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「歩くエコ男」ゴール!!

2009年03月31日 火曜日

今週で番組を卒業する「朝生とちぎ」ですが、毎週月曜日にやってきた

「歩くエコ男・クリーン大作戦」も、僕の担当は昨日の月曜日が最終回となりました。

そして、国道4号線を宇都宮市の南端(宇都宮市と下野市の境)から歩いてきた今回の旅も、

無事に北端(宇都宮市と高根沢市の境)にたどり着きました。

 

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3ヶ月間というとあっという間にも感じますが、たくさんの思い出が出来ました。

コーナーのレギュラーにもなってくれた、番組視聴者の「やっくん」とお母さん、

そして街で出会った多くの人にも元気をもらいました。

 

そして、この短い期間の間にも、エコに対する世間の意識が

どんどん増しているように感じました。

もちろん、このコーナーの影響という事は言いませんが、

皆さんが関心を持ってきている今の時期に、

このコーナーをやっている意味は、とても大きいと思うのです。

 

そして、このコーナーは、4月からも続きます。

「朝生とちぎ」の木曜・金曜をバトンタッチする宮本賢一キャスターが

新たなる道で触れあい旅を続けていきます。

(ちなみに宮本さんは、僕が以前にいた局と同じ系列にいた「先輩」にあたり、

研修でも大変お世話になった方なんです。)

宮本さんの「エコ男」も、栃木の皆さん、ぜひぜひ応援してくださいね!!

「駅たべ」?熊本・富士ぶさ編

2009年03月31日 火曜日

前回書いたように、東京駅での出発前に「富士・はやぶさ弁当」食べたので

終点の熊本では本場の熊本ラーメンを・・・なんて事を最初は考えていました。

ところが!!熊本駅に着くと、売店に熊本版の「はやぶさ弁当」が。

一度見ちゃったら・・・やっぱり食べ比べたい(笑)。ということで、

1時間足らずの滞在時間に購入し、博多へ戻る「リレーつばめ」の中で

食べることにしました。

 

こちらは、東京版よりレトロな感じの包装。これは捨てられないですねぇ。

 

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しかも、包装紙を取ると、中にも「はやぶさ」の写真を使ったお品書きが。

しかも、そこには昭和33年の運転開始からの歴史と、

昭和44年当時に食堂車で出されていた「幕の内弁当」のメニューが

書かれていました。

 

ちなみに、おかずは「鮮魚天ぷら」「豚肉竜田揚」

      「若鶏黄金焼」「高野豆腐」「酢蓮根」などなど・・・。

なかなか美味しそうですね〜。

 

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そして、今回のお弁当のお品書きは

 

「鶏飯」

「鶏肉の黄金焼」

「蒲鉾」

「玉子焼」

「煮しめ(椎茸、干し筍、蓮根、人参)」

「鮎の甘露煮」

「菜の花の和え物」

「馬肉入りコロッケ」

「辛子レンコン」

「柚子大根の漬け物」

「桜餅」

「デコポン」

 

という内容。東京版と違って、沿線の名物というよりは

熊本の美味しい物が凝縮されているわけですね。

野菜が多めなので栄養バランスも良く、

1000円という値段も、かなりお得感がありました。

 

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こちらも、東京版と同じく、薄焼き卵が「はやぶさ」の形に切られていました。

こういった期間限定のお弁当って、旅の楽しみを更に増やしてくれますよね。

包装紙は、僕のスクラップ帳にしまっておこうかなぁ。

 

「駅たべ」?東京・富士ぶさ編

2009年03月29日 日曜日

シリーズにする、と言っておきながら

前回の「第2弾」と、今回の「第3弾」が2ヶ月も空いてしまった

「駅たべ」です。果たして、何回まで行くんだか・・・。

 

先日までダラダラと書いていた「富士ぶさ」の旅ですが、

その中で食べた3食のご飯のうち、2食が駅弁でした。

 

東京を出発する際、大急ぎで列車の撮影を終えて

駅の売店に駆け込んで買ったのが、この

「さよなら寝台特急『富士★はやぶさ』記念弁当」です。

まあ、鉄っちゃん旅としては、これを買うのは当然の選択です(笑)

 

それにしても、さすがお弁当のパッケージになる写真は・・・イイ角度で

列車を撮影しています。変なところに感心していますが。

 

