ニュースの職人
2008年08月12日
ご報告が遅くなりましたが、
先月、ある資格を取りました。
「ニュース時事能力検定試験」というもので、2級を取りました。
やっとの事で、なんとか取れた・・・という感じです。
この試験は、まだ今回が3回目というものなのですが、
ニュースに対する基礎知識を深めようと出来ました。
問題は、政治経済、国際、スポーツなど様々な分野から
4択問題で出されます。
普段、色々な形でニュースに接していますし、
ニュース番組も見ていますが、「理解する」というのは
そこから一歩も二歩も踏み込んでいないといけません。
この資格を持ったから、すぐに新しい仕事に繋がる、という事は
無いかもしれませんが、ニュースへの関心を深める良いきっかけになるなあ、と思い
1回目から受験しています。1回目は4級に合格、2回目で3級と2級を受験したのですが
3級に合格したものの2級は不合格・・・。そう、今回はリベンジ戦だったのです(笑)。
といっても敵はかなり強敵。級が上がるごとに、当然、問題は難しくなっていくので
それなりの対策を、と問題集とテキストを早々と買い込みました。
試しに、1問ご紹介しますと・・・。
Q:東南アジア諸国連合(ASEAN)に関する説明のうち、謝っているものを1つ選べ。
?67年にインドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンの5カ国で発足。
現在は10カ国が加盟。
?首脳会議は各国の持ち回りで開催される。最近では07年1月にフィリピンのセブ、
11月にシンガポールで開催された。
?東南アジア地域フォーラム(ARF)は93年のASEAN外相会議で設立が決まり、
現在は日本、中国、アメリカ、欧州連合(EU)など27カ国・地域が参加している。
?07年11月のASEAN首脳会議で採択された「ASEAN憲章」は、
15年の共同体構築に向けた基本原則になるもので、
これまでの「全会一致原則」などを廃止し決議に多数決を導入した。
・・・どうですか?分かりましたか?見て頂くと分かると思うのですが、
正解・不正解を考えながら文章を読む事で、それ自体が勉強になるのです。
つまり、問題がよく出来ているのですね。
ちなみに、正解は?。
(「全会一致原則」は廃止されず、一致できない場合は首脳会議で
「意思決定方法を決める」というもの)
今回、2級に合格したのですが、後に届いた採点内容を見ると、
本当に合格ラインギリギリだった事が分かりました(笑)。
次の1級になると、4択だけでなく、長文で回答する問題もあるので
相当な予習が必要になりそうです。頑張らなくては・・・。
ちなみに、僕のブログのタイトル「かたり職人」の「職人」とは
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんの「ニュースの職人」から取りました。
鳥越さんは以前から、「ニュースの職人」と自らを呼んでいて、僕も何度か
講演を聞きに行っています。鳥越さんの番組「ザ・スクープ」のように
豊富な知識を基に、ニュースの本質を暴くような番組は、ついつい見る者を
引き込みます。僕もいつかは報道に携わりたい、という気持ちがあるので
少〜しずつでも近づけるように・・・まずは、一歩一歩頑張ります。