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雑誌に載りました!!

2010年01月28日 木曜日

この度、雑誌のインタビューを受けました。

というのも、僕の通っていた幼稚園『東京ドルトンスクール』から、

『先生との対談をしてみませんか』とお話があり、インタビュー取材を受けたんです。

普段はインタビューをする側なので、なんだか新鮮でした(笑)

 

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一緒にインタビューを受けたのは、校長の星合英二先生。

なんと、僕が年長だった頃の担任の先生でもあります。

僕の在学中の思い出話など、楽しい時間を過ごしました。

 

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今、発売中の『プレジデントFamily』3月号の78ページに出ています。

ぜひ読んでみて下さい!!

本場!のお好み焼き

2010年01月27日 水曜日

どうも、こんにちは。

今日、家に帰ってきて「お年玉つき年賀はがき」の当選番号を調べたら

1通も当たっていなかった小笠原です。150通近くももらったのに(笑)

でも不思議です。去年は約100通の年賀状をもらって、

切手シートが4枚も当たったんです。

今年は自己最高の枚数もらったのに(頂いた皆さま、ありがとうございます)。

 

そんな今日は、昨日に続いて企業の研修ビデオ撮影をしてきました。

2日間の撮影が順調に終わったら、夜はビール!!っていう方も多いのでは。

僕の場合、ビールとの組み合わせで真っ先に挙げる食べ物はこれです。

 

今日からのJCN「はっぴる」は、"粉もの"のお店を特集します。

僕がおじゃましたのは、JR京葉線・外房線・内房線の蘇我駅から

シャトルバスですぐ「フェスティバルウォーク蘇我」の中にある

「風の街 蘇我店」粉もんの本場大阪のお好み焼きのお店です。

 

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とても清潔で開放的な店内からは、外の様子も一望でき

しかも京葉線が走っているのが見えます(それを喜ぶのは僕だけ?(笑))

 

そんな店内で、まずは看板メニューのお好み焼き「風の街玉」(1130円)を頂きます。

 

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牛・豚・キャベツ・イカ・カキ・エビと、ボリュームたっぷり!!

甘めのお好みソースとマヨネーズの軽い酸味。これぞ、まさに大阪のお好み焼き!!

ソースの焼けた香ばしい香りだけでビールが進みそうですが、今回は取材なのでガマン(笑)

大きめのへらで口に運ぶと、アチアチハフフ・・・う〜、やっぱりビール欲しいなぁ(笑)

ソースの濃厚な味の中にも、魚介のエキスが充分に楽しめるんです。

ちなみに夏になると、具材の「カキ」はタコになるそうですよ。

 

続いては、こちらも名物のネギ焼き。

 

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こちらは、ネギ焼きの中でも「豚ねぎ玉」(910)円です。

大阪で40店舗を展開する「風の街」が関東で唯一出店した店とあって

そのこだわりはハンパじゃない。その証拠に、生地の中は・・・。

 

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このギッシリのネギ!!青々としたネギの色が鮮やか。

お好み焼きとは対照的にポン酢でさっぱりと食べるので、いくらでも進んじゃいます。

ネギと豚肉の相性も抜群!!豚肉の甘さが引き立つんだなあ。

 

そして、もう一つ。こちらも期待大のやきそば!!

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頂いたのは「豚イカ焼そば」(800円)

特徴は何と言っても釜揚げゆでたての太麺です。

たっぷりのネギとソースが、まるで太麺と対決しているかのような迫力。

ハフハフ言いながら、まさに「食らいつく」という醍醐味を存分に味わえます。

これこそビールでしょう!!(ちょっとしつこい?)

まさに、これぞ鉄板の祭典!!という感じでした。

 

そんな鉄板で調理する料理には、お客さんの健康に配慮して

植物性のオリーブオイルが使われています。

 

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こういう心遣いが嬉しいですよね。

お店の雰囲気や、デザートが充実しているところも

お好み焼き屋さん「らしくない」魅力と言えます。

 

ちなみに、今日からの「はっぴる」を見てお店でキーワードを言うと

「ドリンクバー」または「ビール」をサービスしてくれますよ。

しかも、サービスは2月末までという大盤振る舞い!!