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このお弁当、もちろん今回の「富士ぶさ」引退に合わせた

期間限定のお弁当だったんですが、その中身のこだわりがスゴイ。

 

まず、ご飯は黒米の上にカニフレークと「はやぶさ」型に切った人参、

具は沿線の名物がずらっと並んでいます。

 

「東京」・・・ベッタラ漬け

「横浜」・・・シューマイ

「静岡」・・・抹茶わらび餅

「名古屋」・・・味噌カツ

「京都」・・・豆腐と湯葉の揚げ煮

「大阪」・・・たこ焼き

「山口」・・・有頭海老の素揚げ

「福岡」・・・高菜炒め

「大分」・・・椎茸煮

「熊本」・・・からし蓮根

 

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よくぞ、ここまで揃えた!!という豪華なラインナップ。

しかも、味付けが薄めにしてあるので、ご飯でもおつまみでも

どちらでもいけるお弁当でした。

僕の場合は、車内でお酒を飲みながら頂きました。

これで価格は1000円!!

あまりの美味しさに、旅を終えて帰ってきた東京駅で

新たに1つ買って、家でも食べました(笑)

お引っ越し

2009年03月28日 土曜日

昨日の日記に書いたように「朝生とちぎ」は来週まで担当するのですが、

宇都宮の家は、今日で引き払うことになっていました。

そんなわけで、今日はお引っ越し。

東京の家からレンタカーで宇都宮まで往復して

荷物を運んできました。

 

そして、今日は皆さんご存じの通り、ETCを搭載した車の

土日祝日の地方高速道路料金が上限1000円に。

 

その初日の高速道路はどうかと東北道で行ってみたんですが、

思ったほどの混雑ぶりではありませんでした。

とはいえ、そこは土曜日の東北道。

途中に立ち寄った佐野サービスエリアは車でいっぱいでした。

 

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もう栃木に行く機会も少なくなってしまうので、少しでも名物を食べようと

佐野ラーメンを注文。ここで「チャーシュー丼」とのセットにしてしまうのは

僕にとっては当たり前の事です(笑)

 

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佐野ラーメンの特徴は、この平打ちのモチモチとした麺。

食べ応え充分でした・・・が、他にも「いもフライ」を食べちゃいました。

いや〜、サービスエリアの食べ物って、なんか食べたくなるんだよなあ。

 

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そして、やはり「高速道路1000円」に引っかけて、

様々な商品が値下げされた「1000円コーナー」もありました。

 

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本当は、料金所での「割引」という表示を撮影したかったんですが、

運転しながらは危険なので、もちろん止めました。

ちなみに以前に東京から行った時より1300円も安くなっていて、

これが往復となると・・・やっぱりかなり得した気分!!

これは、利用者が増えそうですね〜。経済効果も相当出る気がします。

 

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早く安い高速道路のおかげで、明るいうちにお引っ越しも完了。

2年半お世話になった宇都宮の家ともお別れです。

でも、週の半分しかつかっていなかったので、

ちょっと掃除しただけで、このピカピカ状態!!

本当にありがとうございましたっ!!

「朝生」卒業します。

2009年03月27日 金曜日

春といえば、卒業の季節・・・。そして僕も、卒業のご報告です。

 

3年前の10月からやってきた、とちぎテレビ「朝生とちぎ」の木曜日・金曜日を

来週の金曜日4月3日で卒業させて頂く事になり、今日の「朝生」の

エンディングでご報告をさせて頂きました。

 

まだ来週の放送があるせいか、全く実感はありません。

でも、番組の終わった後にスタッフのみんなに聞いたら、

「卒業しちゃうんだなぁ、という実感が湧いてきた」と言っていましたけどね。

 

そんなわけで来週の「朝生」では、僕が関わった様々なコーナーの

総集編をお送りします。そして、僕のスタジオの出番も残り2回。

ぜひ、栃木の皆さん、お付き合い下さいね!!

