鉄ちゃん的クリスマス?懐かしの京急車両
2009年12月27日
タイトルに「クリスマス」と入れたブログを
27日もなって書いていると、ちょっと恥ずかしくなりますね(笑)。
だったら、3回にも分けて引っ張るなって話なんですが・・・。
そんなわけで僕の自己満足的な京急線日記も最終回です。
途中で一度遭遇した京浜急行の旧1000形にもう一度会いたいと
ひたすら横浜方面を目指すつもりだったんですが、途中の駅で
何かと面白い光景に出くわすんです。
正確に言うと「前にも見た事あるけど、よく考えたらこれって面白いよなぁ」という光景。
こちらは、京急川崎駅での事。
この駅では普通電車が後続の快特の待ち合わせをする事がよくあります。
その時も、先に普通電車が到着。すると、その普通電車の運転士さんが
運転席からホームに降りて、掃除用具箱に向かって走り始めたんです。
持ってきたのは、水の入ったバケツとブラシ。
そこへ、後続の快特が到着しました。すると・・・。
快特電車の前面にバシャバシャと水をかけ始めました。
車で言うところのウォッシャー液をかけているようなものです。
そして大急ぎでブラシを使って掃除を始めました。時間にして30〜40秒。
あっという間の出来事です。それもそのはず。速さが売りの快特は停車時間もわずか。
しかも、緊密ダイヤで運転しているので起終点での折り返しも
時間に余裕があるとは限らないのです。
一方、普通電車は何度も待ち合わせをしながら進むので、駅に長く停まる事が多い。
そこで、普通電車の運転士さんがこうやってお助けをしているのです。
素晴らしいじゃないですかっ!!そして、わずかな停車時間の後に
快特の運転士さんは、普通列車の運転士さんに向けて深々とお辞儀をしながら
京急川崎駅を出発していくのでした・・・。こういう光景って、なんだか良いですよね。
ただ、快特が出た1分後には、今度は普通電車が発車するので
バケツとブラシを用具箱に返すのに、運転士さんが相当慌てていましたけど(笑)
さて、京急といえば特徴的な電車がもう一つ。800形電車です。
僕と同じ年の昭和53年生まれの電車。旧1000形と同じく片扉車で、
その容姿から「だるまさん」の愛称で親しまれています。
京急の中ではベテランの部類に入りますが、まだまだ多くの編成が活躍しています。
・・・が!!普通電車でしか使われていない800形の「羽田空港」行きは
なかなか見られません。レアなので、あえて載せてみました(笑)
そんなこんなで道草を食っているうちに、すっかり夕方。
これは旧1000形は諦めようかと思った矢先・・・。
なんと品川行きの旧1000形が目の前に!!
こうなったら、この電車が品川まで行って「文 庫」行きになる可能性にかけよう、と
そのまま乗り込んで品川へと向かったのでした。
品川に着いた途端に、反対側の下りホームへ。
ちょうど平日夕方のラッシュ時で、ホームは混雑していました。
一方、電車のダイヤも大混雑。数分おきに次々と電車が発車していきます。
そんな中もう一つ、貴重な編成に出くわしました。
それが、昭和58年に登場したこの「2000形」
元々は快特として京急の花形的役割を果たしました。
僕が小さい頃は、旧1000形の「特急・三崎口行き」に乗ろうか、
2000形の「快特・京急久里浜行き」に乗ろうか、いつも品川駅で迷ったものです。
えっ??そんな事だけで迷うのは僕だけ?!(笑)
でも最近は2000形の使用は川崎より横浜方面での普通電車が中心に。
それでも、ラッシュ時には懐かしの「快特」として品川にも顔を見せるのです。
そして、2000形の「快特」のあとにやってきた1000形は・・・。
やったぁ〜!!期待通りの金沢文庫行き。しかも、「文 庫」というレトロバージョンの表記。
長時間追い求めた甲斐がありました。朝に京急線の撮影を始めてから12時間(笑)。
周りに並ぶビジネスマンの皆さんに白い目で見られながら・・・、
そしてクリスマス・イブのカップルの皆さんに不思議そうな目で見られながら
きっちりと念願の写真を撮影し、この日のミッションを終えたのでした。
まさに、クリスマスの赤は京浜急行の赤!!って相当に無理があるなぁ(笑)