長野へ行ってきました(5)
2009年01月13日
僕の親戚がやっている民宿「堺重」。
普段は登山客の他、林業関係の仕事で遠くから来た方が
長期滞在する事もあります。
今回は、約1年ぶりに遊びに行ったんですが、いつ行っても
たくさんの料理を用意して待ってくれています。
この日は、夕方に着いたんですが、
まずは「お茶うけ」という事で、こんなメニューが。
お正月らしい黒豆やお手製の白菜漬け。干し柿も手作りです。
中でも珍しいのは、写真の真ん中より右あたりにあるもの。
おせち料理の一つ「なます」なんですが、普通のなますじゃありません。
岩茸という貴重なキノコを使った「大滝なます」です。
「大滝」とは、近くにある村の名前で、
この辺りでは昔から作られていたらしく、
クルミが入っているのも特徴です。
味はというと、「くるみ和えのまろやかな甘さ」と
「なますの爽やかな酸味」が共存している不思議な味。
でも一口、また一口と箸が伸びるんです。
続いては、山菜がたっぷりの煮物。
でも、やや太めに切った生姜とイカが入っていて、
唐辛子と麹で味付けされています。一般的な煮物より
かなりピリ辛ですが、ご飯が何倍でも食べられそうです。
僕はこの時、冷酒を出してもらっていました。ク〜!!
まだまだ、ありますよ〜。次は・・・。
鶏の麹焼き。粕漬けの鶏肉版という感じですね。
麹の効果で鶏肉の甘みや旨味が引き出されてくるんです。
ちょっと焦げ目がついているのが、またウマイ。
そして、だいぶお酒が入ってきたところで、この膳が。
左上の山芋には、「梅味のなめ茸」がかかっています。
これも地元特産の品。こうやって地元の食材を活かした
新たな名物が次々と作られているんですね。
そのうち、全国デビューになるかも!?
締めはこちら。調味料を一切使わずに発行させた漬け物
「すんき」を使ったお雑煮です。強い酸味に最初はビックリするんですが、
食べているうちに、これがクセになる。
いや〜、気が付いたら、今回もたっぷり食べてたっぷり呑みました。
ごちそうさまでした!!ちなみに、これらの料理を作ってくれる
民宿の女将さんは75歳!!でも、とてもパワフルで
こちらが圧倒されるくらいです。いつまでも、元気でいて下さい。
また近いうちに遊びに行きます!!