ついに、この日が近付いてきました。

東京と九州を結ぶ最後のブルートレインとして走ってきた

寝台特急「富士・はやぶさ」の廃止まで、今日を入れて、あと3日。

 

それを直前にして、私も乗って参りました。

一昨日は大急ぎで車内から一報を書きましたが、

今朝、無事に帰ってきましたので、今日からシリーズで書いていきます。

何回のシリーズになるかは・・・分かりません(笑)飽きないで読んで下さいね。

 

そもそも、東京と大分を結ぶ「富士」、そして東京と熊本を結ぶ「はやぶさ」

この2つの列車が途中まで併結運転をするようになったのも、

ブルートレインの利用客が減ったから。いつの日か、鉄道ファンの間では

「富士」と「はやぶさ」で『富士ぶさ』と呼ばれるようになりました。

そして、廃止に向けてのカウントダウンは確実に始まっていました。

 

そして、昨年の暮れに「富士ぶさ引退」のニュースを聞き、

2月下旬から3月上旬に乗ろうと決め、迎えた2月の上旬、

乗車日1ヶ月前の午前10時。チケットの発売に合わせて

「みどりの窓口」に並んだものの・・・「売り切れですね」

窓口のお兄さんは半笑いの表情。

「甘く見ちゃ駄目だよっ、フッ」と心の中で言われているかのようでした。

あくまで僕の勝手な想像ですけど。

 

そして、諦めきれない僕はオークションでチケットをゲット。

9450円の特急・寝台券を19000円で競り落としたのですが、

後から色々な人の話を聞くと、これでも安かったようです。

 

さて、東京駅。

3月9日の午後5時20分。発車40分前に東京駅の10番ホームに着くと、

すでに、そこには多くの人が!!以前に、東京と大阪を結んでいた

寝台急行「銀河」にも、引退の1週間近く前に乗りましたが、

その時と、明らかに人の数が違うのです。そして熱気も・・・。

 

そして、僕がホームに着くとまもなく、品川方面から「富士ぶさ」が入線。

ホームにはロープが張られ、警備員が「これより前に出ないで下さい!!」と

大声をあげる物々しい雰囲気。まるで、どこかの国の主賓が来日するかのようです。

 

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引っ張ってきた機関車「EF66」。ブルートレインの全盛期には、

東京駅に常に、この機関車の姿がありました。様々なブルートレインの

ヘッドマークを付けて準備をする姿は、まさに夕方の東京駅の恒例行事だったのです。

 

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ホームに到着すると、機関車は新橋方の車庫へ。急いで最後部を撮影。

こちらは、大分行きの「富士」。

この前に熊本行きの「はやぶさ」が連結されています。

 

僕はというと、自分が乗る「はやぶさ」の前で、まずは記念撮影。

 

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その間に機関車はというと、別のホームを回って品川方へ。

そして、今まで引っ張ってきた最後部に連結され出発の準備が整います、が、

そのシーンを撮影しようと、品川方まで行ってみると・・・。

 

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ウワ〜!!という感じ。予想を超える人の数!!

これは明らかに鉄道ファンだけじゃない!!

もちろん、銀河の時と比べものにならないくらいの混雑ぶり。

 

とはいえ、ホンモノの鉄道ファン「鉄っちゃん」も相当な人数います。

それを警戒して(?)駅のアナウンスでは、

「乗車券を持っている方以外は車内に入らないで下さ〜い」という

放送が流れる中、それにもめげない鉄っちゃんは・・・。

 

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乗車口で録音をしています(笑)。いわゆる「音鉄」(たぶん)

私もめったに見ないんですが、車内のアナウンスを録音しているんでしょう(たぶん)

 

僕もホームを走り回って写真を撮りまくり、そろそろ自分の乗車の準備。

売店に行くと・・・ここにも「富士ぶさ」記念商品が。

「富士・はやぶさ記念弁当」と、「懐かしの食堂車のビーフカレー・ハヤシライスセット」です。

 

s-0311tokyo-6.jpgのサムネール画像

 

カレー・ハヤシセットはレトルトの物なので、すぐ食べられるお弁当を購入。

 

と、ここで人の気配を感じて横を見ると・・・。

 

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お〜!!これは、お台場の某テレビ局の朝の番組のスタッフさんじゃないですか!!

やはり、メディアも取材に来ているんですね〜。僕も買っているところが写っていたりして。

 

そんなわけで、第1回はここまで。まだ「富士ぶさ」に

乗るところまで行っていませんが(笑)

 

次回は車内の様子をご紹介します(「世界の車窓から」風)