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マリン初実況

2009年04月29日 水曜日

昨日は、千葉マリンスタジアムで

チバテレビのマリーンズナイター「千葉ロッテvsオリックス」の

実況をやってきました。

 

今シーズンの初実況ということで、ひさびさの雰囲気に

最初は少し戸惑いました。これは毎年の事ですが。

それでも、中継が始まると、一進一退の攻防に集中して

あっという間に時間が過ぎていきました。

 

そんな放送をご一緒して下さったのは、

マリーンズナイターではお馴染みの倉持明さんです。

 

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昨日のお話の中心は、ロッテの先発・小林宏之投手の話。

毎シーズン先発ローテーションの中核を担っていながら

今シーズンは、まだ1勝も出来ていない小林投手について

「速球を活かすための緩急のある変化球を覚えた方が良い」といった

今後に向けての話から、昨日のピッチングの分析まで、

多角的な分析を、いつもの「熱血解説」で聞かせて頂きました。

 

それと、倉持さんが驚いていたのは、相手チーム・オリックスの大石監督の采配。

「助っ人外国人選手の活躍が目立っているが、その助っ人達に

『この監督のためなら』と思わせる大石監督はすごい」という、新たな分析。

僕も横で聞きながら、色々と勉強をさせてもらいました。

 

本当だと、聞き役の僕がもっとうまくお話を引き出せれば良いのですが、

いつも倉持さんにリードしてもらっているような。それでも、帰り際には

「勉強しているなぁ。喋っていて楽しかったよ!」と、ありがたいお言葉を頂きました。

そんな気遣いをいつもして下さる方なんです、倉持さんは。

 

昨日の試合は4時間にも及ぶ熱戦となり、最大延長の10時までには入らず、

しかも中継終了後にオリックスに決勝点を入れられ、延長戦の末の敗戦。

悔しい試合となりましたが、ペナントレースはまだまだ始まったばかり。

チームの上昇と共に、僕も次の出番に向けて、より楽しんでもらえる中継になるように

準備を進めていきたいと思います。

 

ちなみに、次の僕の実況は8月1日の東北楽天戦。

こう書くと「そんなに先?」と思われると思いますが、

今年のチバテレビの中継は8月と9月に集中しているんです。

しかも、7月の中旬から下旬にかけては

高校野球という大きな仕事があるので、

なんだかんだで千葉のスポーツ番組には多く登場する事になります。

 

あ、そうそう・・・個人的にもマリンスタジアムに応援に行くと思いますので、

見かけたら声をかけて下さいね。

急ピッチ!!

2009年04月25日 土曜日

今週はイベントやロケ、スタジオなど、様々なお仕事をする事が出来ました。

そんなわけで気が付くと、あっという間に週末を迎えたんですが、

今週末は、のんびりもしていられません。

今日から3日後、28日の火曜日に今年の「初実況」があるんです。

 

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狭い部屋の机に、パソコンと資料のファイルを広げて悪戦苦闘。

実況のための資料というのは、それぞれの実況アナウンサーが

自己流で作っています。そのため、形式もバラバラ。

時々は現場でお互いの資料を見ながら

「そんなやり方もあったかぁ」なんて納得することも。

 

あと、最近の傾向としては、ノートパソコンにデータを全て入れて、

それを見ながら実況する人もいます。作業の効率も随分上がりますからね。

それを聞いて、僕も毎年、パソコンにチャレンジしようと思うんですが、

これがなかなか踏み出せず。やっぱり手書きになれてしまうと、なかなか

変更するのが難しいんです。それでも、今年は去年までのノートから

ルーズリーフに変更してみました。ページ毎にまとめた選手のデータを

その日の打順に合わせて並べ替えられるように・・・って、

ここだけ書いても分かりづらいですよね・・・。

 

