前回の日記で長々と東京出発前の様子を書きましたが・・・。

そろそろ、僕が乗った「富士ぶさ」の中をご紹介しましょう。

この列車には、3つの寝台があります。

まずは、僕の使った部屋は、B寝台1人用個室「ソロ」です。

「ソロ」だから「そろそろ」と振ったわけではありません。(寒っ!!)

 

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この「ソロ」は、横から見ると凸型の長方形の部屋が、互い違いに並んでいます。

この写真では、右上の出っ張った部分が、右隣の部屋ということ。

多少狭く感じるかも知れませんが、折りたたみ机、ゴミ箱、オーディオなどがあり、

落ち着いた空間になっています。しかも、驚くことに、この設備で

通常のB寝台と料金が同じなんです。(9450円(乗車券別))

 

この頃の「富士ぶさ」のチケットは全てが10秒で売り切れましたが、

おそらく「ソロ」が一番先に売り切れたんだろうなぁ。

よって僕はネットオークションで買いました。

車内で、何人かの鉄道ファンの人に

「どうやって手に入れたんですか!?」

「部屋の写真を撮らせてもらっても良いですか?」と

質問をされ、まるで芸能リポーターに囲まれたようでした(笑)

 

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ちなみに、こういった鍵も各部屋にあるので、安心です。

 

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そして、こちらが通常のB寝台車。以前に比べたら、だいぶきれいに改装されました。

右側が通路にあたり、窓があるんですが、その窓に面して折りたたみ椅子も付いています。

 

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そして・・・せっかくなので、もう一つの寝台もと思って

僕が他の人に聞かれたように、A寝台個室「シングルデラックス」にいた

ご年配のご夫婦に「写真撮っても良いですか?」とお願い。すると

「良いですよ」と快く応じてくれたので、撮らせて頂きました。

やはり他の寝台より値段も上がるだけあって(16500円(乗車券別))

天井も高く広々としています。

 

・・・とここで気付いたのですが、写真を撮らせてもらったご夫婦は、

この寝台を2部屋も、なぜ取ることが出来たんだろう・・・とても

鉄道ファンには見えなかったんですけど。聞いておけばよかった(笑)

 

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そんな事をやっているうちに、18時3分に東京駅を発車。

ちょうど帰宅ラッシュがピークに差しかかっている駅、

そして通勤電車を横に見て、旅がスタートします。

 

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車内にはアナウンスが。停車駅や車内設備など、通常の案内を終えると

淡々とした語り口のまま、こんな言葉が流れてきました。

 

「皆さまに愛されたこの列車の運転も、残りあと5日となりました。

これまでブルートレインを愛して下さり、本当にありがとうございました。

九州までの旅路をゆっくりとお楽しみ頂き、

また残りわずかの「富士・はやぶさ」の運転を

どうか温かく見守って頂きますよう、お願い致します」

 

淡々と・・・本当に淡々とだったのですが、自分の今までの旅の記憶が重なり、

熱いものがこみ上げてきました。きっと、車内の多くの人が

同じ思いで、このアナウンスを聞いたんだろうなあ。

つい、部屋の照明を消して、景色を見入ってしまいました。