前回の続きです。

晴天の下行われた「ヤマザキ ナビスコ カップ」決勝戦。

国立競技場の聖火台には、なんと炎が!!

 

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そして迎えた、試合前、一緒に行った”師匠”はこう話しました。

「う〜ん、前半は0ー0かもしれませんね〜。気持ち的には、

後半に入って(大分側のサポーター側に攻める形になるので)

目の前でゴールが見られると良いですね〜」なるほど・・・。

とは言っても、相手は経験豊富な清水だしなぁ、と思っていると、

前半は0−0で終了。そして、後半、2本のゴールが決まって

大分トリニータが2ー0で勝利!!見事に初タイトル獲得となったんです。

こちらは、その勝利の瞬間の大分サポーター。

 

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周りはすっかり興奮の”るつぼ”と化す中、僕は”師匠”のパワーに

ただただ感服するのでした。だって、師匠は

4年連続でヤマザキ ナビスコ カップの決勝を見て、

いずれも座った側のチームが勝っているんです。

しかも、目の前で劇的なゴールを見ながら(笑)。

 

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一方、僕はというと「大分」「清水」特にどちらを応援する、というわけでは

無かったので、師匠にお任せしていたのですが、いざ座ってみると

すっかり大分のサポーターの渦に巻き込まれ(笑)応援の輪に参加、

そして、歓喜のゴールに酔いしれたのです。あれっ?(笑)

 

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そんな「似非サポーター」は置いておいて、この日は大分から

多くの「本物のサポーター」の皆さんが詰めかけていて、試合終了後は

選手や監督、そして球団関係者の皆さんが、いつまでもいつまでも

サポーターと喜びを分かち合っていました。

 

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こういう光景というのは、サッカーならでは。

野球でも、僕の大好きなロッテなど、ファンと選手が近くなる機会は

どんどん増えてきていると思いますが、大分の場合は

Jリーグチームとして1から作り上げて、迎えたこの日の栄冠。

やはり、地元のファンの喜びはひとしおだったと思います。

 

何回も優勝を経験しているチームと違って、みんなの喜びからに

「初々しさ」があるんですよね。それがまた感動を増幅させます。

 

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この上の写真「九州初制覇」。

ここに、その思いが集約されていたような気がします。

サポーターの方に話を聞いてみると、この日の大分発の飛行機は

チケットが全便売り切れになったそうで、仕方なく博多発の便で上京した人も

多かったとか。しかも、その中の1便が遅れたそうで、あるサポーターの方は

「きっと、先を越された『アビスパ福岡』の恨みだよ」と言っていました(笑)

 

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戦い済んで日が暮れて・・・。

試合の熱気が徐々に冷め始めた頃の国立競技場です。

まさに、壮大なドラマを見ていたような満足感に浸っていました。

改めて、大分サポーターの皆さん、おめでとうございました!!