は、

列車が進化しても変わらない光景なんですね〜。

この新時代の寝台特急、車内もスゴイんです・・・今回はここまで。