ご家族揃って、ぜひどうぞ!!!

志ん朝の走馬灯

2010年01月26日 火曜日

読んだ本についてのブログは、書けば書くほど難しい事が分かってきた。

それは、読み終わった直後から、凄まじいスピードで感想の『鮮度』が落ちて行くことだ。

 

出来る事なら、読み終わった直後に書くのが良い。でも、中身が濃い本であればあるほど、

読んでいる最中に『今この瞬間の感想を残したい』と思う事もある。

 

テレ玉のニュースキャスターであり、アナウンサー仲間の中で

特に「落語を語れる」貴重なお友達である福原奈見さんに、とても興味深い本を借りた。

タイトルは「志ん朝の走馬灯」


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この本の著者・京須偕充さんは、志ん朝さんが三十代の頃から

録音を担当するプロデューサーという立場で志ん朝さんと接している。

それは、高座やテレビで我々が知っている意外の一面を知ることになる。

僕が知っている志ん朝さんといえば、高級ふりかけ『錦松梅』のCMのイメージ。

その時は僕も小さかったので、落語へのイメージもはっきりしていなかったが、

落語に興味を持ち出して多くの噺を聞くようになり、

多くの噺家さんを知っていけばいくほど、志ん朝さんが噺家らしい噺家だったように感じる。

着物の似合う顔立ち、体形。そして伸びのある声・・・と、

これくらいの説明は僕にも出来るが、

この本の中での京須さんによる志ん朝さんの分析には舌を巻く。

 

それは多くの高座を聞いてきただけではなく、録音プロデューサーならではの分析がある。

だからこそ全盛期から晩年までの移り変わりや、

その日その日の出来を事細かに言葉に興す事が出来る。

 

仕事にストイックな一面と、何事も一筋縄ではいかないというもう一つの顔。

その裏にあるのは、自分がやるべき理由は分かっていても、やるからには

それなりのものを作らなくてはいけない・・・責任感ゆえの葛藤。

そして中でも食い入るように読んだのは、連続しての独演会を拒み続けた志ん朝さんを説得し

『志ん朝七夜』が生まれるまでの秘話。

 

事実でありながら、ドラマのような紆余曲折を経ていた事が手に取るように分かる。

そして、ドラマで言うところの『登場人物』が際だっているのだ。

志ん朝本人、志ん朝のマネージャー、劇場側の担当者、そしてプロデューサー・・・

それぞれの言い分をぶつけているように見えて、

かすかに見え隠れする共通のゴール。

 

そして、お互いの心情を理解しながらの駆け引きと葛藤。

実際の結果を知っている人が読んでも『この後、どうなる!?』と先を急ぎたくなってしまう。

 

これほどまでに一人を追い、一人を想った落語の本が他にあるのだろうか、と思った。

スタジオ収録の合間に

2010年01月26日 火曜日

今日と明日は、企業の研修で使うDVDの撮影です。

テレビやラジオ以外に、こういう仕事もあるんですよ〜。

 

企業で使うDVDと言っても本格的で、

長時間の番組収録と変わりません。

 

スタジオを2日間貸し切り、2台のテレビカメラを用意して

まる2日をかけて収録するんです。

 

そして、僕と一緒にキャスターをしてくれたのは

事務所の後輩でもある石井麻衣子さん。

着付けや日本舞踊が趣味という、まさに才色兼備のアナウンサーさんです。

 

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実は初対面だったんですが、すぐに仲良くなって

スムーズに収録も進みました。なんと予定より3時間も早く終了!!

明日もこの調子で頑張ります!!

