富山に住む、僕のアナウンス学校時代の仲間から連絡が入りました。

「東京に遊びに行きます」という連絡だったのですが、

詳しく話してみると、なんと目的の一つは「浪曲」とのこと。

 

今まで落語は好きで何回も聞いていましたが、そういえば

浪曲は聞いた事が無い・・・という事で、通い慣れた街・浅草にある

「木馬亭」に行ってきました。

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そして、その友達の目的の人こそが、浪曲界のプリンスとも言える、国本武春さん。

浪曲に限らず、三味線やジャズなど、様々なジャンルとのコラボレーションを

次々と提案していく、まさに「エンターテイナー」です。落語界で言うなら

春風亭小朝さんという感じでしょうか・・・。

私も初めて生で聞いたのですが、落語のように笑いも盛り込まれているし、

しかも国本さんの声がスゴイ!!太さ、響き、奥行き、迫力・・・全てを

兼ね備えているのです。その節に合わせて、どんどん話の中へ聞く者を

引き込んでいくような感じ。圧倒されると共に、浪曲ってこんなに面白いんだ、と

教えてもらいました。

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そして、なんと楽屋におじゃまさせて頂いて、ご挨拶まで。

本当に気さくな方で、それと同時に浪曲に対する想いは

本当に深いものがありました。色々な見せ方の提案をしていくのも、

全ては「多くの人に浪曲の良さを知ってもらいたいから」と語る国本さん。

この日も、直後にテレビの収録を控えていながら、30分近くも

貴重なお話を聞かせてくれました。これからの趣味の一つに

「浪曲」が加わった日です。