ここのところ、何かと美味しいものに巡り会っている小笠原です。

思い起こせば、その「美味しいものウィーク」の始まりはコレかも!?

というわけで、先週の火曜日のお話を・・・。

 

この仕事をしていると、時々

「お仕事の打ち合わせを兼ねてご飯でも」という事がよくあります。

今回は、まさにそのパターンだったのですが、

その「ご飯」が半端じゃなかったんです。

 

場所は東京の六本木。東京ミッドタウンの目の前です。

といっても、東京ミッドタウンに行ったのは今回が初めて。

時々、ラジオの番組告知で

「〜さんの番組は東京ミッドタウンからの生放送〜」なんて言っていたんですが、

実物を初めて見たよ〜、そして駆け足で通り過ぎました(笑)

出かける準備に手間取って、集合ギリギリの時間になってしまったんです。

もうちょっと早く行けば良かった・・・。

 

そして伺ったお店は「四国味遍路 88屋」

四国の郷土料理のお店で「はちはちや」と読みます。

周りを東京の高層ビルに囲まれた中にある隠れ家のような佇まい。

店内もしっとりとした雰囲気で、思わず「良い雰囲気のテーブルですね〜」とか

「この照明がなんとも良いですね〜」とか、渡辺篤史さん風にリポートしたくなりました(笑)

 

さて、前置きが長くなりましたが(笑)お料理をご紹介。

四国の地ビールで喉をうるおした後に頂いたのは、前菜代わりの一品料理。

 

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一見すると何か分からないですよね。右にあるのが「醤油豆」その名の通り、

醤油をベースに甘めに味付けされた、まさにお酒の勢いを増す1皿。

そして、真ん中にある「沢庵のきんぴら」も逸品でしたね〜。

沢庵と煮物の中間くらいの食感で、少しピリ辛の味付け。

そこに冷えたビールを流し込むと・・・プハ〜!!エンジン全開です(笑)。

 

こうなると、よりお腹が空いてくるんですよね〜。そこで・・・。

 

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この2品が登場。左は「阿波尾鶏の藻塩焼き」

最近はすっかり有名になった阿波尾鶏ですが、

自己主張しすぎない「プロの脇役」な藻塩との組み合わせは芸術的!!

鶏肉の身そのものが持つ力強さと、後からジワジワ伝わってくる繊細さ。

これを引き立たせるには、もう地酒しかないでしょう!!

 

そして、もう一品「鮮魚カステラ」

瀬戸内の海の幸をすり身にして蒸されると、これがフ〜ワフワになるんです。

それを明石焼きのような薄めのダシに潜らせ流し込む!!

う〜ん、この食感は「飲んだ後」にぴったりな優しい口当たり。

でも、後から魚介類の波が押し寄せてくる。ひえ〜!!

 

さらに、トドメはこれ!!「元祖 讃岐もんじゃ焼き」

 

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「もんじゃ焼き」というのに、これは??と思ったのも最初のうち。

もんじゃというより、お好み焼きに近いかも。でも、口に入れると

味はお好み焼きなのに、食感がメレンゲたっぷりのスイーツのよう。

そして、時々当たる、このツルツルした物は・・・細かく切ったうどんだ〜!?

 

いや〜、四国料理って、遊び心が満載なんですね。

考えてみれば、周りを海に囲まれて魚介類が豊富。

そこに、肉類代表の「阿波尾鶏」、炭水化物代表の「うどん」、

そして郷土に伝わる珍味が揃えば・・・そりゃ、鬼に金棒ですな。

 

おかげで、ここ数年経験していないくらいの深酒をしました。

だって、こんなに日本酒が進んじゃうとは・・・自分でも驚きです。

帰りは足元がフラフラ・・・あ、だから駅のすぐ近くに店があるのか〜。

 

えっ?仕事の打ち合わせを兼ねていたのに、そんなに飲んで大丈夫かって?

ご心配なく!!打ち合わせは、ビールで乾杯した直後に終了しましたよ。

後は念入りに、四国料理の取材活動に励んだのでした(笑)