 

筑紫哲也「若き友人たちへ」

2010年01月25日 月曜日

また一冊、筑紫哲也さんの本を読みました。


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この本は、2003年から2008年にかけて、筑紫さんが早稲田大学と立命館大学で

主に大学院生に向けた講座を持っていた時の『講義録』をまとめたものです。

 

この中での筑紫さんは、他の著書よりはっきりした意見、

ましてやテレビより強いトーンでメッセージを送っています。

『警鐘』と言い換えても良いかもしれません。

 

この中でも印象に残るのは『多事争論』に通じる、自らの考え持つ事の大切さ。

そして現代に溢れる情報に流されるな、という事です。

 

『いつも言われている事が正しいとは限らない』

 

これはジャーナリストという職業上とても大切な視点であると同時に、

情報氾濫社会の今、全ての人が認識するべき事なのでしょうね。

 

しかも、執筆という形ではなく『話したこと』をまとめている事で、

より訴えかける力の強さが感じられます。

『NEWS23』の筑紫さんしか知らないという方がこの本を読んだら、

少し印象が変わるかもしれません。

 

筑紫さんはどんな人に対しても同じ目線で接していた事が、様々な本から伺えます。

一国の総理大臣から子供まで。

その筑紫さんだからこそ、全く接点が無いように見える事柄を結び付けて、

世の中に潜む問題を浮かび上がらせる事が出来る。

日本・世界の歴史、政治・経済・教育、文化・・・これらはお互いに結び付いている。

過去を知る事、それを伝える事の必要性もこの講義の大きなテーマのように感じました。

 

中でも『情報・知識・知恵(判断力)の3つを「知の三角形」と名付け、

『その真ん中に蓄積したものをどうやって体系化していくか。

そして具体的な問題を抽象化する事が「学ぶこと」。

でも、その全ては好奇心が無ければ始まらない』という内容には、

僕の中の漠然としたものが晴れたような気がしました。まさにジャーナリストの目指すべき姿。

 

そして、若者に対する期待も各所に感じる事が出来ます。

叱咤激励という意味だけでは無く、

自らの世代の残してきた事に対する『自戒』のようなものも感じられます。

 

この本の最後には、筑紫さんが高校生の頃に書いた文章が掲載されています。

 

とても、高校生が書いたとは思えない。

高い志と、自分を含めた周りの人を客観的に捉えられる視点。

自分が高校生の時と比べると、あまりの違いに悲しくなります(笑)

 

でも、学ぶ事に『今からでは遅い』という事は無いんですよね。

このような本を読む事は、思い立ってすぐ出来る『学び』。

筑紫さんのメッセージは、これからも活字という形で多くの人に伝えられて行くんだと思います。

名栗ロケwithパワコン

2010年01月25日 月曜日

この週末は、お仕事ラッシュでした。

まず土曜日は、BS−TBS「教えて からだのミカタ」のロケ、

この詳細については、放送が近くなったら書きますね。

 

そのあと夕方からは、TOKYO−FMでニュース読み。

この日は民主党・小沢幹事長の事情聴取があったので

週末にしてはニュースが慌ただしく動き、僕もバタバタしていました〜。

 

それが終わった昨日・日曜日の朝、僕は西武線に乗って秩父へ・・・。

向かった先は、埼玉県飯能市にある「名栗」

ここで、テレ玉「週刊彩の国ニュース」のロケに参加してきました。

しかも、今回はリポーターのパワフルコンビーフと一緒。

長いこと番組で共演していますが、ロケで一緒になったのは初めてなんです。

 

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僕が合流する前に朝からロケをしていたパワコン。

様々な「体験」ロケをして来たようですよ。

更に僕と一緒に、名栗の温まる名物や、あったか〜い温泉もご紹介します。

 

あ、そうそう。ロケの合間にこんな名物を頂きました。

西武線・芦ヶ久保駅近くにある道の駅で食べた「ずりあげうどん」

 

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生麺から茹で上げられたうどんは、すごいコシ!!