名古屋でCM撮影

2009年03月24日 火曜日

今、WBCの決勝「日本vs韓国」のダイジェスト放送を見ながらブログを書いています。

全国で、どれくらいの人が見ているんだろう・・・。

 

今日は朝から銀座で、スカパー!のCMのナレーションのお仕事、

午後からは千葉テレビに行って、

今年の「マリーンズナイター」の打ち合わせをしてきました。

そして、そのどちらの仕事場でもWBCを見ていました(笑)。

僕が仕事をサボっていたんじゃなくて、その場にいたみんなが見ていたんです。

何せ、どちらも野球に関するお仕事だったので、WBCは気になるわけで。

 

今日、何回「じゃあ、このイニングが終わったら、次の・・・」と

いう会話をした事でしょう。いや〜、良かった良かった。

 

さて、その仕事のうちスカパー!の仕事というのは、以前に書いた

宮崎での仕事、スカパー!で流れる野球中継のCMです。

 

そして先日も、CMの撮影でお出かけをしてきました。

 

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前回は飛行機で宮崎1泊だったのですが、今回は新幹線。

早朝に東京駅から「のぞみ」で出発。名古屋に向かいます。

 

その車内でスタッフさんと合流。名古屋駅に着くと、一緒に

タクシーに乗り込み撮影現場へ・・・と思ったら、

タクシーが路地に入って行く。

「あれ、今って撮影現場に向かっているんですよね?」

「あっ、その前にお昼ご飯を。予約してありますので。」

すご〜い!こんな仕事、したことない(笑)・・・と思ったのですが、

周りの人が当たり前のような顔をしているので、興奮を抑える僕。


 

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到着したのは、立派な構えの「なまずや」

店の名前には「なまず」とありますが、その横には「うなぎ」の文字。

ということは・・・??

 

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ジャ〜ン!!名古屋名物の「ひつまぶし」でございます。

僕は生まれて今まで、名古屋の「ひつまぶし」はお弁当でしか

食べた事がありませんでした。それが、急に出会えるなんて!!

 

というわけで、律儀に「そのまま」「薬味をかけて」「お茶漬けで」と

1杯ずつ頂きました。そのウマイのなんの!!

何が驚いたって、うなぎの脂の乗り方が半端じゃないんです。

よく、グルメ番組で「口の中に入れただけで溶けた」という言い方をしますが、

うなぎが、ほとんど口の中で溶けちゃうんです。

そして、後に濃厚な旨味が残る。それを薬味が程よく中和してくれるので

スイスイ行ける。僕の個人的には「薬味をかける」2杯目の食べ方が一番好きかな。

ちなみに「なまずや」の名前の通り、メニューには、なまず料理もありました。

 

あまりの美味しさに、何のために名古屋に来たか、一瞬忘れましたが(笑)

本来の目的地へ。

 

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頭上にそびえる「ドラゴンズ」の文字。中日ドラゴンズの室内練習場です。

今回の撮影場所はここ。

 

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室内練習場の横には、2軍の球場があります。

2軍の球場、というとピンと来ないと思いますが、ここは

以前は「ナゴヤ球場」として1軍の熱戦の舞台となったところです。

 

すぐ横には新幹線が走っています。

そういえば、昔は夜に新幹線でこの辺りを通ると、

ナイターをやっているナゴヤ球場からのカクテル光線が映っていたっけ。

 

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そして、撮影はこの室内練習場で行いました。お相手は中日の井端選手。

残念ながら一緒に撮った写真は無いんですが、クールなイメージと違って

とても気さくな方でした。しかも、スタッフの人の演技指導を聞くと

あっという間に、それが出来てしまう・・・頭がイイ!!という感じでした。

名古屋地区では、地上波でも流れる予定です。そのほかの地域でも

スカパー!では流れるそうなので、楽しみです。

 

このスカパー!CM、福岡と名古屋では現地撮影でしたが、

他にも「巨人バージョン」と「広島バージョン」があります。

僕も完成が楽しみです。

 

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井端選手の素晴らしい演技のおかげで、スムーズに撮影は終了。

そして、スタッフ一行は、名古屋コーチンを食べに夜の街へ。

そして僕も・・・行きたかったなぁ。実はこの日は水曜日。

翌日に「朝生とちぎ」の生放送があった僕は、泣く泣くスタッフさんと別れ、

名古屋から宇都宮へ向かったのでした。

 

それにしても、今や「のぞみ」は10分間隔。指定を取ってホームに上れば

すぐに乗ることが出来ます。僕のように、少しでも早く先を急ぎたい時には

本当に便利です。この日も、おかげでスムーズに移動できました。

名古屋の街は、また改めてゆっくり楽しみたいと思います。

サンライズ(2)

