3/11(水)初めて、この日を東北で迎えました。

釜石のホテル「陸中海岸グランドホテル」から見た景色。

穏やかな海でした。4年前のこの日、この海から10mを超える津波が来たとは

どうしても実感が湧きません。

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でも、あの津波で浸水被害を受けたホテルの前には、

長い防潮堤が建設されていました。

この日は、車で南三陸へ。

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東北放送の飯野アナウンサーに紹介してもらった「南三陸さんさん商店街」

組合長の阿部忠彦さんを訪ねました。

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32ある仮設のお店の中には、観光客向けだけでなく

地元の方が使う生活用品の店も多く

「若い世代が残ってくれる街作りが大切」と話して下さいました。

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取材の後は、商店街のお店がそれぞれにオリジナルメニューで盛り上げる

「キラキラ春告げ丼」を頂きました。あわびが丸ごと1個、マグロにハマチに

タコにめかぶなどなど・・・この定食が2000円!!

この丼を食べるためだけでも、また南三陸へ行きたい!!(笑)

これからの復興応援って、そういう事も大事ですよね。

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3月11日の午後2時46分は、陸前高田市・奇跡の1本松の近くで迎えました。

街中にサイレンが響く中、みんなが車を止めて黙祷。

奇跡の一本松の周りは、まるで石油コンビナートのように

ベルトコンベアーが囲んでいました。

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山の斜面から削った土を運び、高台に作る新しい街の土台にするのだそうです。

飯野君が言っていた「復興の格差」、まだまだ街の姿に戻るには時間がかかります。

そんな中、カフェやお土産さんがオープンし、観光バスが次々にやってくる。

複雑な感情が入り混じる中、東京から来たテレビカメラの多さが、

余計に気になりました。

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この日の夕食は、ホテルの近くのラーメン屋で「元祖・磯ラーメン」なるメニューを。

魚介類がたっぷりの、文字通り「磯の香り」が楽しめる、さっぱりラーメン。

考えてみれば、取材4日目にして、昼も夜もやっと魚介類を食べられた(笑)

あっという間に、時間が過ぎて行きました・・・。