落語強化月間その?
2010年04月14日
先週の初日に続いて昨日、桂文珍さんの「国立劇場10日連続独演会」に
行って参りました。1週間の間に国立劇場前の桜もだいぶ様変わり・・・。
それでも、まだ一部にはきれいに残っていました。
とはいえ、会が終わった後には桜の事をすっかり忘れるくらい(笑)
中身が濃かったんですよ〜、この会が。
ざっとご紹介すると、
月亭八天「かわりめ」:酔っ払いの亭主が登場するお馴染みの話。
でも、上方風になると、また味わいも新鮮。
桂文珍「船弁慶」:仲間から船遊びに誘われた亭主と「恐妻」の描写が面白い。
立川志の輔「新・八五郎出世」:妹・お鶴をお殿様の嫁にやった兄・八五郎が、
お世継ぎ誕生の報を受けて屋敷に呼び出される。
笑って笑って、最後にはホロッとさせられる展開が秀逸。
桂文珍「粗忽長屋」:先代の小さんさんの十八番を文珍さん風にアレンジ。
文珍さんの口調ならではの軽快さが、新たな味わいに。
昨日は初めて落語を聞きに来た(らしい)人も多く、そういった方にはぴったりだったのでは?
また僕にとっても初めて聞く噺あり、新たなアレンジの噺あり、で
密度の濃い時間を過ごせました。来週は「強化月間」のシメが待っています(笑)