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こんなお仕事もやってます。

2016年05月21日 土曜日
この1週間も、あっという間でした~。

先週末は札幌ドームでNACK5「日本ハムvs西武」の実況。

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ライオンズの勝利をお届けできて、後はたっぷり

大学時代の仲間と飲んで来ました(笑)リフレッシュ出来た~!!

そして、水曜日と木曜日は東京ドームへ。

といっても、野球実況じゃないんです。

K-POPアーティスト「SHINee」のコンサートで

演出のお手伝いをさせてもらいました。

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メンバーのソロパートで、ユニフォームを来てベンチを登場するシーンに合わせて

野球中継の実況風に紹介をしたんです。

しかも、お隣には本物のウグイス嬢の方もスタンバイ。

終わった後に、会場に来ていた知り合いから

「ひょっとして、途中の映像に出てた?」と何件か問い合わせがありましたが、

2日間とも、生で実況していましたよ~!!

たった30秒の出番でしたが、噛まないかな?!とプレッシャーでした(笑)

無事に終わって良かった!!

さて、ここからは今月後半の告知を・・・。
まずは、先日打合せをしてきた「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」
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5/28(土)大宮・鐘塚公園で1日、ステージイベントの総合MCをします。
更にホリプロ・南田裕介さん、スギテツさん、元大洋・屋鋪要さんをお迎えしての
鉄道トークショーも担当しますよ!お待ちしております。
あさって・5月23日は夜9時から1時間、自由に喋ります!
『~マンデー・パ・リーグ~  小笠原聖のUstラヂオ』

配信URL
http://www.ustream.tv/channel/ustラジオ(Ustream)


https://abemafresh.tv/mondayradio(AbemaTV FRESH!)


両方ともアプリあり


「AbemaTV FRESH!」と「AbemaTV」は別アプリなので注意

ディープなプロ野球の話を、たっぷり1時間します。

投稿はメール、もしくはツイッターで。

メールは、読んでもいいお名前(ラジオネーム)を必ず明記の上、


special.ustradio@gmail.com

ツイッターの場合は、#ustラヂオをつけてつぶやいてください。

メールでの投稿は、22日(日)23:59まで、

ツイッターは事前でも、本番中でもOKです。お待ちしています!!

・・・では、SPO-NOW行って来ます!!

「シャキット!」ロッテ若手インタビュー・肘井竜蔵選手。

2016年05月13日 金曜日

今月からチバテレで、ロッテの若手選手のインタビューを担当します。

トップは3年目の肘井竜蔵選手。

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体も一回り大きくなって長打力もアップ!

合わせて得意の「吉本ギャグ」も魅せる明るいキャラクターも(笑)。

16日(月)朝6時45分からの「シャキット!」で放送します!

