意外にも、敷地の中に入れた広島市民球場。

しかも、バックスクリーンには、実際に試合をやっている時のように

選手の名前が映し出されていました。

1塁側(右側)には、まさに赤ヘル黄金時代のメンバーの名前。

山本浩二さんや衣笠さん。そして3塁側(左側)には、

平成になってからの広島・黄金時代のメンバーが名を連ねます。

でも・・・白抜きになっている部分には、見慣れない名前が・・・。

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と思ったら、グラウンドの中には、何やらカップルらしき姿が。

どうも、このお2人は結婚式を控えたカップルらしく、

結婚式用のビデオ撮影をしていたんです。

なるほど、こういう形でも球場は役に立っているんですね。

 

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さて、こちらは1塁側とライトスタンドを隔てるフェンス。

そこに、「津田プレート」の案内板が・・・。僕はすぐにピン
と来ました。

『あっ!!見られるんだ!!』

 

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そこから下に降りていくと、シーズン中には入れなかった、

1塁側のブルペンに進むことが出来ました。

目的は・・・。

 

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この柱に飾られたプレート。広島ファンはもちろん、プロ野球ファンなら

誰もが知っている、名投手のプレートです。

その下には、花が供えられていました。

 

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そのプレートの主は、広島で「炎のストッパー」と呼ばれ、

32歳の若さにして脳腫瘍で亡くなった津田恒美さん。

そのプレートが、今までブルペンに置かれていたのです。

投手交代の時にマウンドに向かう投手は、

このプレートに手を合わせて「津田さん、行ってきます」と

思いを伝えたそうです。

 

僕も小学生時代は、150キロを超すストレートで真っ向勝負する

津田投手に魅せられた一人で、津田さんについて書かれた

数々の本も持っています。そんな僕にとって、

津田さんのプレートに出会えた感動は、本当に忘れられないものになりました。

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そして、津田さんの気持ちになって、グラウンドを見てみる。

こんな角度でグラウンドを見ながら、気持ちを高めていったんですね。

昭和から平成へ、数々の感動が生まれた球場、

行って良かったと、つくずく思いました。

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