ちなみに写真に写っているパソコンは、選手の情報などをインターネットで

調べるために使っているものです。集められる資料は出来るだけ集めないと

不安になっちゃうんですね〜。

そうやって毎年、試行錯誤の上に作られていく実況ノート。

その出来は・・・本番で使ってみないと分かりません(笑)

 

何はともあれ、今年の実況の初出番は、29日(火)18:15〜。

チバテレビ・マリーンズナイター『千葉ロッテvsオリックス』

解説は、チバテレビではお馴染みの『熱血解説』倉持明さんです。

今年から、最大延長が22:00までに延びて、更にパワーアップした

マリーンズナイターを、ぜひお楽しみ下さい。

 

(もし22時までに終わらなかった場合は、その後の

『ニュースchiba21』の中でも経過を中継します。)

オーケストラ&落語!?

2009年04月25日 土曜日

久しぶりに宇都宮に行ってきました。

といっても、「朝生とちぎ」を卒業してから1ヶ月も経っていないんですけどね。

 

今回のお仕事はテレビではなくコンサートのお仕事。

宇都宮を中心に栃木県内や近県の方が参加しているオーケストラ

「宇都宮ウインドクルー」のコンサートの司会をさせて頂いたんです。

 

開催が11回目という事でしたが、毎回、様々な趣向を凝らしたコンサートを

開催しているとの事で、今回も色々と仕掛けがありました。

 

まず前半は、歌劇「トゥーランドット」など、幅広い年代に親しみのある名曲を中心に。

僕もスーツで真面目に進行。そして、後半の第二部は、ガラリと雰囲気が変わります。

ステージの袖に、似つかわしく無いものが・・・。

 

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というのも、後半は僕が語り部となって、落語や講談の要素を取り入れながら

曲の世界を紹介していくというものだったんです。紹介する曲も

オペラ、映画音楽、そしてポップスまで様々・・・。コンサートだけでなく、

エンターテイメントの要素も充分にある、とても楽しい時間でした。

そんなわけで、僕も衣装を用意してもらいました。

 

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う〜ん・・・自分で言うのも何ですが、似合ってますね(笑)

司会と共に、ちょっとだけ落語家さんの気分も味わえて、

楽しい経験をさせてもらいました。

勝恵子さんと。

2009年04月22日 水曜日

ここのところ、おかげさまで様々なお仕事を頂いています。

週末はラジオの仕事、

昨日は4月からの新しい番組「はっぴる」の初ロケ。

(ロケの内容については放送日が近付いたら書きます。)

そして、今日は朝から幕張メッセで企業イベントの司会をしてきました。

 

ご一緒したのは、テレビのキャスターとして各局で活躍されている勝恵子さんです。

 

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今日のイベントは、紹介する人の数が多く、勝さんと僕とで分担しながらの進行でした。

そのため、本番前にも色々と打ち合わせや相談をさせてもらったのですが、

穏やかで丁寧なお話ぶりはテレビで見る印象そのまま。

本番のイベントでは、女優さんや歌手のゲストさんもいて、

本当に大忙しだったのですが、勝さんのリードのおかげで無事に終了!!

充実した1日になりました。

 

テレビ好きの僕にとって、フリーアナウンサーになって何より良かったと思うのは

自分がテレビで見ていた方とお仕事でご一緒できること。

今まで何度もそんな経験をさせて頂きましたが、今日また新たなページが加わりました。

「落語家はなぜ噺を忘れないのか」

2009年04月18日 土曜日

今回のタイトルは、ずばり読んだ本の名前です。

インパクトのあるタイトルにつられて本を手に取り、

著者名の「柳家花緑」を見て、迷わず買いました。

 

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花緑師匠といえば、人間国宝の五代目柳家小さん師匠(故人)を祖父に持ち、

戦後最年少の22歳で真打昇進。現在も「六人の会」をはじめとして

精力的な活動を続けている方。そんな方が落語の「コツ」のようなものを

教える本なのか・・・と思って買ったら、話はもっと深いものでした。

 