5/7SPO-NOW「聖'sフォーカス」

2016年05月13日 金曜日

5月7日(土)NACK5「SPO-NOW」の

コラムコーナー「聖'sフォーカス」でお話した内容を載せます。

※一部、放送と違う表現もあります。ご了承下さい。

このゴールデンウィーク、僕は、また初めてのスポーツに出会って来ました。

「日本・視覚障害 柔道連盟」による、リオデジャネイロ・パラリンピックの

柔道・日本代表選考大会です。

場所は、柔道の総本山である東京・文京区の「講道館」。

僕が事前に持っていた知識は、この大会で各階級を制した選手が

リオに推薦される「一発勝負」であるという事。そして、

ルールでは健常者の柔道と違って、視覚障害者の柔道は、両者が

お互いに組んでから「はじめ」の声がかかるという事です。

会場に行くと、中央の畳を囲んで四方に審判団と関係者、

そして報道陣が囲み、その報道陣の後ろで選手達が練習を行っていました。

この日、行われた階級は男女合わせて6つ。

渡された資料には、所属団体名や年齢と、柔道の段位、そして視力が

4段階で紹介されています。年齢は、下は18歳から上は53歳まで幅広く、

階級によっては、この日の決勝リーグの出場者が2人で絞られていて、

初戦で勝った方がリオの資格を得るという、文字通りの一発勝負もありました。

入場する際は審判が選手の腕を持ち、2人が組んだ状態から試合が始まります。

まず驚いたのは、「はじめ」の声と共に、激しく、スピーディーな技の応酬が

始まった事です。両者が組むまでの駆け引きが無いので、

いきなり勝負を決めにかかるんです。

その動きの速さは、とても目に障害があるようには感じません。

そして両者が離れると、主審が「待て」を宣告し、試合開始の位置に戻ります。

その時に、両肩を持たれて位置に戻る姿を見て、これが

視覚障害者の柔道なのだと思い出すほどです。

ルールで付け加えると、本来の「場外」の規定はありませんが、

線の外に近付くと審判が「場外!」と声をかけ、知らせます。

そして仲間のスタッフは「あと4分半」などと声をかけ、

選手はそれを頼りに戦います。1試合の時間は5分。

スコアが同じの場合は、時間無制限の延長戦に入る、

なかなかハードなルールです。

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この日、見事にリオへの推薦を獲得した

男子73キロ級・24歳の北園新光(きたぞの・あらみつ)選手が話していたのは、

健常者の柔道と違って試合開始から組むために、とにかく

ずっと力を入れていないといけないこと。

少しでも気を抜いたらやられる、という意識との戦いなのだそうです。

通常の柔道でもある事ですが、相手の表情を読めない分、

相手の柔道着を持った手に全ての感覚を集中するのでしょう。

そんな北園選手、、元々は健常者の柔道をしていました。

しかし、大学入学を前にした今から6年前、「網膜・色素・変性症」の診断を受け、

心が崩れるような感覚に襲われたと言います。

それでも、小さい頃から続けてきた柔道の縁で、

パラリンピックを目指してみないか、と誘いを受けメキメキと力を発揮。

診断からわずか2年後のロンドン・パラリンピックに出場し、

100キロ級で、初出場7位入賞の結果を残したのです。

北園選手はその後、大学の4年間で、グローバル社会での

「異なる価値観を持った人々」からも意見を聞き、理解する大切さ。

そして、意思の疎通を諦めない事の大切さを学んだと言います。

なかでも、ロンドン・パラリンピックの会場で満員の観客が、

選手へのリスペクトを込めた声援を送るのを聞いた時、

「もっとタフなコミュニケーションを身に付けたい」と思い、

今は視覚障害者の福祉財団で働きながら、選手として活動しています。

一方、今回の大会で、男子90キロ級で選出された

廣瀬悠(ひろせ・はるか)選手と、

同じく、女子57キロ級の廣瀬順子(じゅんこ)選手は、

昨年12月に結婚したパラ・アスリート夫婦です。

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今回は、見事、夫婦揃ってリオへの切符をつかみました。

この日、多くの取材陣に囲まれた二人は、笑顔を見せながらも、

はっきりと語りました。

「夫婦で出場するのは珍しい事だと思います。

皆さんに注目される間に、もっと良い結果を。

パラは、出場して終わりではなく、結果を残すことが全てだと思います。」

以前はパラリンピックでメダルを量産していた日本の柔道ですが、

北京とロンドンでは、ウズベキスタンやウクライナの台頭もあって

メダル1個に終わっています。

リオ、そして東京へとパラリンピックでも「お家芸復活」へ、期待しましょう!!

4/30SPO-NOW「聖'フォーカス」

2016年05月02日 月曜日

4月30日(土)NACK5「SPO-NOW」の

コラムコーナー「聖'sフォーカス」でお話した内容を載せます。

※一部、放送と違う表現もあります。ご了承下さい。

九州、熊本を震源とする大地震の発生から2週間が経ちました。

今でも九州では、余震と見られる大きな地震が続いています。

被災した皆さんには、心からお見舞い申し上げると共に、

余震が少しでも早く収まる事と、1日でも早い復興をお祈りしたいと思います。

最初の大きな地震があったのが15日の未明、そして後に、

これが本震だったと発表された最大震度7の地震が未明に発生した16日に、

僕はサンデーライオンズの実況のために神戸へ向かいました。

正直、「野球をやっている場合なのか」という思いも強く感じながら

現地へ向かったような気がします。

その時に思い出したのは、2011年3月の東日本大震災。

あの時は、野球界で言えばオープン戦シーズンの真っ只中で、

高校野球ではセンバツの開催を間近に控えていました。

当時は東北はもちろん、関東でも被害が大きく、また原発の影響で

計画停電などの話が出た事で、多くの試合が中止になり、プロ野球の

開幕も3週間以上遅れました。それでも、この状態の中で開幕する事が、

本当に正しいのかと大きな議論にもなりました。

一方、今回の地震では発生直後に福岡と熊本で行われる予定だった

プロ野球の試合が中止になりましたが、プロ野球のリーグ全体で、

中止や延期になる事はありませんでした。

試合が行われる球場への影響が無かった事も関係していますが、

その分、現場の選手達にとっては、気持ちの整理がつかないまま、

試合に臨まなくてはいけなかったはずです。

地震発生から4日後の19日火曜日、この日、僕は

ロッテvsソフトバンクのテレビ実況でQVCマリンフィールドにいました。

その試合前、両チームの選手達が集まり

熊本への支援を呼びかける募金活動が行われました。もちろん、

それまでにも、スポーツ界がそれぞれの場所で支援活動を行ってきましたが、

この日、募金活動の先頭に並んだのは、熊本出身のロッテ・伊東勤監督。

熊本市内の実家は、震度7を観測した「ましき町」から車で30分ほどの距離。

今回の地震で、市内に住む80歳のお母さまも被災。無事だったものの、

家の中に入れない状況となりました。

つとめて、いつものように振舞っていた伊東監督、しかし募金活動の列に並び、

事情を知るファンから「頑張って下さい」と声をかけられると、

真っ赤に腫らした目から涙が流れました。募金活動は

観客の開場時間に合わせて行われたため、この時間は球場の中では

ソフトバンクの選手がバッティング練習中の時間です。それを考慮して、

先に練習を終えたロッテの選手と、ソフトバンクのピッチャー陣を中心に

募金活動が始まったのですが、地元九州のソフトバンクの選手からも、練習を

終えた内川らバッター陣も次々に募金の輪に加わり、予定されていた時間を

大幅に超えて続けられました。人前で涙を見せない伊東監督、地震の直後には

「野球をやっていいのか」と、複雑な胸の内を明かしていましただけに、

この日の募金活動の後には、更に様々な思いが溢れ出しました。

会見でも、「自分があそこにいられない悔しさはある。

本当に大変でしょうけど、頑張ってほしい」と語りながら、

何度も何度も、涙で言葉を詰まらせました。

一方、熊本に本拠地を置くJリーグ・ロアッソ熊本は、Jリーグと協議の上で

5月7日までの中止を決めました。

地震直後から、自ら先頭に立って復興支援を続ける巻誠一郎選手は

「選手達で5月15日からの再開を決めた。

今まで以上の熊本を作っていく。」と涙ながらに語りました。

戦い続ける難しさと、戦えない悔しさ。

立場は違えど、今出来る事をやるという、使命感は共通するものがあります。

そして見守り応援する我々は、より長い視野で被災地への

応援を続けていく必要があります。熊本へ、九州への頑張れの思いを込めて、

そして被災地で、熱き戦いに、みんなが歓声を送れるようになる。そんな日が、

1日でも早く来る事を、願わずには、いられません。

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