いよいよ今年もあと1ヶ月。本当に早いですね〜。

テレ玉でやっている「彩の国ニュース」は、年内の放送が残り3回。

ということで、今週から年末年始に合わせた企画をお送りします。

 

明日の放送では埼玉県内の縁起物を特集。

まずは、越谷市の「松崎達磨産業」におじゃましました。

「越谷だるま」の名前は全国に知られるもの。

「越谷張子だるま」として、埼玉県から伝統的手工芸品にも指定されています。

だるまは「何度転んでも起き上がる」ので、縁起が良いんですよね。

 

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越谷だるまは、色白で鼻が高く上品な「美男子」なのが特徴。

顔の中の眉や髭は、縁起の良い亀の形を崩しているんです。

他にも、眉に「寿」の文字が入ったものもあります。

 

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模様を描いては乾かし、を繰り返すので作業場の中には

藁で出来た大きな筒に刺しただるまが、こんなにたくさん!!

色や大きさも様々です。

 

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こちらは社長の松崎さん。下書き無しに、迷い無く筆を進めていく様子は圧巻です。

作業場の中も、どこか神聖な空気が流れているように感じました。

 

さて、そんな神聖な空気とは違って、賑やかな雰囲気の今回のロケ(笑)

本当に久しぶりに、坂田陽子さんとロケに行ってきましたよ。

 

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僕たちが持っていた物は・・・もうお分かりですよね?

次に向かったのは、羽子板の制作を行っているところ。

春日部市「水野製作所」の作業場です。

羽根突きも「鬼を突くこと」で、新しい年の無病息災を願った事が始まりなのだそうです。

 

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作業場には、所狭しとたくさんの生地や厚紙、綿に板が置かれています。

その中で黙々と、速やかに作業が進められています。

年の瀬を迎えて、こちらの作業も急ピッチです。

 

中でも驚いたのは、こちらで作られている「押絵羽子板」に書かれる美人画。

見る見るうちに下書きから色つけがされて、立体的な表情が出来上がっていきます。

 

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この「押絵羽子板」とは、桐で出来た羽子板に押絵で装飾を施したもの。

押絵とは厚紙に羽二重の布をかぶせ、中に綿を入れて膨らませ、くるむ技術です。

綿の入れ具合やくるむ方向、布の使い方によって、より躍動的に仕上がっていきます。

この「春日部の押絵羽子板」も、埼玉県伝統的手工芸品に指定されています。

 

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どうですか?この立体感。最近は、この美人画の表情も変わってきたのだとか。

つまり「美人」の定義も変わってきているということ。

それを聞いた坂田さんは・・・明日の放送をお楽しみに(笑)