「小さんの孫」というプレッシャーと戦いながら新たな挑戦を続ける花緑師匠、だからこその

葛藤や悩み。その中で、どうやって覚えた噺を「自分の噺」にし、そこに

命を吹き込んでいくのかが、とても分かりやすく書かれています。

 

花緑師匠というと軽快なイメージを持っている方が多いかも知れません。

しかし、根はものすごく真面目で繊細な方。僕も数年前に

チバテレビの「浅草お茶の間寄席」という番組でインタビューをさせてもらいましたが、

どうやったら多くの人に寄席に足を運んでもらえるか、どうやったら

若い人が落語に興味を持ってくれるのか等々・・・。インタビューが終わった後も、

これからの落語について熱く語って頂いたのを今でもよく覚えています。

 

たぶん、落語をあまり見た事が無い人がこの本を読むと

「落語家はこういう事を考えて高座にあがるんだ」と違った視点で楽しむ事ができ、

落語を見続けている人は「花緑師匠は、こうやって今の形を作ったんだ」あるいは

「小さん師匠はこんな事を伝えていたんだ」という発見があるはずです。

ぜひ、落語を聞きに行く「前」に読んでみて下さいな。

長野智子さん「ニュースの現場から」

2009年04月16日 木曜日

ずっと読みたかった本を読む事が出来ました。

「報道発 ドキュメンタリ宣言」や「サンデースクランブル」

「朝まで生テレビ」のキャスターをされている

長野智子さんの本「ニュースの現場から」

 

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長野さんが鳥越俊太郎さんとコンビを組んだ「ザ・スクープ」を中心に

報道の現場での放送しきれなかったドラマが書かれています。

中でも前半は、パレスチナでの取材に関する内容。

普段のニュースではイスラエルとの紛争の大枠だけしか伝わってこない中、

戦火の中で暮らす人々に実際に接したからこそ分かる実情が伝わってきます。

 

しかも、専門家の人が書く本に多く見られる「難しい事を難しく書く」のでは無く

「難しい事を分かりやすい言葉で」書かれているのが、とても印象的です。

それは、アナウンサーである長野さんならでは、でもあり

出会った事に率直に思った事を文章にしているのだと思います。

つまり「等身大のことば」なのです。

 

僕は以前から鳥越さんの「ザ・スクープ」のファンでしたが、

長野さんとのコンビになってからは、より好きな番組になりました。

それは、ニュースの中に隠れている真実に迫ろうとする姿勢、

そして「なぜ?」と思った事を分かりやすく表現すること、

さらに「現場に出る」という事に大きなやりがいを感じていることが

番組に出ているお二人から、ひしひしと伝わってきたからなのだと思います。

 

最近は数ヶ月に1回の放送になっている「ザ・スクープ」ですが、

毎回欠かさず録画して見ています。

いつか、鳥越さんや長野さんと仕事がしてみたい。

僕の大きな大きな夢です。

 

その時まで、この本は何度となく読み返すのだろうと思います。

 

空飛ぶラーメン

2009年04月16日 木曜日

最近、とんこつラーメンにハマっています。

元々、ラーメンは大好きで、どんな味でも食べるんですが、

特に最近はとんこつラーメンの店があるとよく入ります。

何でだろう??と考えてみたら、先月の九州の旅で

とんこつラーメンを食べそびれたせいだと気付きました(笑)。

何それ?という方は、過去のブログを読んでみて下さい。

 

とんこつラーメンといえば、ロケの最中にこんなお店に出会いました。

それは「彩の国ニュース」のロケ中のこと。

「この近くに面白いラーメン屋さんがあるから行きましょう」と

ディレクターさんに言われるがままに向かった

『らーめん楓神』というお店。

 

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出てきたラーメンは、まさに九州とんこつのこってり味。

あっという間に平らげたんですが、僕はその直後にロケで色々と食べる場面があったので

ここで、ごちそうさま。すると、他のスタッフさんは替え玉を注文。

その替え玉が・・・。

 

