「実況!熱きことばの伴走者たち」
2010年08月09日
僕がレギュラー番組『地モトTVおかえり!』でお世話になっている
イッツコムのディレクターさんが貸してくれた本です。
そのディレクターさんは、
『アナウンサーさんの気持ちを知ろうと思って買ったんです。』と話していました。
そういう事を思ってくれる方と仕事が出来るのは、とても幸せな事です。
この本が出版されたのは1994年。
現在は一線を退かれたアナウンサーの方の話も多く紹介されています。
そして後半に載っている日本テレビの年表は必見!
懐かしい顔や、『わ、若〜い』と言いたくなるような、あの人の写真も載っています。
実況アナウンサーの、放送までの仕事地道な取材と準備。
そして、あっという間の放送が終わった後に残る反省と後悔。
僕も毎回味わっている事ですが、この本を読んで
その志や技術の高さにショックを受けました。
自分のやっている事なんて、まだ努力のうちに入らない・・・。
それと同時に、ここから得たヒントを、次の実況に活かせるかもしれない。
そして、これからの取材に活かせるかもしれないと思いました。
そう思える立場は、何と幸せなことか・・・。
スポーツ中継をよくご覧になっている方にとっては、
その裏側が分かりやすく伝わる本でもあります。
スポーツ中継がもっと好きになる一冊です。