これを、さば節・かつお節・椎茸などでとった「だし醤油」に付けて食べる。

素材の良さを、そのままに味わえます。でも、これは食べ方の第一歩。

 

この他に鰹節を入れたり、ゆず粉をかけたり、更にはごま油をかけたり・・・。

味のバリエーションがすごいんです。しかも、天ぷらのトッピングはたったの100円!!

これぞ道の駅ならではのグルメ。お店が大勢の観光客で賑わっているのも頷けました。

 

ロケの模様は今週土曜日・30日(土)朝9時からの「週刊彩の国ニュース」で

たっぷりお届けします。僕とパワコンの珍道中(笑)、お楽しみに!!

「死生観」とは・・・。

2010年01月20日 水曜日

突然ですが、皆さんは普段どんな本を読みますか?

きっと、それぞれに読む本の傾向はあると思います。

僕の場合はノンフィクションがほとんど。

分野で言えば、大雑把に分けて

「医療」「ジャーナリズム」「野球」「グルメ(お酒)」といったところでしょうか。

その中で「医療」の本は、とりわけ「死」に関係した本をよく読みます。

なぜなんだろう・・・。

 

つい先日も、この本を買ってあっという間に読みました。

「感動を与えて逝った12人の物語」

 

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話題となった「死ぬときに後悔すること25」の著者である

緩和医療医の大津秀一さんが書いた最新刊です。

 

タイトルを見て買った時は、この本を読み始めるのに

それなりの覚悟が必要だろうと思っていました。

しかし実際に読んでみると、どこか温かい気持ちになる。

誤解を恐れずに言えば、抵抗無く読める本でした。

 

その一方で、この中に登場する人に自分を置き換えてみて

「最期の時に自分はこんな心境になれるのだろうか」と考えさせられる本でもありました。

 

もう一つ驚いたのは、1000人以上の死を見届け、

このような本という形で人間の奥深い部分に語りかける事の出来る著者、

大津秀一さんの年齢が僕と2つしか違わなかったこと。

以前にテレビ番組「エチカの鏡」で「死ぬときに後悔すること25」をテーマにしていたのを見て

大津さんの姿も見てはいましたが、それでも

もっともっと人生経験の長い人に違いないと思っていました。

どうして、このような境地になれるのだろう・・・。

 

そして、冒頭の疑問。

思い返してみると、僕が「死」について深く考えるようになった時期は

いくつかのきっかけと関係しているような気がします。

それは、僕が以前に心身共に調子を崩し、特に精神的に落ち込んでいた時期。

「自殺」という事を考えた時期がありました。

それを完全に「脱却した時」からなのです。

 

ただ、完全に脱却するまでは、

最悪の時期を越えたとはいえ、一時的に憂鬱な気分になる事がよくありました。

そうすると、一瞬でも「自殺」という言葉が頭をよぎる。

もう一方では、「そんな事を考えちゃいけない」と思う自分がいて、

しばらくすると、気分は元に戻る。心が波打っていたんですね。

 

ところが、その波が底辺まで来た時にも最悪の事態を想像しなくなってくるようになりました。

それは僕にとって、「死を恐れなくなったこと」でもあったのです。

 

以前の状態に比べれば、今の自分はどんなに恵まれているんだろう。

そう思うようになると共に、「死ぬまでは思い切り生きよう」と思うようになりました。

だからこそ、「死」にも向き合えるようになったのかもしれません。

 

 

僕の尊敬するアナウンサーの一人、逸見政孝さん。

その逸見さんが48歳で亡くなった日の事は今でも忘れられません。

当時、中学生だった僕が思った事がありました。

 

『逸見さんは無念だったに違いない。でも、その最期の3カ月に

自らの様子を伝えることによって、アナウンサーとしての最後の大仕事をやった人だ。』

 

その後に出版された、逸見政孝さんの本「ガン再発す」と、その関連本。

 

また32歳の若さで脳腫瘍に冒された、広島カープの炎のストッパー・津田恒美さんを描いた

「もう一度、投げたかった」と、その関連本。

 

病に冒された無念さと共に、その本からは最期まで生き抜いた人の輝きも感じとる事ができました。

これらの本は、僕の本棚の中心にいつもあります。

 

今を精一杯生きられる事に、感謝。

そんな事を、数々の本によって改めて気付かせてもらっているのかもしれません。

アイドル談義!?

