センバツ初日の裏話
2012年03月22日
ついさっき、甲子園から戻ってきました。
実は一昨日から2泊3日で
選抜高校野球の取材のレポートに行っていたんです。
決まったのが急だったので、告知も出来ずにゴメンナサイ!
昨日の大会初日第2試合に登場した浦和学院の初戦、三重戦の情報を
NACK5「GOGOMONZ」の中でお伝えしました・・・が!
何といっても昨日は開会式。
石巻工・阿部翔人主将の選手宣誓ですよね。
僕もどうしても生で聞きたい!と、前日に大阪に入りました。
2分15秒にわたる宣誓、その言葉はチームのメンバーが
ホワイトボードに書いた言葉をまとめたもの。
その言葉を一度も詰まる事無く言い切った阿部主将。
しかし、前日のリハーサルは体調不良で欠席していました。
まさに「ぶっつけ本番」で迎えた宣誓。
しかし本人は「自分で考えたのですんなり頭の中に入った」と冷静。
「不安な面もあったが、楽しんだもん勝ちだと思った。」と話す様子に
僕を含めた記者人も、ただただ関心・・・。
本人が一番伝えたかったという「笑顔」、
そして大きな感動を全国に伝えたのでした。
そんな話を間近で聞けて、本当に良かった。
そんな開会式で選手たちと一緒に行進した横断幕は、
初日から甲子園球場の入り口に掲げられています。
開会式では、この横断幕が昨年のセンバツで使われた物と同じであること。
そして、その後は1年間、石巻の体育館にあったことが紹介されました。
今年、石巻の皆さんが感謝のメッセージを寄せ書きし、
甲子園に「里帰り」したんです。
一文字一文字に、想いがこもっています。
そして、こちらも「想い」を見せてくれた花巻東。
惜しくも初戦で敗れてしまいましたが、驚いたのは、そのベンチの様子。
とにかく試合中、全ての選手が
ベンチの一番前からせり出して拍手で仲間を激励するのです。
例え、味方のバッターがストライクを取られても、
凡退しても、相手に逆転されても・・・。
その声は、内野の一番上の方で見ていた僕の耳にも
ずっと聞こえていました。見ていて、聞いていて、
本当に胸が熱くなりました。
さぁ、大会は始まったばかり。
僕は浦和学院を追って来週の月曜日、
2回戦の模様を再び甲子園からレポートします。