僕がレギュラー番組『地モトTVおかえり!』でお世話になっている

イッツコムのディレクターさんが貸してくれた本です。

そのディレクターさんは、

『アナウンサーさんの気持ちを知ろうと思って買ったんです。』と話していました。

そういう事を思ってくれる方と仕事が出来るのは、とても幸せな事です。

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この本が出版されたのは1994年。

現在は一線を退かれたアナウンサーの方の話も多く紹介されています。

そして後半に載っている日本テレビの年表は必見!

懐かしい顔や、『わ、若〜い』と言いたくなるような、あの人の写真も載っています。

 

実況アナウンサーの、放送までの仕事地道な取材と準備。

そして、あっという間の放送が終わった後に残る反省と後悔。

僕も毎回味わっている事ですが、この本を読んで

その志や技術の高さにショックを受けました。

自分のやっている事なんて、まだ努力のうちに入らない・・・。

 

それと同時に、ここから得たヒントを、次の実況に活かせるかもしれない。

そして、これからの取材に活かせるかもしれないと思いました。

そう思える立場は、何と幸せなことか・・・。

 

スポーツ中継をよくご覧になっている方にとっては、

その裏側が分かりやすく伝わる本でもあります。

スポーツ中継がもっと好きになる一冊です。