「富士ぶさ」ラストラン?
2009年03月14日
昨日から今朝にかけて、テレビ各局で「富士ぶさ」のニュースをやっていましたね。
東京駅には鉄道ファンが3000人も詰めかけたとか。ブルートレインが
多くの人に愛されたことが分かりますね。それと、鉄っちゃんが多いってことも(笑)
そんな一人である僕の「富士ぶさ」の夜は、ゆっくりと過ぎていきました。
静岡あたりで眠ってしまい、目が覚めると広島あたり。
驚いた事に、停車駅だけでなく、通過する途中にも
多くの鉄道ファンがカメラを構えている様子が見えました。
しかも、撮影スポットとして有名な場所には100人近くの人が。
そこでは、少しだけスピードを落として警笛のサービスも。
引退を惜しむ気持ちでは、運転士さんも繋がっているんですね。
そして、本州の西の端、山口県の下関駅に到着です。
ここ下関では、東京から客車を引っ張ってきた直流専用機関車(EF66)から
交直両用機関車(EF81)に、機関車を交換します。
東海道・山陽本線は直流電化、一方の九州島内では交流電化、この切替が
下関の次にある門司駅の手前にあり、ここを通過できるのは、
交直両用機関車だけなんです。
そして、乗務員さんも下関で交代。昨日の車掌さんがここでもアナウンス。
「我々乗務員3名も、本日を持ってブルートレインでの最後の乗務を
終了することになりました。長い間、ブルートレインを愛して頂き、
本当にありがとうございました」
またも泣かせるアナウンス。
下関での機関車の交換を撮ろうと、下関到着直前に前方の車両に集結していた
多くの鉄道ファンからは、自然と拍手が上がりました。
下関からのEF81は、関門トンネルを潜って、次の門司まで
たった1駅の担当。以前はステンレス製のEF81やEF30が牽引していました。
当然、鉄道ファンは機関車の交換シーンを撮ろうと、この状態に。
僕も今まで何回この駅で写真を撮っただろう・・・そんな事を思いました。
ちなみにこの駅では、機関車の交換で5分間の停車をするので、
駅の売店に行くチャンスの時間でもあります。
下関の名物駅弁「ふくめし」を朝食に買う方も多かったのです。
下関から10分足らずで門司に到着。九州上陸です。
ここで再び機関車の交換。地元・九州のテレビ局の方も取材に来ていました。
この前の下関では、あまりの人の多さに近くに寄れませんでしたが、
門司では接近しての撮影に成功!!
ここからは、交流専用機関車(ED76)にバトンタッチ。
そして、この門司で熊本行きの「はやぶさ」と大分行きの「富士」に分かれます。
しかも、機関車には大きなヘッドマークがちゃんと付いている!!
やっぱり見栄えがするなあ。
こちらは、切り離しの部分。僕は先に出発する「はやぶさ」に乗るので
大分行きの「富士」とは、ここでお別れ。
「富士」は、次の小倉まで「はやぶさ」の後を10分遅れで追っかけ
小倉から日豊本線に入って大分へ向かいます。
鉄道ファンの中には、この門司で降りて両方の出発を撮ろうという人や、
次の小倉でそれぞれの列車を撮るという人も多いんです。
僕もどこで降りるか迷ったのですが・・・「はやぶさ」で熊本まで
『完走』を目指します。