2010年01月20日 水曜日

昨日はJ:COMかながわセントラル「J:COMでよかった」の生放送に出てきました。

呼んでもらったのは今回が3回目。

毎回、J:COMで見られるコンテンツについて喋る番組なんですが、

初回の「フジテレビ」、2回目の「鉄道」に続いて今回のテーマは「アイドル」

なぜ・・・僕が?!(笑)

 

確かに昔・・・地方の局アナを辞めて東京へ戻ってきた直後に

アイドルのファンイベントで司会をした事はありましたが

それくらいの知識で良いのだろうか?しかも今回は

前回と違って1時間まるごと同じテーマで喋る、という事だったので

さすがに厳しい、と思っていったんですが・・・けっこう喋れました(笑)

 

この番組を見た人は、僕がものすごいアイドルマニアだと思った事でしょう(笑)

実は本番前に、番組で共演させてもらった方のマネージャーさんと

「こんなアイドルいたよね〜」って話で盛り上がり、

その勢いで本番も乗り切れたような感じだったんです。

あまりのテンションの高さで、スタジオの写真を撮るのも忘れて帰って来ちゃいました。

次は何のテーマで呼ばれるんでしょうか・・・。

 

 

贅沢!!ふぐ三昧

2010年01月20日 水曜日

今日の東京は本当に穏やかな陽気になりました。

でも、週末にかけては気温がまた下がるとか・・・。

こういう時期って特に体調を崩しやすくなりますよね。

そういう時は充分な睡眠、栄養がある物を食べるのが一番!!

そんな僕はおかげさまで毎日元気に過ごしております(笑)

その理由の一つは、仕事で美味しい物を食べさせてくれる機会があるからかな?

なんて思う今日この頃。実は、贅沢なものを食べて来ちゃいました。

 

今日から1週間のJCN「はっぴる」は、その名もズバリ「冬の味覚」がテーマ。

その中で「冬の味覚の王様」である「ふぐ料理」の専門店に行ってきたんです。

これぞ、まさに役得(笑)おじゃましたのは、JR総武本線の東千葉駅から徒歩3分。

創業30年になるふぐ料理の専門店「生乃弥(いくのや)」です。

 

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店内に一歩入ると、そこはまさに高級感に溢れていました。

僕が経験した事の無い世界(笑)

恐る恐る座敷に上げて頂くと、瞬く間にお料理が並べられます。

 

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ジャーン!!見るも鮮やかな「ふぐづくし」10000円のコースでございます。

こういう光景を見ると、自分でもお金を払ったわけじゃないのに

誇らしげな気分になります。

「うらやましいだろ〜」なんて、誰に向かうでもなくつぶやく(笑)

 

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まずは、ふぐのお刺身「てっさ」(写真は4人前)

お皿に並べられたその姿は、まさに芸術品。

そこを2〜3切れまとめて「大人食い」をすると(笑)ふぐ独特の歯応え。

そして、淡泊な中にもほのかな甘み・・・あ〜、こんな味だったんだね〜(笑)

 

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続いては「ふぐの唐揚げ」。実は初めて食べたんです。

揚げたてを薄い塩味だけで頂くと・・・実に上品な旨味。

骨からの身離れが良いのに、噛んでいくとパサパサした感じが全く無い。

まさに、じっくり「噛みしめたい」味です。

 

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続いては、ふぐ鍋「てっちり」

贅沢に大きく切られている身は、プリッ、ホロッ、ジュワ〜って感じ。

しかも、コラーゲンたっぷりでプルプルな部分もまるごと入っていて

部位ごとの食べ比べも実に味わい深い・・・。

そして、薄味のスープにフグのダシがしみ出して

ネギや豆腐の味をグレードアップしてくれます。

究極のゼイタク鍋ですなぁ。

 