2009年03月24日 火曜日

旅の締めくくりに乗った「サンライズ瀬戸・出雲」

今まで「寝台特急=ブルートレイン」だった私にとって、

電車型の「サンライズ」は、中も発見の連続でした。

 

まず、「サンライズ」の大きな特徴は、寝台車が全て個室だということ。

2段寝台は無いんです。向かい合った寝台に乗り合わせた人が話す機会も

無くなっちゃうのかなぁ、なんて少し寂しい気もしますが・・・。

 

その個室がある車両の中には、このように2階建てになっている車両もあります。

 

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そして、個室は全て暗証番号で鍵がかかるようになっています。

ドアを閉めた時に、自分で決めた番号を押すと鍵がかかり、

もう一度同じ番号を押すとドアが開く、という仕組み。

 

ちなみに「富士ぶさ」は普通の鍵が一部屋ずつありましたが、

洗面所などで無くす人も多かったそうです。

しかも、盗難事件にも繋がるので、このように暗証番号になったんでしょうね。

 

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それでは、僕の個室へ。あえて、「富士ぶさ」と同じ

B寝台の1人用個室「ソロ」を買ってみたんですが・・・う〜ん、少し狭い。

ちなみに、個室は「富士ぶさ」のソロと同じく、1階と2階の部屋が連なっていて、

僕の部屋は2階。窓が大きく、開放感があります。

 

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自分の部屋に荷物を置いたら、車内を探検!!

まずは、個室中心の列車らしく「ラウンジ」があるのを発見。

ちょっとした会話や食事にも使えそう。

 

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そして、寝台特急の中にある唯一の「普通車指定席」が、

この「ノビノビ座席」です。上下二段になっているフルフラットシート。

簡単な仕切りの他、読書灯や小物置き、そしてひざ掛けもあるんです。

足を伸ばして横になれるのに寝台料金はかからないので、

格安旅行をしたい学生さんにオススメ。

 

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続いては縦長の部屋「シングルツイン」

1人用の個室として広々と使うことも出来ますが、

跳ね上げ式の補助ベッドを使うと、2人用としても使える優れモノです。

 

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こちらは、「ソロ」と同じB寝台1人用個室ながら

より広々とした空間で1人の空間を楽しむ事が出来る「シングル」

値段は少しプラスされますが、これはゆったり出来そうですね。

 

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このほかにも、テーブルや椅子、液晶テレビや洗面台が付いた

豪華なA寝台1人用個室「シングルDX」や、広い個室にツインベッドを備えた

「サンライズツイン」など、6タイプの寝台・座席があります。

更にシャワー室も付いているので、まさに至れり尽くせり!!

 

僕の場合は乗車駅の岡山発が22時33分、東京着が7時08分だったので、

「もっと乗りたかった!!」と、乗った直後に思っちゃいました・・・。

 

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車内見学を終えて、部屋に戻るといつの間にかウトウト・・・。

目が覚めると、横を見慣れた列車が。

「あれ・・・これ、横須賀線?」そう、いつの間にか横浜まで来ていました。」

 

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そんなわけで、東京に無事に到着!!

3日前の夕方に同じホームを出てから、37時間ほぼ移動しっぱなし(笑)

でも、密度の濃い、たくさんの思い出を作ることが出来ました。

 

東京から西に向かうブルートレインは姿を消しましたが、まだ日本には

ブルートレインが残っています。そして、サンライズのように、新たな時代を担う寝台列車も。

 

僕も含め、「引退」という言葉を聞いて改めてその存在の尊さに気付く人が多いのですが、

「乗ること」で列車を「残すこと」も大切なんだな、とつくづく感じました。

夜汽車の旅、良いものですよ〜。

 

サンライズ(1)

2009年03月23日 月曜日

駆け足で終わった「富士ぶさ」の旅。

その締めくくりの列車に乗るために向かったのは岡山駅です。

ここで瀬戸内海の魚介に舌鼓を打って・・・と思ったんですが、

岡山駅に着いたのは夜の9時半・・・あ、あれっ?

