訓練?本当?
2009年11月14日
今日は早朝から千葉の幕張に行っておりました。
関東ブロック1都8県の緊急消防援助隊などが参加した
「平成21年度緊急消防援助隊 関東ブロック合同訓練」の進行を務めてきたんです。
今回の訓練では、初めての試みがいくつか行われました。
特に、従来の「シナリオ型訓練」ではなく、実際に現場に行ってみないと
被害状況が分からない「ブラインド型訓練」を取り入れ、実際の災害に
即した訓練となっています。こちらは、状況を説明していく役割と、
現在どういった活動をしているかを説明する役割があったわけです。
原稿量も200ページ以上・・・でも、問題は他にありました。
それは朝から強まった雨と風、というより「暴風雨」
僕たちがいた本部テントと、来賓用のテント席も・・・。
椅子と机が飛ばされ、この状態に。
本部席もビニールシートで応急処置をしてもらい、
僕たちはカッパを着ての進行となりました。
写っているのは、僕と一緒に進行を務めたチバテレビの中野涼子アナ。
って、この写真だけだと誰だか分からない(笑)
挙げ句の果てには、「現在は〜の救助訓練を・・・」というアナウンス以外に
「先ほど、千葉市に竜巻注意情報が出されました」という”本物”の情報まで
アナウンスする事態になってしまい、なんともリアルな災害救助訓練になりました。
それでも、午後になると天気も回復。
マンションなど高層階からの救出を想定した訓練や・・・
防災ヘリコプターを使って空中から水をまく消火訓練。更に・・・。
地上からの放水訓練と、その模様は迫力満点!!
更に実際に車が衝突したところを再現したり、
模擬列車を用意したりして、より実践的な場面を作っての救出訓練も緊張感がありました。
何気なく毎日を過ぎしていると、明日も当たり前のように過ごせると思いこんでいる気がしますが
有事に備えて活動をしている方がいることを、忘れちゃいけないですね。
ちなみに参加した皆さんは、現在も訓練を続けています。
1日訓練を行って疲れた体で「野営訓練」、つまりテントを張って
明日の朝まで過ごすのだそうです。これも、実災害を想定しての事。大変だぁ〜!!