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そして、シメはもちろん雑炊。

ここまで来るとため息しか出ない・・・って、それじゃリポートにならないんだけど。

ふわふわの卵とご飯に極上のダシが浸みて・・・ハ〜しあわせ。

お腹がいっぱいになっても、まだ食べたくなるんだよね、これが。

 

今回のコースには、他に「にこごり」「湯引き」「香の物」「フルーツ」が付いて10000円。

たまには、こういう贅沢も良いんじゃないかな、と思いました。

 

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そして、皆さんにも特典がありますよ。

今日から1週間、番組でお知らせするキーワードをお店で言うと

この「ふぐサラダ」がサービスとなります。

次は自腹で・・・早く行けるようになりたいな(笑)

志の輔らくごinPARCO 2010

2010年01月18日 月曜日

1月の恒例となった、立川志の輔さんの渋谷PARCO一ヶ月公演。

僕も2年ぶりに行って参りました。

志の輔さんは、僕にとって「落語との出会い」のきっかけとなった方です。

といっても、お目にかかった事はありません。僕の一方的な思い入れのみ(笑)。

中学の頃に文化放送でやっていた「志の輔ラジオ気分がいい」という番組を

僕が大好きで聞いていたのが、噺家さんを知ったきっかけ。でも今考えると、

「気分がいい」は月曜〜金曜の朝9時〜11時までやっていた番組なんです。

なぜ僕が聞けたんだ(笑)まあ、そんな事は置いておいて・・・。

 

いきなりこんな事を言うのも何ですが、このPARCOの会のチケットは6000円。

独演会のチケットとしては、やや高めです。

言い換えれば、人気のある噺家さんのチケットだからこそ設定出来る金額。

でも今日の僕は、開演5分にして『このチケットは安すぎる』と思いました。

"今回も"安すぎると思いました。年々プラチナチケット化していくのも仕方無いなぁ。

 

というわけで、ここからは中身の話をするので、もし

「これからPARCO公演に行くよ」という方は、見ないで下さい(笑)

ご自身で行ってきた後に、僕の時の内容と見比べて下さいね。

 

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まずは、『通常国会初日という大変お忙しい中をお越し下さいまして・・・』と、

恒例の時事ネタでツカミ。

お正月に富山に帰った時の話から、その時に道の途中で見つけた建設途中の高速道路、

そして事業仕分けの話に展開すると、まさにその渦中の人を題材にした

新作「身代わりポン太」。

 

国からの助成金をもらって、タヌキの巨大な展望台を作ろうとした村のお話。

学生時代の同級生だった村長さんと、展望台を建設する会社の社長さん。

そこへ、もう一人の同級生である県議会議員がやってきて

「国からの金が凍結された」と通告します。しかし、第一次の資金を使って

展望台は下半分が既に完成。しかも、「タヌキをかたどった展望台」だから下半身だけ(笑)

完成させる金も壊す金も無い、と困り果てたところに、それを聞いていたおばあさんが話しかけます。

 

「昔、この村にたぬきの神話があってなぁ・・・人にいたずらをした罰で、

上半身と下半身をまっ二つにされたタヌキがおった。

上半身を探していたタヌキを不憫に思って、村人がタヌキの上半身を見つけてあげると

タヌキがお礼に表れて、人の身代わりになってくれるようになったそうな。」

初めて聞いた話に周りが驚いていたが、実はこの話、おばあさんが思いついた全くの作り話(笑)

 

つまり、架空の神話をでっちあげて「下半身だけのタヌキ」を名物にしてしまおう、と

話が展開していくのです。奇想天外で、なおかつ現代を風刺した「志の輔らくご」ならではの作品。

しかも、中入りのロビーには、ご丁寧に「ポン太せんべい」がお土産で売られていました。

会場全体が演目とコラボしてしまうのも「志の輔らくご」の楽しみの一つです。

 

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続いては、志の輔師匠の新作の中でもお馴染みの作品「踊るファックス」

