この本が出たのは、もう半年近くも前。

中学時代から伊集院さんのラジオの大ファンであり、

高校を卒業しても大学を卒業しても、会社員を中退しても(笑)番組を聞き続けてきた。

 

一昨日の夜中も、夜中の3時まで野球実況の資料を作りながら聞いていたが

内容に意識が行くと笑ってしまい、書いている文字が

ヘブライ語みたいにぐちゃぐちゃになっちゃうので、あまり仕事は進まない。でも聞く。

そんな僕にとっては、日頃の出来事を綴ったエッセイ的本が出たと知って

長く放っておくはずも無い。

 

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もちろん去年の秋の発売直後に買った・・・ただ、この本だけは

『読みたい』気分が頂点に達した時、

つまり『気持ちの乗った時』まで取っておきたいという、

恐らく共感してもらえないこだわりがあったので、

半分くらいまで読んだところから半年のブランクがあり、最近になってやっと読み終わった。

伊集院さんはラジオの申し子だと思う。

見の回りで起きた事をこんなにも『笑える話』に出来る人はまずいない。

しかも、『面白いこと』のために自分で動く事にも労力を惜しまない。

でも、この本に書いてある面白さは、ラジオのそれとは違う。

言葉にする事で引き出される利点を知り尽くしている気がする。

だから、瞬発力や勢いも大切なラジオのフリートークとは違う面白さがある。

伊集院さんはラジオも本も面白いが、

ラジオのトークが面白い人が本を書けば全て面白い、とは限らない事も

この本を読んでいて感じた事。

振り返って僕自身、こんなに偉そうな事を書いていながら

フリートークにしても文章力にしても

『どうやったら面白く出来るんだろう』と悩む毎日なんですが。

 

ちなみに僕が憧れる文章は伊集院さんの他に、

勝谷誠彦さん、なぎら健壱さん、そして筑紫哲也さん・・・まぁ、まぁ、まぁ。

言うのは自由ですから(笑)