 

いや〜、実は当初の予定では、もうちょっと早く着く予定だったんです。

でも、九州で列車の撮影に時間を費やしたり、小倉で「やっぱり泊まろうかな〜」なんて

駅をウロウロしたりしていたせいで、どんどんと予定が押しちゃったんです。

それでも、「岡山までは新幹線の自由席だから〜」なんて、のんびりしていたら・・・。

 

確かに着くには着けました。でも・・・名物を何も食べていない!!(笑)

これまでに、「富士ぶさ」の引退記念弁当は食べました(それについては、また改めて)。

でも、九州らしいものを一つも食べられなかったんです。とんこつラーメンさえも・・・。

 

そこで、岡山へ向かう新幹線の中で「きっと岡山の駅なら、美味しい物が食べられる」と

最後の希望を抱くことに。しかし、着いてみたら、ほとんどのお店は営業終了(笑)。

仕方なく、閉店間際の定食屋(ただし、東京にもあるお店)で普通の定食を食べ(泣)

大急ぎでホームへ。人影もまばらな、寂しいホームで、この列車を待ちます。

 

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東京行きの寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」です。

寝台特急といっても、「ブルートレイン」ではありません。

 

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入ってきた車両は、「ブルー」ではなく、「サンライズ」の名の通りの暖色。

しかも、先頭に機関車はありません・・・そう、これは「電車」なんです。

 

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その証拠に、寝台車の上には、普通の電車と同じように

電線から電気を取る「パンタグラフ」が付いています。

 

まさに、新しい時代の寝台特急という事が言えるかも知れません。

今回の「富士ぶさ」の旅の帰り方を考えた結果、

引退するブルートレインと、新時代の寝台特急を乗り比べてみようと思ったのです。

 

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客車ではなく電車、となると便利な事が多くあります。

まず、機関車の付け替えなどが無いので、それぞれの編成が単独で走る事が出来ます。

この「サンライズ」の場合は、四国・高松から来る「サンライズ瀬戸」と

山陰・出雲市から来る「サンライズ出雲」が、この岡山で連結し、東京へ向かいます。

その連結も非常にスムーズ。先に着いた「サンライズ瀬戸」が連結準備をします。

 

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そこへ「サンライズ出雲」が到着し、あっという間に連結が完了。

ちなみに、この「サンライズ」が登場するまで「瀬戸」も「出雲」も

「富士」「はやぶさ」と同じブルートレインでした。

 

でも、駅で乗客の皆さんや鉄道ファンが撮影する風景は、

列車が進化しても変わらない光景なんですね〜。

この新時代の寝台特急、車内もスゴイんです・・・今回はここまで。

小笠原神社に行ってみました。

2009年03月22日 日曜日

今回の「富士ぶさ」の旅、その出発前に僕は「帰り方」を考えていました。

せっかく行きに「富士ぶさ」に乗るのだから、帰りにも

何か鉄っちゃんらしい帰りのルートは無いだろうか、と思っていたんですね。

 

そこで、出発前に考えたのは、門司港駅近くにある「九州鉄道記念館」

だったんですが・・・。博多からソニックに乗った僕は・・・。

 

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小倉から日豊本線に入った、この「行橋駅」に降りました。

ここは、かつて機関区など九州の鉄道の大きな拠点となった駅で

駅前にはSL「C11」の車輪が展示されています・・・が、

それが目的ではありません。

 

行橋駅からバスに乗ること45分。

着いた場所は、その名も「小笠原神社」でございます。

 

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こちらは、清和天皇 清和源氏の流れをくむ、全国の小笠原家の始祖・

小笠原長清公の御霊を祀る唯一の氏神神社、なんです。

 

でも、今までその神社の存在は全く知りませんでした。

最近、たまたま神社の宮司さんが僕のホームページを見つけてメールを下さり、

それを確認したのが、なんと「富士ぶさ」の中でパソコンを見た時だったんです。

 

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場所が「福岡県」と分かり、このタイミングは・・・行ってみようかな?と

予定を変更して向かったのです。

「自分たちの先祖の努力によって今の自分がある」という事を知って欲しい、と

話す宮司さんと共に、自分の由来・ルーツについて勉強をする事が出来ました。

 

さて、行橋駅に戻ると、時間は夕方の6時。

そこで、ふと、ある事に気付きました。急いで近くの地図を確認!!