新春セールの薬局で間違って届いた、若い女性からの自殺をほのめかすファックス。

それを見た薬局のおやじが、なんとか説得しようとファックスで返事を書くのですが、

それに対して、なぜか逆ギレの返信ファックスが次々に届く。

それに対抗しているうちに、ファックスを使った大ゲンカに。

いつの間にか、おやじは「自殺でも何でも勝手にしろ!!」

相手は「誰が死ぬもんか!!おまえよりも長く生きてやる!!」と

あべこべになってしまう、というお話。日常にありそうな笑いが詰まった

誰にでも楽しめる作品。だから、志の輔師匠の落語は

「初めて落語を見る人にオススメ」と言われるんです。

しかもPARCO恒例、舞台装置のサプライズが・・・。

この「踊るファックス」が終わった途端に、舞台の壁から

「ここで15分間の休憩」と書かれた巨大なファックスが登場(笑)

PARCOは毎回、こういう大がかりな仕掛けがあるんです。

以前に、志の輔らくごの新作「メルシーひなまつり」をやった時は

巨大な人間ひな壇が舞台に登場した事もありました(笑)

 

さて、笑いすぎた体を冷まそうとロビーへ出た僕はお土産を購入。

このPARCO公演が初めてDVD化されたんです。

 

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これは自分で見るだけでなく、まだ行った事の無い人に見てもらいたい!!

という意味もあって買いました。なので、僕の知り合いの皆さん、興味があったら貸しますよ(笑)。

 

さて、休憩後の3席目は、まくらの途中で出た人物の名前に

会場の一部から「おっ、これはひょっとして・・・」とざわめきが起こりました。

古典落語の大作「中村仲蔵」。新しい歌舞伎史に残る実話。人情味たっぷりの芸談です。

 

人気狂言「忠臣蔵」の上演にあたって、中村仲蔵に回って来たのは五段目の斧定九郎。

ようやく名題になったのに、貧相な山賊の役を回された仲蔵は落胆します。

しかし、女房のお岸に励まされた仲蔵は、蕎麦屋で偶然出会った貧乏侍から

役作りの着想を得るのです。

 

そして芝居の初日、度肝を抜くような新しい定九郎を見せられた観客たちは、

あまりの見事さにうなるだけ。しかし、それを演技の失敗と勘違いした仲蔵は、

失意のままに自殺も考えながら上方を目指します。

だが途中で芝居帰りの男が仲蔵を絶賛しているのを耳にして...。

 

聞き所は、とにかく仲蔵の心の動き。世間を驚かせた奇抜な扮装や、

水を滴らせながら駆け入って見得を切るシーンなど、細かな描写と華やかさ。

さらに舞台のシーンでは、仲蔵が花道に登場するシーンに合わせて

真っ暗な会場の左一列に、縦の照明が入るのです。PARCOならではの「花道」の演出。

しかも、長唄まで本物のお師匠を呼ぶという徹底ぶり。

そしてクライマックス、亭主を励ます女房のお岸や、師匠中村伝九郎の言葉に

それまでシーンとしていた会場からは、すすり泣きの声が次々に聞こえました。

まさに究極のサクセスストーリー、笑って笑って、最後に泣いて。

志の輔らくごの醍醐味を満喫しました。

 

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こちらは、DVDを買った特典で行った抽選で頂いたクリアファイル。

過去の「志の輔らくご」の時に作られたオリジナル版です。

これまでは、2年前の公演でもらったクリアファイル(このブログの一番始めに出てきた物)

だったのですが、さすがにボロボロになっていたので、ここで選手交代。

なんだか、また良いことがありそうです。

 

先日発売された文春ムック「今おもしろい落語家ベスト50」では、

1位の柳家喬太郎さん、3位の柳家小三治さんに挟まれて2位だった志の輔さん。

まだ聴いた事が無いという方、聴かないと損ですよ!!

・・・言いながら、これ以上チケットが取りにくくなったら困るけど。