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と・・・飛んだぁ!!しかも、けっこう長い距離だぞ〜。

聞くところによると、これが、このお店の名物なんだとか。

しかも、的を外れた事は無いそうで、リクエストすれば

お客さんが受け取る役をする事も出来るそうです。

 

ちなみに、飛んでいたラーメンの中には、受け取った店員さんよりも

ご主人の方に近い席のお客さんの分もありました(笑)。

じゃあ、飛ばす必要無いんじゃない??っていうのは、野暮ですなあ。

 

 

コメント投稿完了!

2009年04月16日 木曜日

コメントありがとうございました!

伝説のスポーツ本

2009年04月12日 日曜日

スポーツの取材をしていると、色々なドラマに出会います。

それは試合の中であったり、選手自身であったり・・・。

そんなドラマを伝えるのも僕の役割なのですが、

その「伝え方」に悩んだときに、いつも読み返す本があります。

ノンフィクション作家、故・山際淳司さんの本

第8回日本ノンフィクション賞受賞作

「スローカーブを、もう一球」

 

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8編が収録された中には、あの名作「江夏の21球」もあります。

日本シリーズでの歴史的な場面を1球ずつ切り、

その豊かな感性と豊富な取材で鮮やかに表現されている作品。

読んでいる文字の中に、スタジアムの興奮が蘇ります。

 

また、山際さんの作品は、無名のスポーツ選手や高校野球の地方大会といった、

新聞に小さく載るかどうかという物語も登場します。

そして、そのターニングポイントである場面に対し、時系列に述べるだけでなく

そこに至るまでの過程、後に登場人物から聞いた心境を織り交ぜながら

多角的に描き出すことで、見ている者を魅了する作品の数々。

 

僕が山際さんの事を知ったのは、若くして病に倒れる少し前、

スポーツニュースのキャスターとしての姿でした。

惜しかったなあ、と今でも強く思うのですが、

名作の数々は今でも輝きを失っていません。

吉祥寺「いせや」

2009年04月12日 日曜日

昨日は、吉祥寺で飲み会がありました。

といっても、お友達のパーティーがきっかけでお友達になった、

という方ばかりの会。ちなみに、集まった14人のうち、

半分が初対面、もう半分が2回目という会です。そう考えるとスゴイ(笑)

 

そんな会の舞台は吉祥寺。街をゆっくり歩いたのは、約10年ぶりだったんですが、

街がすっかり変わった事にビックリ!!ここは原宿かと思いました。

 

そんな通りの中にあるお店で2時間ほど飲みながら会話も弾み、外へ出ると8時。

2次会はメンバーの方のご自宅におじゃまして、という事になったのですが、

そこで寄ったお店が、吉祥寺では有名な焼き鳥のお店「いせや」です。

 

 

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例えて言うならば、原宿の竹下通りの中に

急に新橋のガード下の店が現れた感じ(笑)。

もうもうと立ち上る煙の中を、人が並ぶ並ぶ・・・。

 

相当な歴史を感じるお店は、1階・2階合わせても相当なお客さんが入れそうですが、

それでも店の前の坂には常に20人近い行列が。それとは別に、お持ち帰りの

焼き鳥を求める人が、違う行列を作っています。

しかも、若い人からお年を召した方まで年齢層が幅広い!!

 

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さっそく温かいうちに頂きましたが、食べてみると納得!!

まず、肉の新鮮さがよく分かる!!シンプルなんだけど、肉の持つ旨味が

凝縮されているんですね。ビールが進む進む・・・。

あと、同じく名物のシューマイも食べましたが、こちらも、とにかく肉がウマイ!!

吉祥寺という激戦区で人気を保ち続ける理由がよく分かりました。

今度は、お店で食べる方の行列に並んでみなくては!!