10分ほど歩いた橋の近くで

約20分後にやってくる、あの列車を待つことにしました。

 

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はい、大分を出た東京行きの「富士」が行橋を通る時間だったんです。

つまり、この日の朝まで僕が乗っていた「はやぶさ」と、昨日の朝から

共に走っていた列車が、再び東京に向け走る姿をキャッチ出来たというわけです。

 

正面から待ち受けるか、周りの景色と一緒に収めるか・・・色々と考えたんですが、

夜汽車っぽく「月」を、そして春に引退する列車らしく、橋の下の「菜の花」を入れた

角度から撮ってみました。

 

でも、分かりづらかったなぁ。

 

納得がいかなくて、

この後、2時間ぐらい、その事を引きずっていました(笑)。

 

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そのショック状態のまま(笑)行橋からは再び「ソニック」で小倉へ。

今度は「青いソニック」です。2種類の「ソニック」に乗れたのはラッキー!

青いソニックの内装もオシャレです。

 

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そして、あっという間に小倉へ。先ほどの「富士」をうまく撮影できなかった

ショックから「小倉に1泊して、明日の朝に東京から来る『富士』を

待ちかまえようかな〜」と本気で考えたんですが(笑)、お金も時間も

相当なロスになっちゃうので、当初の予定に従うことにしました。

 

あの時、大きなカバンを持って、改札の前を20分くらいウロウロしていた僕は、

周りの人には、さぞや不審人物に映ったことでしょう(笑)

 

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小倉からは、西日本でしか見られない新幹線「ひかりレールスター」で岡山へ。

なんで岡山なのかというと、最後に乗りたい列車があったからです。

次回へ続く。

 

九州汽車旅

2009年03月21日 土曜日

18時間にも及ぶ「富士・はやぶさ」での旅を終えて降り立った熊本。

駅の横では、着々と九州新幹線の建設工事が行われています。

 

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鉄道の世代交代を感じさせる光景。

そして、熊本駅の構内では、「はやぶさ」の歴史を振り返る

写真展が開かれていました。

 

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また、売店には多くの「はやぶさ・さよなら記念グッズ」が。

お菓子やポスターなどもあるんですが、さすがは九州!!と思ったのは

この「焼酎セット」。しかも、これが飛ぶように売れていました。

僕は瓶の重さが気になって止めましたが(笑)

 

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さて、熊本駅の周りを見学したら、あっという間に熊本の滞在時間は終了!

熊本城でも見てくれば?と言われそうですが、1時間も経たないうちに

反対方向の特急「リレーつばめ」で博多へ。いや〜、鉄っちゃん的な旅だなあ。

 

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九州の特急列車は、他と比べてもオシャレなものが多い。

それは内装・外観どちらにも言える事なんですが、

外国・特にヨーロッパ調の列車が活躍をしています。

上の「リレーつばめ」もそうですが、

それ以上に気になっていたのは博多〜長崎間を走る

「かもめ」号の新型車両、通称「白いつばめ」。

 

今回は長崎方面に足を運ぶ時間が無さそうなので

乗るのを諦めていたんですが、予想外の展開が待っていました。

博多で「リレーつばめ」から乗り換え、小倉まで向かう

特急「ソニック」の車両が、この「白いつばめ」の車両だったんです。

 

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どうですか??新幹線にも負けないようなスマートなデザイン。

写真や映像で見て、一度乗ってみたいと思っていました。

 

実は、博多から小倉を経由して大分方面に向かう「ソニック」にも

このような「かもめ」型車両が使われている事は知っていました。

 

ただ、ソニック型の車両は白い車体に青い線が入っているのに対して、

僕が乗った「ソニック」は、「かもめ」型を示す黄色の線。

つまり、正真正銘の「かもめ」型に乗れたというわけです。

・・・はい、ここまで言うと、かなりマニアックなので、このくらいにします(笑)

 

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この「かもめ」型車両の一番の大きな特徴は、革張りの座席。

重厚感があって、座ったときのゆったり感も群を抜いています。

一応言っておきますが、別に「かもめ」の座席がマッサージチェア、

という事ではありません(笑)。自由席を含め、普通の座席全部が

革張りなんです。こんな列車で仕事に行ける九州のビジネスマンが羨ましい・・・。

 

しかも、この写真を撮った一番前の車両。その最前部の運転席はガラス張りの

広々とした造りになっています。外からの光も充分に入る開放的なデザイン。

他の地域にも、ぜひこんな特急列車が登場して欲しいものです。

で、どこへ向かっているのかって?それは、次回に・・・。